『ごみの現状とまちづくりの未来ビジョン』(中村美奈子)
R5年六月定例会
1、安全で安心なまち「生活環境」について
(1)小諸市のごみについて
①ごみの分別と排出量の現状はどうか
②ごみ減量アドバイザーの役割と成果はどうか
③家庭ごみと事業系ごみでは出し方にどのような違いがあるか
④高齢者のためのごみ出しの支援対策はどうか
2、安心して快適に暮らせるまちについて
(1)居心地の良いひらかれた都市づくりについて
①小諸駅利用者への配慮はどうか
3、「観光による地域づくり」について
(1)地域の宝と資源活用について
①こもろ市民まつり開催の進捗状況はどうか
②小諸ならではの魅力アップ促進の状況はどうか
③駅周辺と懐古園の未来ビジョンとは何か
令和5年6月14日
◇ 中村 美奈子 議員 一般質問のすべて ◇
○議長(丸山正昭議員)
次に、一問一答方式により、2番、中村美奈子議員の質問を許します。
2番、中村美奈子議員。
〔2番 中村美奈子議員 質問席〕
○2番(中村美奈子議員)
議席番号2番、中村美奈子です。
市議会議員になり、早いもので4か月が過ぎ、2回目の一般質問をさせていただきます。
今回も初心を忘れず、市民が主役のまちづくり、市民が主役の市政運営を議会と行政で真剣に、必死に考えていきたいと決意を新たにしております。市民生活が、昨日よりも今日、今日よりも明日というように、充実するよう手を携えていきましょう。
よろしくお願いいたします。
それでは、通告順に従い、質問いたします。
件名1、安全で安心なまち「生活環境」について。
先月、5月30日のごみゼロの日に合わせて、小諸市の活動に仲間たちと参加してきました。飯綱山公園のごみ拾いでは、それほどの量は無いものの、先ほど、市民生活部長おっしゃったように、タイヤなど、どうしてここにというようなものが捨てられておりました。
日頃、市民の皆さんの多くは、各地域での朝清掃や行事としての衛生活動、さらにはごみ当番まで決めて、鳥や猫に荒らされないようにネットをかけ、生ごみの日にはたるを用意して、たる洗いまでしているところもあり、また、ごみの分別されていない家には丁寧にお届けして指導をなさるというような熱心な地域もあるそうです。
そのような活動も踏まえて質問いたします。
要旨(1)小諸市のごみについて。
広報こもろで毎月掲載されるごみ推進係の記事や、3月にステラホールで行われたゼロカーボン環境フォーラムでの内容と市民の声を聞いた中で、私たち小諸市民一人ひとりが出しているごみについての現状を知り、もう一度、分別や出し方を確認する必要があると感じました。
今年の広報こもろ1月号で、多くの市民がとっても驚いたという記事を紹介しますと、「燃えるごみの中に資源としてリサイクルできるものが約30%入っていて、段ボールや古紙は資源として売却すると1年間で480万円の収入になり、焼却経費は約1,620万円、その480万円と合わせて約2,100万円の損失金が生じている」という記事でした。一生懸命分別をなさる方がいる一方で、そうでない方のいることの事実をしっかり受け止め、今後の対策をもっと真剣に考えるべきだと思います。非常にもったいない、大きな損失金は小諸市民が納めている大切な税金です。
では、質問事項①ごみの分別と排出量の現状はどうか、伺います。
○議長(丸山正昭議員)
答弁を求めます。
市長。
○市長(小泉俊博君)
お答えをいたします。
現在、ごみ焼却施設クリーンヒルこもろでのごみの焼却量、およそ年間7,000トンであります。これは、当初の見込みの約6,000トンを大きく上回っている状況であります。そこで、運転時間を延長し、ごみの焼却を行っているため、運転の費用と焼却炉にかかる負荷、これが増している状況であります。
ごみの分別による燃やすごみの減量と再資源化については、喫緊の課題であると捉え、燃やすごみの量を当初見込んだ年間6,000トン、これに減量することを目標として、啓発等、取組を行っているところであります。コロナ禍で実施できない年もありましたが、例年、燃やしてよいごみの排出状況を把握し、ごみの減量の施策とリサイクルを推進する際の基礎資料とするために、ごみ袋の内容を検査する組成調査というのを行っております。
令和4年度の調査では、燃やすごみの袋の中のおよそ3割が、紙や生ごみ等の資源物でありました。この資源物を分別いただければ、先ほどもお話がありましたが、焼却費用の減額と資源の売却益で、年間2,100万円ほどの節約効果が期待でき、他の事業に活用できる可能性があります。また、焼却するごみの量が減ることで、脱炭素の取組にもつながるということであります。
引き続き、広報、またホームページ等で、ごみの分別の、また、減量やリサイクルについて啓発をし、お願いしているところでありますが、目標達成には、市民の多くの皆様のご協力が不可欠であるというふうに考えます。
以上でございます。
○議長(丸山正昭議員)
中村美奈子議員。
○2番(中村美奈子議員)
市民の皆さんに、ごみの分別の現状と税金の無駄遣いをしていることをしっかり周知して、さらにそのお金が、例えば、高齢者サービス、子育て世帯への支援などに有効活用ができるんだということを、もっと大きくPRできないだろうかなとも思います。
具体的に、ごみの排出量と、ごみの処理にかかる経費や減量については、前年比というくくりだけではなく、前月比とか、半年比という形で掲載して、削減努力を促し、市民の努力によってこれだけの経費が節減され、税金の有効活用ができる、反対に、市民の分別の悪さでこんなにも私たちの税金が損失されているといったような正しい情報を、いつも気に留められるような短いスパンで、定期的に周知してもらいたいと思いますが、いかがでしょうか。
○議長(丸山正昭議員)
市民生活部長。
○市民生活部長(大森宏之君)
貴重な意見、ありがとうございます。
ごみの分別については、毎月の広報こもろの減ちゃんのごみ分別相談所や、小学生への環境教育、また、ごみ減量アドバイザーの活動等でお知らせしているところでございますけれども、市民の皆さんのさらなる意識の高揚のために、広報等を通じて、節約の効果、数字、分かりやすいような形の中で掲載する努力をしていきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
以上でございます。
○議長(丸山正昭議員)
中村美奈子議員。
○2番(中村美奈子議員)
よろしくお願いいたします。
それでは、これでパネルのほうを見ていただきたいんですけれども、ここ5年間の小諸市の1人1日当たりのごみの排出量をご覧ください。
平成29年からのごみの量なんですけれども、791グラム、1人1日当たりなんですけれども、年々増えていきまして、令和元年には一番多くなって、814グラムになりまして、今現在、最新の情報で807グラム、令和3年のまとめですけれども、807グラムという数字が出ています。
次も、最新の県のまとめだそうですが、令和3年度集計結果になります。77市町村中で小諸市がどのくらいの順位なのかというところなんですが、近隣の上田市、佐久市、東御市と比べてもとても多いです。前年度よりは0.7%少なくなりましたが、南牧ですか、日本で一番少ないとか、軽井沢は非常に多い、ごみが多いということも出ていますが、今日は小諸市のことだけでいきたいと思います。
次に、生活ごみと事業系ごみを集計した結果です。
近隣の19市で見たものなんですが、19市中12位ということで、こちらもそんなにごみの量が少ないという部類には入りません。お隣の佐久市、東御市と比べても非常に多いですし、さらには、長野県全体の平均だそうですけれども、平均と比べてもかなり多いことに驚きました。
これらの集計結果を踏まえ、小諸市の生活ごみ、事業系ごみ両方とも、なぜこんなに多いのか調査をしたり、対策を考えておりますでしょうか。
○議長(丸山正昭議員)
市民生活部長。
○市民生活部長(大森宏之君)
まず、それぞれの市町村でごみの量違うのは、収集方法や処理方法が異なることが要因のひとつと考えられております。
当市は早い時期から生ごみを収集して、堆肥としてリサイクルしているため、排出量にカウントされておりますけれども、生ごみをコンポスター、いわゆる発酵させ肥料にする機材といいますか、により畑などで自家処理をしている市町村や、事業系一般廃棄物の搬入を認めず、産業廃棄物として民間の処理業者に排出させている市町村は、その排出量にカウントされないため、排出量に差があると推察しているところでございます。
ですから、一概に他市町村と比較して多い、少ないということはある意味言えない部分もございますが、参考にするような数値だというふうには考えておりますし、その数値が前年比と比べ、多い、少ないということは、その市で、小諸市でも判断の材料の大きな基準にはなると思いますが、参考という形の中で我々見ているところでございます。
社会の在り方が変化して、核家族化が進み、世帯数が増加しているため、各市町村においてもごみの量は増えている、そんなような状況だというふうに思います。
ごみ減量の対策としましては、今年度より、ごみ分別方法が掲載されているごみカレンダーを全戸配布いただくことを、区に加入されていない方も含めて、各区の区長さんに依頼をさせていただいたところでございます。
また、インターネットでも利用できるごみ分別辞典ごみサクのQRコードを、ごみカレンダー、広報こもろ等へ掲載して、分別辞典の利用をあらゆる場面でご案内しておるところでございます。
ごみ、先ほど1,000トン削減する必要があるということで答弁申し上げましたけれども、ごみ1,000トンの目標の達成には、1人当たり例えますと、1人24キログラムとなります。1日にすると66グラムの減量という形になります。市民1人当たり1日66グラムの減量が必要となります。物に例えますと、1日角砂糖20個相当の減量という数字になろうかと思います。
現在、家庭から出るごみのうち、再資源化できるものの割合であるリサイクル率は36%と高い割合でございます。減量とさらなる再資源化を推進し、目標達成を目指してまいりたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。
以上でございます。
○議長(丸山正昭議員)
中村美奈子議員。
○2番(中村美奈子議員)
ごみ増加の原因として、コロナ化による家庭での飲食が増えたり、核家族化こともあります。先ほど不法投棄という話もありましたが、その不法投棄の50キロ、1日50キロの不法投棄ということをお聞きしましたが、こちらの対策、また、市民に呼びかけている活動はありますでしょうか。
○議長(丸山正昭議員)
市民生活部長。
○市民生活部長(大森宏之君)
先ほど、小林哲子議員の答弁で申し上げたとおり、1日パトロールをしていまして、平均とすると、車で85キロ程度を走行して、平均しますと50キログラムをクリーンヒルこもろに搬入をしているところでございます。
それにあわせて、クリーンヒルこもろへ搬入できないものもございます。例えますと、家電や廃タイヤなどはクリーンヒルこもろに搬入できないという形になっております。これはどうするかといいますと、家電リサイクル法に基づいてリサイクル業者へ引き取ってもらうということになります。家電は。廃タイヤはそれ専用の廃タイヤが処分できる民間業者へ処分を委託するようなことになります。それぞれ料金が発生しますので、処分料をお支払いしながら、不法投棄であるといえども料金が発生しますので、そういったものについても経費がかかるものでございます。
これにつきましても、さらなる不法投棄の防止の意味も考えまして、あと、分別、その他のごみのいろいろな関連する市民へのお願いも含めて、広報等を充実させていただくような形で考えておりますので、よろしくお願いいたします。
以上でございます。
○議長(丸山正昭議員)
中村美奈子議員。
○2番(中村美奈子議員)
その啓発活動なんですけれども、市内小中学校の児童生徒さんにポスターを頼んだり、市民に募集したり、そういう活動というのは考えていないんでしょうか。
○議長(丸山正昭議員)
市民生活部長。
○市民生活部長(大森宏之君)
子どもさんたちにつきましては、先ほどの答弁でも申し上げたとおり、社会見学で、4年生を中心だと思いますけれども、クリーンヒルこもろへ社会見学していただいて、その際にクイズ形式みたいな形の中で、このごみは燃やすごみなのか、埋立てごみなのか、リサイクルできるものなのかというようなクイズ方法で、担当が説明して、そんな学習をしていただいているということ、あと、施設見学の中で、ごみがどのように処理をされるのかということも勉強していただく、そんなことも取り組んでいるところでございますが、議員ご提案のとおり、そういった部分についても検討してまいりたいというふうに考えております。
以上でございます。
○議長(丸山正昭議員)
中村美奈子議員。
○2番(中村美奈子議員)
よろしくお願いいたします。
クリーンヒルこもろが、土曜日、日曜日フル稼働しているということで、年間1,000トンのごみの量を減量しなければ、土日休みにならない、その方々も休みにならない、しかも小諸市の税金は使われるということなので、市民1人当たりにすると1日角砂糖2粒とおっしゃって……、20粒、ごめんなさい、20粒想像していただければ、66グラムというグラムは結構お料理したりする方だと、つかみやすいですよね、お粉の量とか、お料理で分かりやすいんですけれども、角砂糖というのは今あんまり無いので、角砂糖20粒市民が頑張れば、排出量減らすように努力すれば、土曜日、日曜日フル稼働しなくてもという本当に気持ちを持って、市民一丸となって取り組めることかなと今、思いました。
そこまでご答弁いただいてありがとうございました。
では、今度は、小諸市での回収ごみの一例を見てみます。
生ごみ袋は中が見えないことをいいことに、このようなありさまには衝撃を受けました。袋の中には古着など洋服が入っていたり、缶や食品トレーごと捨ててあります。本当にこのような分別をされる方が小諸市にいるのかと悲しくなりました。
ほかのごみ袋に比べ、生ごみ袋の値段は高いです。高いからといって何を入れてもいいと思うのか、見えないから何を入れてもいいと思うのか、本当に悲しいですけれども、意識を変えていくしかないのかなとも思います。それで、対策として、生ごみ袋を透明でなおかつ溶けてしまうような袋、肥料として混ぜても有害にならないような袋がほかの県では使用されるとも聞きます。
小諸市としては、そのような袋の推進は考えておりますでしょうか。
○議長(丸山正昭議員)
市民生活部長。
○市民生活部長(大森宏之君)
紙製の生ごみ袋から水が漏れることがあるためプラスチック製のものに変えてほしいという要望は、まれにあるように聞いておりますが、浅麓汚泥再生処理センターで生ごみを処理する工程の時間内に、今の施設だとプラスチック製ごみ袋を分解することができないような仕組みというか、ものになってございます。
また、処理センターでは生ごみを肥料化していますけれども、紙袋や新聞の紙繊維が入っていることにより、ほぐしやすく安定したペレット状の肥料の作成が可能というふうになります。
なお、議員ご指摘のとおり、生ごみ袋等に古着等の異物が混入されていることもございます。この混入により、運転の停止、さらには故障による修繕を要する場合がありますので、時間と経費がかかって処理に苦慮している現実もございます。
以上でございます。
○議長(丸山正昭議員)
中村美奈子議員。
○2番(中村美奈子議員)
今の現段階では、生ごみ袋見えなくてもちゃんと意識して生ごみだけを入れるということを意識したい、そういう皆さん市民に呼びかけていきたいと思います。
次の写真をご覧ください。
こちらはプラごみを減らすつもりで、プラスチック容器の中にプラごみをたくさん詰め込んで捨てている方は多いです。これが実は間違っているという例です。リサイクル先で不適物になったり、クリーンヒルこもろで手作業の選別で取り除き、さらに焼却処分になってしまうといいますが、その理由は何でしょうか。
○議長(丸山正昭議員)
市民生活部長。
○市民生活部長(大森宏之君)
議員の今のご説明にもあったとおり、プラスチック容器包装については、圧縮して梱包してリサイクルされる商品として専門業者にそれを搬入しています。梱包する前の過程の際に、人の手選別で金属類や注射針等の異物を取り除いていますけれども、プラスチック製容器包装の中に、プラスチック製容器包装を詰め込まれているもの、要するに、スライドであったとおり、多重に袋が入っている場合とか、プラスチック製品が複数重なっているものについては、商品として認められないため、他の異物と同様に、先ほどの人の手でまずは手選別をして取り除くという作業が必要となってしまいます。
このため、リサイクル率の向上のため、正しい排出方法をご協力いただいているところでございますし、それにつきましても周知のほうもしてまいりたいというふうに思います。
以上でございます。
○議長(丸山正昭議員)
中村美奈子議員。
○2番(中村美奈子議員)
同じプラごみでも、容器と袋は別にしないと、リサイクル先でリサイクルできるものもできなくなってしまうということで、市民の皆さんはよいと思って、少なくしようと思ってやっていることでもあったりして、やはり多くの方々に分別の周知というものが非常に大切になってくると感じました。
先月、朝のニュースで、徳島市が分別ごみ推進のためにつくったごみ袋のネーミングが話題になっていました。ご存じでしょうか。それは、「分別頑張ったんやけど、燃やすしかないごみ」、ちょっとかんじゃったからもう一回いきます。「分別頑張ったんやけど、燃やすしかないごみ」です。何かすごく頑張った感があるネーミングで、ほかの市町村もあの手この手でご苦労なさっているんだなと共感しました。
ごみの減量とともに、正しく分別すれば本当にごみは資源に変わるということを合言葉に、市民一丸となって頑張りたいものです。
それでは、次の質問にまいります。
先月、クリーンヒルこもろを見学いたしました際、ごみ減量アドバイザーさんから説明や分かりやすく工夫された分別クイズがありました。アドバイザーの方々の応募方法と、人数はどのくらいで、募集定員に届いているのか、さらに小諸市のためにどのような活動をされているのかお聞きいたします。
質問事項②ごみ減量アドバイザーの役割と成果はどうか、伺います。
○議長(丸山正昭議員)
市長。
○市長(小泉俊博君)
お答えをしたいと思います。
ごみ減量アドバイザーの皆さんには、各方面で大変熱心に活動いただいておりまして、敬意を表するところであります。
アドバイザーの募集については、広報、また、ホームページによる公募を行いまして、現在は13名の方に委嘱をしており、十分な人数で活動していただいておるというふうに認識をしております。
コロナ禍では、近年は活動の機会が減少しておりましたが、今年度は既に、ごみゼロの日のイベントで、クリーンヒルこもろ会場における啓発活動、こんな取組を始めていただいております。
報酬は最低限のもので、ほとんどボランティアに近い形で活動をいただいております。
報酬は月額1,000円という形です。大変安いと思います。
ごみ減量アドバイザーの役割でありますけれども、ごみの減量と再資源化についてアドバイスをいただくことにあります。具体的には、衛生自治会の総会でのごみの減量と分別のご案内、また、各区や事業所からの要望による出前講座、それから、クリーンヒルこもろの見学の際の小学生や団体への環境学習等で、啓発活動等をしていただいております。
このような活動を積み重ねることでごみの分別と再資源化につながっていくものと考えておりますので、ご理解いただければというふうに思います。
以上でございます。
○議長(丸山正昭議員)
中村美奈子議員。
○2番(中村美奈子議員)
本当に、ありがたい大切なボランティアの皆さんをもっと市民全員が知るべきだと思いますし、この取組を認知し、評価すべきだと思います。そして、ごみの減量の成果なんかも数値化できると、アドバイザーさん方の励みになるかなというのをすごく感じます。
関連して、移住されてきた市民へはごみ減量アドバイザーも係っておりますか、伺います。
○議長(丸山正昭議員)
市民生活部長。
○市民生活部長(大森宏之君)
それぞれの住民の皆様方には、それぞれの区には衛生委員さんがいらっしゃいますので、衛生委員さん等でごみの集積所の管理もお願いをしてございますので、同様に分別についてもご指導していただいているということですので、アドバイザーということではなく、区の衛生委員さんのほうへお尋ねいただければというふうに思います。
以上でございます。
○議長(丸山正昭議員)
中村美奈子議員。
○2番(中村美奈子議員)
小諸市は非常にうれしいことに、移住してきてくださる方が増えています。しかし、ごみの分別を全くしていなかった他県から来た方々は非常に面倒だとお聞きします。
小諸市が何の目的を持って分別に力を入れているかしっかりと理解いただいた上で、ご協力願いたいと思ったのですが、衛生のほうと地域の区長さんなんかからご指導願っているということですが、私からも、アドバイザーさんのお話を聞いてすごく説明とか、分別のクイズとか、すっと入ってきたんです。とても、移住してきた方も分かりやすいかなと思ったので、そのアドバイザーさんとクリーンヒルこもろをセットにしてごみの減量に、知らないところから来た方も小諸市のごみを分かるように、そういう活動もしていけたらいいんじゃないかなと思いますが、いかがでしょうか。
○議長(丸山正昭議員)
市民生活部長。
○市民生活部長(大森宏之君)
それにつきましては、また検討させていただきたいと思いますが、いずれにいたしましてもそういうふうに議員さんおっしゃるとおり、何のためにこういう分別をするかという本来の目的をやっぱりご理解していただかないと、なかなか市のほうでお願いします、お願いしますと言っても、なかなか腹落ちしなければ、人間というものは行動に移さないということでございますので、その辺も含めて、いろんな様々な角度からそういった分別の必要性、ごみの減量の必要性というものも、先ほど来議員さんおっしゃるとおり数値も交えながら、分かりやすいような形の中でお伝えして、ご協力をいただく、そんなことを取り組んでまいりたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
○議長(丸山正昭議員)
中村美奈子議員。
○2番(中村美奈子議員)
ありがとうございます。よろしくお願いいたします。
それでは次にいきます。
少々、一般的には見えづらい事業系ごみについて触れたいと思います。
質問事項③家庭ごみと事業系ごみでは出し方にどのような違いがあるか、伺います。
○議長(丸山正昭議員)
市長。
○市長(小泉俊博君)
お答えをいたします。
ご承知のとおり、家庭ごみにつきましては家庭系ごみ袋をご購入いただきまして、ご自宅から近い集積所においてお出しをいただいております。一方、こちらが見えづらいと思いますが、事業系の一般廃棄物のクリーンヒルこもろへの排出方法というのは2つありまして、1つが1枚200円の事業系ごみ袋を購入いただいて直接クリーンヒルこもろへ搬入いただく方法、これが大体市内で約1,000事業所ご利用いただいております。2つ目が家庭系ごみ袋と1枚50円のステッカータイプの許可証をご購入いただいて、ごみ袋に貼って、お近くの集積所へお出しいただく、こういう方法があって、こちらは約200事業所ご利用いただいておるということであります。
ステッカーを購入いただいている方は店舗併用住宅を含む小規模事業者で、現在は縮小傾向にあります。事業系ごみ袋を購入する方法へ移行している途中であるため、経過措置として、現在もステッカーを使った排出方法は可能ですが、新規の事業者さんには事業系ごみ袋をご購入いただいているというような今、現状であります。
以上です。
○議長(丸山正昭議員)
中村美奈子議員。
○2番(中村美奈子議員)
理解しました。
さらにお聞きいたします。
昔からご商売をされている飲食店の事業者さんにお話を聞く機会がありました。事業系のごみは一般家庭のごみ出しよりお金はかかるが、それが事業者としての義務と誇りでもあるとおっしゃっておりました。しかし、新規事業者さんのごみ出しのやり方に納得がいかないという点もお聞きいたしました。それは、1枚200円の、市長おっしゃった200円の事業系ごみ袋は高いし、自分でクリーンヒルこもろまで運ばないといけないから、市の家庭ごみ袋で一般市民と同じように出している方がいるということです。きちんとルールを守っている方は大変切なく、許せない問題なのです。
なぜ、新規事業者には1枚50円のシールを売れないんでしょうか、これは既存事業者と新規事業者にとって平等に考えられている政策なんでしょうか、伺います。
○議長(丸山正昭議員)
市民生活部長。
○市民生活部長(大森宏之君)
議員ご指摘のとおり、現在、新規事業者の皆様には事業系ごみ袋を購入するような形でお願いしております。今後につきましては、ある程度の周知期間を設けまして、ステッカーを使用したごみの排出方法はなくす方法で考えております。これにつきましては、令和6年度から計画期間が始まる小諸市ごみ処理基本計画において整理をしていきたいというふうに考えております。
また、ごみの排出で、家庭系ごみ袋にステッカーを貼らない事業者さん、また、家庭系ごみ袋に事業系ごみ袋を混入している事業者さんがおりますので、その辺につきましては、個別指導も行いまして、ごみの排出の適正化を図ってまいりたいというふうに考えております。よろしくお願いいたします。
○議長(丸山正昭議員)
中村美奈子議員。
○2番(中村美奈子議員)
ご商売をされている方々に、地域の中で不平等感やトラブルのもとを生じさせないように、納得できる策を考えていただいてほしいですが、今のご答弁のとおり課題として受け止めましたが、現在は200件の既存事業者と、今後は移住者などでどんどん増えるとも思われる1,000件の新規事業者がある中で、ごみ出しの問題は放っておけないと思います。店舗、規模によってなのか、全て統一なのか答えを出すときがきていると思います。よろしくお願いいたします。
それでは、次の質問にいきます。
2025年団塊世代全てが75歳以上となり、その先を展望すると、団塊ジュニア世代、私もそこに入ってくるんですが、65歳以上になると、2040年になると高齢者がピークを迎えます。高齢化社会の現在、独り暮らしのお年寄り、もしくは老々介護、お年寄りのごみ出しは転倒の原因にもなり、大変危険になってきます。ごみは出さなければどんどんたまり、ごみ屋敷になり、本人だけではなく、周囲の住宅にも害虫やネズミ発生の迷惑が及ぶことになります。自宅収集など支援の必要性を考えていくべきだと思いました。
質問事項④高齢者のためのごみ出しの支援対策はどうか、伺います。
○議長(丸山正昭議員)
答弁願います。
市長。
○市長(小泉俊博君)
お答えをいたします。
集積所へのごみ出しが困難な高齢者につきましては、収集事業者が各家庭に伺い、ごみ処理施設へ搬入する有料の個別収集サービスを15世帯ほど、こちらが登録し、ご利用いただいております。
収集事業者が、一般廃棄物となる家庭ごみを収集運搬するには市の許可が必要となりますが、生ごみの搬入は浅麓汚泥再生処理センターへ、それ以外の家庭ごみはクリーンヒルこもろへの搬入となります。この両施設への搬入の許可を持っているのは、集積所へ排出される家庭ごみの収集運転業務を市が委託している浅麓工業企業組合、こちらと小諸北佐久シルバー人材センターの2収集事業者のみでありますが、今後はさらなる事業展開を検討しているというふうに聞いております。
また、市として、高齢者ごみ出し支援策に向けて、行政、これは高齢福祉課、生活環境課が中心になりますが、行政と小諸市社会福祉協議会、また、各事業所などによる情報共有の会議を経て、現在は社協の生活支援コーディネーターが、独り暮らし高齢者のごみ出しに関するアンケート調査を、こちらを行っているところであります。
ごみ出しに困っている方の割合、また、地域性の有無等、調査結果がまとまり次第、関係する皆様に報告し、また、共有するとともに、高齢者が住み慣れた地域で安心して暮らし続けることができるよう、ごみ出し支援について幅広く検討し、市民サービスの向上に努めてまいりたいというふうに考えております。
以上でございます。
○議長(丸山正昭議員)
中村美奈子議員。
○2番(中村美奈子議員)
今後のニーズによっては、行政側がある程度恒久化できるようにお手伝いして、長期的に実施できるように制度化していくのも大切なのかなと思われますし、さらに増えると思われる孤独死という問題を防ぐ効果もあるのかもしれないと思いました。
今後、委託先の運搬業者に、小諸市から補助金や負担金などで支援していくお考えはいかがでしょうか。
○議長(丸山正昭議員)
保健福祉部長。
○保健福祉部長(土屋雅志君)
先ほど市長答弁ありましたとおり、現在、社協におきまして、独り暮らし高齢者に対するアンケート調査を実施しておりますので、その調査結果を踏まえた中で、ごみ出し困難な障がい者も含めて、全体的な検討をしていきたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。
○議長(丸山正昭議員)
中村美奈子議員。
○2番(中村美奈子議員)
よろしくお願いいたします。
誰もが年を取ります。誰のためでもない自分事として、自分たちが年を取っても邪魔者にされず最期のときまで幸せを実感できるような、そんな小諸市を共に考えていきましょう。よろしくお願いします。
それでは、次の質問にいきます。
件名2、安心して快適に暮らせるまちについて。
要旨(1)居心地の良いひらかれた都市づくりについて。
長野県が目指す姿のひとつに、JR小海線、しなの鉄道の利用を促進し、沿線地域の活性化の推進があります。これを踏まえ、前回の質問の確認をさせていただきます。
それは、「冬の寒い中、乗り継ぎのため数十分も寒いベンチで待たなければならない、小諸市は私たちに優しくない」という市民の声でした。
傍聴に来られていた一般市民の方からも疑問の声をいただきました。私も駅員さんに確認しましたら、「途中下車になるのでそれはできない、一度改札を出たら切符は没収させていただく」とのことでした。
小海線から接続が悪く、待つのは仕方ないことでしょうが、せめて真冬の時期は切符を没収されない方法で、温かい場所で待てる手段を考えていただきたいと思いますが、質問です。
質問事項①小諸駅利用者への配慮はどうか、伺います。
○議長(丸山正昭議員)
市長。
○市長(小泉俊博君)
お答えをいたします。
小諸駅の待合の利用について、3月に答弁させていただいた内容と実際の対応に食い違いがあったということでありますけれども、改めて、こちらのほうで小諸駅に確認をさせていただきました。
すると、「原則として、片道乗車券で距離が100キロメートルに満たない普通乗車券は、目的駅までの途中で改札を出てしまうと切符が無効になってしまう下車前途無効というものがある」ということであります。ただし、「乗車券がJR小海線からしなの鉄道へ乗換えがある場合は、逆方向も含めてですが、小諸駅がJR線としなの鉄道線の連絡接続駅に当たるため、途中下車が可能である」ということであります。「条件が複雑であるため、ご存じないお客様も多いことから、駅の改札口でぜひお声がけをしてください」ということでありました。
また、最初に申し上げました「下車前途無効の場合でも待ち時間が長かったり、それから、寒いときなどは駅の待合室を利用できるよう駅関係者に改めて周知徹底をしますので、お気軽にお声がけをしてください」ということの回答がありました。
小諸駅は新たにワインバーもオープンし、大変魅力的な場所に変わりつつあります。皆様に快適に駅を利用していただけるよう、しなの鉄道と連携して取り組んでおりますので、利用者の皆さんの声を鉄道事業者と共有してまいりたいというふうに考えます。
以上でございます。
○議長(丸山正昭議員)
中村美奈子議員。
○2番(中村美奈子議員)
ありがとうございました。対応していただけるということで、お聞きしましてほっとしました。
市民の小さな声に耳を傾け、市民のために動いてくださる頼りになる市長だと確信いたしました。
今回、エキューブこもろのオープンに伴い、電車利用者の促進のためにも、待合室、使用できる配慮ありがとうございます。よろしくお願いいたします。
それでは、次の質問にいたします。
件名3、「観光による地域づくり」について。
要旨(1)地域の宝と資源活用について。
市民まつりは地域の宝です。今回、祇園祭やドカンショを4年ぶりに開催できるということで、市民の期待と喜びの声をたくさんいただいております。私もとっても楽しみです。飲み過ぎないようにだけ気をつけます。
また、露天だけではなく、まちタネ広場のような人混みを逃れる場所に市内飲食店などの出店はどうかお聞きいたしました。前回の質問を踏まえお聞きいたします。
質問事項①こもろ市民まつり開催の進捗状況はどうか、伺います。
○議長(丸山正昭議員)
答弁を求めます。
産業振興部長。
○産業振興部長(金井圭二君)
お答えいたします。
第51回こもろ市民まつりは、みこしを7月8日、ドカンショを8月5日に開催することとし、現在実行委員会で準備を進めているところでございます。
市民まつりは、新型コロナウイルス感染症の影響で、令和2年度より3年間中止をしておりましたけれども、実に4年ぶりの開催ということになります。県内、他地域に先駆けて開催されるみこしは昨日までの段階で、子どもみこしが16団体、大人みこしが18団体の合わせて34団体のみこしが街を練り歩くことになります。
また、露天の出店や小諸駅前ロータリーでの大浅間火煙太鼓の演奏など、コロナ前と同じプログラムでの実施を予定しております。多くの皆様が待ち望む小諸の夏のにぎわいが4年ぶりに戻ってくることになります。
なお、前回令和元年度の開催時以降、相生町を中心として新たな施設や道路の新設など、街の状況に変化があることから、また雑踏対策というようなものも近年ございますので、それらも踏まえまして、大会本部の位置をろうきん小諸支店前から相生町の相生坂公園前に変更をいたしました。
さらに、運営面ですが、熱中症対策や時間短縮を図る面から、大人みこしのコースの変更や、熱中症アラート発令時の子どもみこしの対応など、実行委員会で決定をしてまいりました。
また、まつり開催エリア内でのキッチンカーの出店などができないかは、引き続き検討中でございまして、相生坂公園の中では何店か出るようなことを実行委員会の中でも確認をしているところでございます。
また、ドカンショにつきましては、5月末から7月5日までの期間で参加連を募集しております。こもろドカンショの歌い手で、残念ながら昨年お亡くなりになりました水木一郎さんの追悼イベントとして、東西自由通路でのパネル展示、それから、有志によるアニキ連の踊りの参加も予定をしているところでございます。
以上でございます。
○議長(丸山正昭議員)
中村美奈子議員。
○2番(中村美奈子議員)
ちょっと人混みを逃れるようなというところでまちタネ広場なんてとてもいい場所だなと思いますが、そこにも少し飲食があればいいなと思ったんですが、どんどん進んでいるようでありがたいです。
少しでも、小諸市の飲食店が稼ぐ方法と、多くの市民が安全で楽しみを考えていくように、市民まつりの活性化につなげていただきたいと思います。
市民の楽しみといえば、今年の春新たにオープンした小諸の新名所、飯綱山公園のスタラス小諸や、今年の秋にオープンする藤屋御本陣レストランについて、今度お伺いします。
飯綱山公園の桜の開花と重なり、スタラス小諸も非常に混み合っておりました。また、すてきな藤屋御本陣レストランがさらに小諸駅の周辺を魅力的にさせ、活性化につながればと考えております。
質問事項②小諸ならではの魅力アップ促進の状況はどうか、伺います。
○議長(丸山正昭議員)
産業振興部長。
○産業振興部長(金井圭二君)
お答えいたします。
まず、小諸本陣母屋活用プロジェクトでございますけれども、本陣母屋を飲食店として活用することを通じて、にぎわいの創出と収益性の確保、これらをしつつ、宿場町としての歴史的価値を次代につなげ、併せて地域の価値も高めることを目的に進めてきた事業でございます。
この事業の目的を達成するために、キープレイヤーとして、小諸本陣と同じく、旧北国街道沿いで長野市の善光寺門前の本陣を経営され、飲食業を展開されている株式会社藤屋を誘致し、来訪者や消費者が本プロジェクトが持つストーリーを楽しみながら、エリアの歴史、食、文化を体験する空間を提供してまいりたいと考えております。
建物の改修費用につきましては、事業主体である株式会社藤屋が費用全体の約7割程度を自己負担するほか、残りの3割程度には国の交付金等を充てる予定でございます。
また、飲食店運営に当たっては、都市公園法の設置管理許可制度及び行政財産使用許可による使用料を小諸市に納入いただくということになっておりまして、別に協定書を締結する予定となっております。
この事業は、新たなまちの活力を民間の力を得て生み出すこと、また、集客力と収益性を確保した新たな公共空間を展開する点で、これまでに無い試みであります。飯綱山公園のパークPFIと同様に大変期待される事業だというふうに考えております。
現在、11月のオープンに向けた準備を進めておりますが、歴史と文化に興味のある方だけでなく、食を通じて、日本の伝統的な建物を楽しみたい方にとって訪れる価値のある施設になるものと考えております。
一方、3月20日にオープンしたスタラス小諸は、市内で6番目のワイナリーとして、また、県内初のパークPFI制度を活用した施設として、その話題性からも連日県内外から多くのお客様にお越しいただいております。5月末までの利用者数は、レストラン、ショップ合わせて1万6,500人余りということでございまして、当初の見込みを超える利用者数となっております。平日は昼間の利用が多く、満席となる場合があり、土日は昼間、夜ともコンスタントに来客があるというふうに聞いております。市民の皆様にもぜひご利用をいただきたいと思います。
また、小諸高原美術館、白鳥映雪館の入館者数は、相乗効果によって、昨年に比べて約2倍近くに増加をしております。大きな相乗効果が生まれております。
さらに、提案事業として整備されたキッズパークや芝すべりも大変好評で、土日の昼間などは貸出用のそりもなくなるほどだということでございます。
なお、議員からご指摘をいただいていた桜の時期などのスタラス小諸の駐車場の満車の問題でございますけれども、美術館横の第2駐車場やツツジ園上の第3駐車場、さらには県の動物愛護センターハローアニマルの駐車場も空きがあれば利用いただけるということでございますので、そのような対応を当面させていただきたいなというふうに思っております。
このように、中心市街地と郊外の都市公園を活用した小諸ならではの魅力のアップということになろうと思いますが、そういった取組が進んでいるところでございます。
以上でございます。
○議長(丸山正昭議員)
中村美奈子議員。
○2番(中村美奈子議員)
では、それでは、スタラス小諸のほうから再質問させていただきます。
スタラス小諸、今、おっしゃってくださったよりとても駐車場が混み合っておりまして、皆さん頭を抱えておりました。桜の時期ということもありましたが、オープンしたてということもありました。にぎやかなのは本当にうれしいんですが、駐車場の確保というのは非常に大事です。お年寄り専用の駐車場や市民でも運転されない方、高齢の方への市民バスなどの運行計画はありますか。
○議長(丸山正昭議員)
建設水道部長。
○建設水道部長(山浦立男君)
市民の足となるような公共交通の部分になろうかとは思いますけれども、現在のところちょっとまだそこまで巡回するというようなことはちょっとありませんので、今後ちょっと検討はさせていただきたいというふうに思います。
○議長(丸山正昭議員)
中村美奈子議員。
○2番(中村美奈子議員)
ぜひ、検討していただきたいと思います。
関連して、市内小中学生なんですけれども、高原美術館や飯綱山公園の花見ができるように、こちらもバスのほうの利用も考えていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。
○議長(丸山正昭議員)
建設水道部長。
○建設水道部長(山浦立男君)
小学生等、例えば遠足とかで行くようになれば、多分学校のほうでバス等のほうは準備されるような形になろうかと思います。土日等であればそういったまた、公共交通、追って検討してまいりたいというふうに思います。
○議長(丸山正昭議員)
中村美奈子議員。
○2番(中村美奈子議員)
市外、県外のお客様も大切ですが、まず小諸市民の声を第一に考えていただいて、駐車場の確保やまだ行ったことの無い方々に駐車場のことを考えずに楽しめるような方法をぜひ検討していただいて、これからの若い子どもたちにも本当にすばらしい白鳥映雪先生の美術を見せて、感動していただきたいと思いますし、本当に桜もすてきなので、ぜひいろんな方に、小諸市民にぜひ見ていただきたいと思います。
市民が主役の小諸市ですので、よろしくお願いいたします。
藤屋御本陣のほういきたいと思います。
藤屋御本陣といえば、先ほども長野市の善光寺前にある格式高いすてきなレストランを思い浮かぶという私の想像ですが、部長もおっしゃっておりましたが、周辺にもいろいろなお店が多く、お客様がとっても楽しめる魅力がある場所です。
小諸市も、藤屋御本陣さんが誘致されて、そこに建物だけ建っても、懐古園や駅前、相生町の商店街も含めて、観光による地域づくりが進むとさらに、リピーターや小諸市ファンを増やせると思います。駅周辺と懐古園はまだまだ活性化とは言えない状況にあります。
では、質問事項②……。
○議長(丸山正昭議員)
③ですね。
○2番(中村美奈子議員)
質問事項③駅周辺と懐古園の未来ビジョンとは何か、伺います。
○議長(丸山正昭議員)
産業振興部長。
○産業振興部長(金井圭二君)
お答えをいたします。
ます、駅周辺の未来ビジョンにつきましては、まちづくりの方向性を共有し、民間事業者や市民団体等との連携を促していくためにつくるもので、駅周辺のまちづくりに対する皆さんの思いをまちづくりのテーマとして取りまとめるものでございます。
策定に当たっては、官民連携の取組であるこもろ・まちたねプロジェクトによる駅前広場社会実験や、MaaSを使った交通社会実験、縁JOY!小諸などの実績や検証結果を踏まえて検討していきたいと考えております。
事業や活動に係る関係者を増やし、小諸駅を拠点として、市内全域及び周辺市町村へ波及する効果も取りまとめてまいりたいと思います。また、ビジョンでは、まちづくりに求められる役割や期待される成果、効果をまとめながら、関係する企業、団体を増やして関係性を深めていくものとしたいと考えております。
駅周辺は、小諸城の三の門、大手門、それから、旧小諸本陣問屋場という3つの国の重要文化財が存在する貴重なエリアとして、歴史、文化観光を軸とした活用を図るため、回遊導線など、エリアのデザインも検討をしてまいりたいと考えております。
一方、小諸城址懐古園は、春の桜、秋の紅葉、コケむした石垣など、季節ごとの美しさや、島崎藤村の足跡などが改めて評価されておりまして、多くの市民や観光客が訪れる小諸の代表的な名所となっております。近年はこの美しさから結婚式の前撮りなども増えております。
そして、100周年に向けて再整備を進めております動物園、それから、レトロな雰囲気が漂うということで割と評価が高くなりつつある遊園地の人気もこれまでになく高まっておりまして、城址公園というだけでなく、小諸市の歴史文化、学びや遊びの集積地ということにもなっております。
今後も市を代表する観光施設として、集客につながる取組を進める予定ですが、懐古園につきましては現在、主に城跡のエリアが小諸市指定の名勝となっておりまして、いずれ県の指定、国の指定というふうに格上げを目指しているところでございまして、したがって、このエリアに新たな施設等を設置することができないということになります。したがって、新たな活用を検討する場合には、その周辺や名勝指定に影響の無い範囲で活用を考えていくことになると思います。
懐古園は、地方公営企業等に準じた経営計画を策定する予定ですが、このような状況も踏まえまして、名勝としての保存と集客を図るための活用、これらの両面をバランスよく取りつつ、貴重な財産として次代に継承していくことになると考えております。
以上でございます。
○議長(丸山正昭議員)
中村美奈子議員。
○2番(中村美奈子議員)
そうですね、市民と行政にずれが生じないようにしていくべきだと思います。それには、市民にしっかり説明し、意見交換をし、決定していくことが大事かなと思いますが、いかがでしょうか。
○議長(丸山正昭議員)
産業振興部長。
○産業振興部長(金井圭二君)
駅の周辺の未来ビジョン、あるいはエリアとしての回遊性をどう取るかというようなことは、市民の皆さんのご意見も十分に聞きながら、そういった計画をつくっていきたいなというふうに思いますので、よろしくお願いいたします。
○議長(丸山正昭議員)
中村美奈子議員。
○2番(中村美奈子議員)
よろしくお願いいたします。
関連して、先ほども少し出ましたけれども、駅前から相生町商店街に続く活性化の未来ビジョンはありますか。
○議長(丸山正昭議員)
建設水道部長。
○建設水道部長(山浦立男君)
確かに、相生町も大分空き店舗も増えてきている状況であります。この部分につきましても今回、都市計画課のほうで策定、こもろ・まちたねプロジェクトという中で、今後検討していく部分に一緒に含めながら、検討していきたいというふうに思っております。
○議長(丸山正昭議員)
中村美奈子議員。
○2番(中村美奈子議員)
非常に大きな役割を持っている駅前商店街だと思います。よろしくお願いします。
小諸市のためならばみんな協力できる小諸市民だと思いますので、小諸の魅力を未来のためにも、市民が納得できる資源活用の活性化を進めていただきたいと思います。
市民が主役の市政運営に市民をどうに巻き込んでいくか、大きな課題です。
ごみについても、まちづくりについても、防災についても、子育て環境や教育、高齢化社会についても、結局は人ごとではなく、自分事として捉えてもらい、取り組んでいかれる小諸市をつくれるように手腕を振るっていただきたいと思います。
自分たちの小諸市は自分たちが守り、未来の小諸市は自分たちで考えつくっていこう、市民がどんどん、そういうことを考えてくれる市民がどんどん増えていく小諸市になることを期待します。
最後に市長、市民に期待していることがありましたらお願いします。
○議長(丸山正昭議員)
市長。
○市長(小泉俊博君)
時間の関係もありますので、手短にお話ししますけれども、これまでも議会ではお話ししていますが、シビックプライドという言葉があって、小諸のことをよく市民の皆さんも知っていただいて、小諸を愛していただいて、その小諸を誇りに思って、その愛する小諸のために行動をしていただく、それが今、まさしく中村議員がおっしゃった、やはり、自分たちの街のために何ができるのか、行動していただく市民、それをとにかく多く、ひとりでも多くの市民がそういう思いを持って行動していただければ、小諸変わってくると思います。
もう既に、小諸が今、盛り上がってきて勢いがあるというのは、そういう市民がだんだん増えてきているからにほかならないと思いますので、これからますますそういう市民の皆さんが増えて、もうほかの自治体が、困ることは無いと思いますけれども、羨ましがられるような小諸市になるように、みんなでいい空気をつくっていきたいと思います。
以上です。
○議長(丸山正昭議員)
中村美奈子議員。
○2番(中村美奈子議員)
ありがとうございます。
以上で、私からの質問を終わりにします。
○議長(丸山正昭議員)
以上で、2番、中村美奈子議員の質問を終わります。