『マイナンバーカード、小中学校校舎改修・暑さ対策・学校再編』 (土屋さつき)
R6年9月定例会
1 マイナンバーカードについて(パネル使用)
(1) 小諸市のマイナンバーカードの状況について
① マイナンバーカードの保有率の現状はどうか
② マイナンバーカードと保険証のひも付け状況と資格確認書の概要と発送の予定はどうか
③ マイナンバーカード使用による情報漏れの危険性を防ぐ対策をどのようにとっているのか
④ 高齢者等へのマイナンバーカード申請のサポート体制はどうか
2 小諸市の小中学校について(パネル使用)
(1) 小諸市学校施設長寿命化計画について
① 美南ガ丘小学校北校舎大規模改修の方向性はどうか
② 東小学校、坂の上小学校のトイレ、校舎の改修の考え方はどうか
(2) 小中学校の暑さ対策について
① 各学校のエアコン設置の状況はどうか
(3) 小諸市学校再編計画について① 小諸市学校再編計画の進捗状況はどうか
●全文
◇ 土屋 さつき 議員
○議長(丸山正昭議員)
初めに、一括質問一括答弁方式により、3番、土屋さつき議員の質問を許します。
3番、土屋さつき議員。
〔3番 土屋さつき議員 質問席〕
○3番(土屋さつき議員)
おはようございます。議席番号3番、土屋さつきです。通告順に従いまして質問させていただきます。
私たち会派幸笑みらいは、5月、明治大学で行われた「個性と魅力ある自治体づくりに挑戦する」と題した研究大会に参加し、演題「デジタル導入の価値を考える」という河野太郎デジタル大臣による講演もありました。その中で、日本全体で1年間に80万人が人口減少し、大都市一極集中して地方都市が過疎化していく現状、人がやらなくてよいものは、デジタル化し効率化しないといけないとおっしゃっていました。
その反面、9月2日の信濃毎日新聞の「マイナ一本化根強い異論」との記事で、全国18地方紙合同アンケートの結果は、「現行の保険証を残し、選択制に」が4割、「現行の保険証を残して、マイナ保険証の導入はやめて」が4割という回答だと報じていました。
パネルをご覧ください。
薬局、病院では、「本年12月2日から現行の健康保険証は発行されなくなります」、これです。「マイナンバーカードをご利用ください」との厚生労働省、日本薬剤師会の貼り紙があり、マイナ保険証をお持ちですかと窓口で聞かれることも増えていることで、マイナ保険証は怖いから嫌だと言っていた我が家の高齢の母もいつかは作らないといけないからと、先週、私も付き添い、市役所でまずマイナンバーカードの申請手続を行いました。申請書の記入は担当職員の方が丁寧に教えてくださって、専用のタブレットで写真撮影も行っていただき、10分ほどで手続が完了し、スムーズにできるんだというのが母の感想でもありました。約3週間後に、マイナンバーカード作成できた旨の通知をいただいたら、再度市役所で保険証のひも付けを行う予定です。
このように家族が付き添える場合もありますが、いろいろな方が市内にはいらっしゃいますので、マイナンバーカードに関しての小諸市の対応をお聞きします。
件名1、マイナンバーカードについて。
要旨(1)小諸市のマイナンバーカードの状況について。
質問事項①マイナンバーカードの保有率の現状はどうか。
質問事項②マイナンバーカードと保険証のひも付け状況と資格確認書の概要と発送の予定はどうか。
質問事項③マイナンバーカード使用による情報漏れの危険性を防ぐ対策をどのようにとっているのか。
質問事項④高齢者等へのマイナンバーカード申請のサポート体制はどうかについて伺います。
○議長(丸山正昭議員)
答弁求めます。
市長。
〔市長 小泉俊博君 答弁席〕
○市長(小泉俊博君)
3番、土屋さつき議員の質問に対して答弁をいたします。
件名1、マイナンバーカードについて。
要旨(1)小諸市のマイナンバーカードの状況について。
質問事項①マイナンバーカードの保有率の現状はどうかについて答弁をいたします。
本市におきましては、マイナンバーカードの取得促進に向け、これまで、特設会場を土日に開設するほか、行政書士会などの外部団体にご協力をいただきながらの申請サポート、企業、福祉施設、病院への出張申請、「広報こもろ」、SNS、コミュニティーテレビでの情報発信など、様々な取組を行ってまいりました。その結果、ご質問の本市のマイナンバーカードの保有枚数率は、人口に対し7月末現在73.9%で、県内19市の中では上から5番目という状況であります。
次に、質問事項②マイナンバーカードと保険証のひも付け状況と資格確認書の概要と発送の予定はどうかについて答弁をいたします。
マイナンバーカードを保険証として利用するためには、事前に登録を行う必要があります。医療保険にはお勤め先の社会保険などがありますが、それらは市で運営しているものではなく、状況を把握することはできませんので、小諸市国民健康保険に関して申し上げます。
国民健康保険に加入している方の数は、市民全体の約2割で8,700人ほどでありますが、このうち、7月末現在、マイナンバーカードを持っていて、保険証としての登録をされている方の割合は約6割という状況であります。
資格確認書は、マイナンバーカードをお持ちでない方やマイナンバーカードを保有していますが、保険証として利用登録を行っていない方などに、ご本人の申請によらず、お手元にある保険証の有効期限までに市から送付することを予定しております。この資格確認書を医療機関などに提示することで、これまでどおり保険適用を受けることができます。
また、資格確認書の様式についてですが、サイズはカード型で紙の材質の現在の保険証と同じような形態のものを予定しております。
次に、質問事項③マイナンバーカード使用による情報漏れの危険性を防ぐ対策をどのようにとっているのか、答弁をいたします。
マイナンバーカードについては、運用開始後に証明書の誤交付やひも付け誤りなど相次いで発覚したことで、国民に不安が生じました。このことについては、国の責任において、不安解消に最善を尽くすべきと考えております。その上で、マイナンバーカードの普及、利用の促進を着実に進めていくべきものと考えております。
ご質問のマイナンバーカードの利用による情報漏れの対策としましては、カード自体に保険証の情報や利用者自身の医療に関する情報は記録されていないため、カードから抜き取られることはありません。また、カードから不正に情報を読み出そうとするとICチップが自動で壊れる仕組みとなっており、高いセキュリティーを担保しております。万が一紛失・盗難にあった場合でも、24時間開設されているコールセンターに電話することでカードの利用を停止することができます。また、暗証番号につきましても、一定回数間違えるとロックされる機能が備わっているため、安心してご利用いただきたいと考えております。
次に、質問事項④高齢者等へのマイナンバーカード申請のサポート体制はどうかについて答弁をいたします。
マイナンバーカードの取得申請については、先ほど申し上げましたとおり、これまで特設会場を土日に開設するほか、行政書士会など外部団体にご協力をいただきながら申請のサポート、企業、介護福祉施設、障がい者福祉施設、病院等への出張申請サポートを行ってまいりました。その結果として、市民の73.9%の方がカードを保有していただけるという状況になりました。
今後は、カードの取得を希望しているにもかかわらず、手続に困難な事情を抱えている方々への対応が必要と考えておりますので、これまでも行ってまいりました介護福祉施設、障がい者福祉施設などへの出張申請サポートを引き続き実施するとともに、高齢の方や障がい者手帳、養育手帳をお持ちの方、要介護・要支援認定を受けている方などには、職員がご自宅を訪問しマイナンバーカードの出張申請サポートをするなど、よりきめ細かに対応できる体制を整え、進めてまいります。
件名1について、本席から以上でございます。
○議長(丸山正昭議員)
土屋さつき議員、再質問はよろしいですか。
土屋さつき議員。
○3番(土屋さつき議員)
それでは、今の答弁に対して順次再質問させていただきます。
昨年この時期、同じ質問に対して、7月末時点で19市のうち10番目というふうにお聞きしていました。今、上から5番目になったというお話もありましたので、多分、申請率かなり上がってきているんだなということをお聞きして思いました。
それで、質問なんですけれども、マイナンバーカードは運転免許証のように身分証明書にまずなりますよね。最初に全国民に配布された通知カードというはがきのカードがあったと思うんですけれども、それは身分証明書にはならないんでしょうか。
○議長(丸山正昭議員)
市民生活部長。
○市民生活部長(山浦猛史君)
お答えいたします。
当初の通知カードの扱いにつきましては、総務省のホームページにも記載されておりますが、通知カードは個人番号の確認のみのために発行されたものでございますので、本人確認書類としての利用をすることはできないこととなっておりますので、お願いいたします。
以上です。
○議長(丸山正昭議員)
土屋さつき議員。
○3番(土屋さつき議員)
実は通知カードがあればいいんじゃないかというふうに思っていらっしゃる方もいらして、これを身分証明書として使おうとした、例えば住所が変わったりとか、結婚したりいろいろな関係で姓が変わった方もいらっしゃると思うんですけれども、それ使おうと思ったら身分証明書にはなりませんというふうに言われたということなので、今確認できて、やっぱり身分証明書としては使えないということなんですね。
質問事項②に関してなんですけれども、保険証とのひも付け、特にこの辺が皆さん困っていらっしゃるのかなと思うんですけれども、マイナンバーカードを保険証とひも付けている方は今6割というお話、それから資格確認書は送られてくるということでお話しいただきました。
マイナンバーカードの保険証ひも付けというのは、今どのような方法で行ったらいいか教えてください。
○議長(丸山正昭議員)
市民生活部長。
○市民生活部長(山浦猛史君)
お答えいたします。
当初のマイナンバーカードを保有している方が保険証にひも付けする方法は4つございます。
1つは、国が運営しているポータルサービス、マイナポータルアプリからの登録、2つ目は、医療機関や薬局の窓口にございますカードリーダーでの登録、3つ目は、セブン銀行のATM、今これに限定はされておりますけれども、ここで行う登録、そして4つ目でございますけれども、市の窓口で行うことができます。
以上でございます。
○議長(丸山正昭議員)
土屋さつき議員。
○3番(土屋さつき議員)
今のお話で4つの方法があるということですよね。
年齢の若い方はスマートフォンとかセブン銀行のATMで行いますよね。自分での作業が難しい方というのもいらっしゃると思うんですが、カードリーダーとか市役所の窓口で教えていただきながらできるということで、今確認できました。
さらに、資格確認書なんですけれども、申請無くて全員届くんでしょうか。申請が必要な方というのもいらっしゃるんでしょうか。
○議長(丸山正昭議員)
市民生活部長。
○市民生活部長(山浦猛史君)
12月2日以降の資格確認書の発行につきましては、基本的にご本人の申請を無くして市から交付するように手続を進めております。
また、申請が必要な方につきましては、例えばマイナカード自体を紛失してしまって再発行手続の方、あるいは今後になりますけれども、マイナカードの有効期限が切れてしまって、また再交付申請している間、新しいカードが発行される間に保険証が必要になるという方につきましては、やはり申請が必要で資格確認書の申請をしていただく、こんな形になります。
以上です。
○議長(丸山正昭議員)
土屋さつき議員。
○3番(土屋さつき議員)
ということは、大多数の方は申請無しで資格確認書が送られてくるということになりますよね。申請するとなると、ハードルが高いなというふうに思われます。そういう思われる市民は多いですから、安心しました。
病院や薬局、整骨院等、保険証を必要とする場所にマイナンバーカードを読み取るカードリーダーという設置は、小諸市の場合は今できているんでしょうか。
○議長(丸山正昭議員)
市民生活部長。
○市民生活部長(山浦猛史君)
普通の医療機関におきましては、建物の中にカードリーダーが設置されていますけれども、議員今おっしゃるようなケースとして考えられるのが、過去ではコロナですとかあるいはインフルエンザですとか、病院に直接入れない場合にどうするかということでございますけれども、これも厚生労働省の通知でも実はございますけれども、既に医療機関はオンライン資格確認が導入されている医療機関、あるいはレセプトのみの医療機関というところもございます。これに加えて柔道整復ですとかはり・きゅうの施術所、また健診や保健指導機関におきましても資格確認限定型として厚労省から通知が来ております。これは専用のアプリと登録あるいは登録して承認されたモバイル端末によって、インターネット経由によって資格確認のみを行う、そういう仕組みができておりますので、国においてもぜひ導入をお願いしたいということで通知がなされていますけれども、なかなかこの情報が医療機関等に行っているかどうかというのはちょっと不明なんですが、この情報につきましては医療機関向け総合ポータルサイトに掲載されておりますので、ぜひ医療機関の皆様には導入をお願いしたいということが厚生労働省の通知にございます。
以上でございます。
○議長(丸山正昭議員)
土屋さつき議員。
○3番(土屋さつき議員)
今ちょっと答弁大変難しかったので、もう一度確認させていただきたいんですけれども、病院や薬局とかそういうところではカードリーダーの設置は今できていて、私もインフルエンザにかかったとき自家用車で待機していたんですけれども、そうしたら普段マイナ保険証を使っているのに普通の保険証を見せてくださいというふうに言われまして、やっぱりカードリーダーが外に持ち出せないとかそういうのが使えないというふうに言われたんです。けれども、今のお話ですと、そういう場合でもそういう準備がこれから整っていくとそういう理解でよろしいでしょうか。
○議長(丸山正昭議員)
市民生活部長。
○市民生活部長(山浦猛史君)
そういう情報を取得して導入の方法を確認していただいて、ぜひ導入していただければと思います。
以上です。
○議長(丸山正昭議員)
土屋さつき議員。
○3番(土屋さつき議員)
分かりました。確認できました。
質問事項③に関してなんですけれども、マイナンバーカード使用による情報漏れの危険性、多分市民の皆さんこれが一番心配で作らない。まずマイナンバーカードを作らないとか、保険証とひも付けをしないという方が多いんじゃないかと。
先ほど市長の答弁の中に、カード自身には保険証の情報や医療の情報は入っていなくて、カードからその情報が抜き取られることは無い、高いセキュリティーがあるというようなお話でした。
情報漏れが心配でマイナンバーカードを作らない方、マイナンバーカードあっても保険証とひも付けていない方はこういうことを多分知らない、ただ危ないなと。セキュリティーは大丈夫なんだよ、高いんだよというようなお話が伝わっていないんじゃないかと思うんですけれども、その方への働き掛けはどのように行いますか。
○議長(丸山正昭議員)
市民生活部長。
○市民生活部長(山浦猛史君)
お答えいたします。
情報漏れがご心配でやっぱりそういう部分で作らない方があって、保険証とひも付けをされていない方につきましては、私どもあるいは国でも、ポスター、リーフレット等の作成で、あるいはテレビCMなどを行って広報を継続しております。
当市においても、「広報こもろ」ですとかホームページ、商業施設でのチラシ配布等を行っております。今後、テレビ版「広報こもろ」ですとかSNS等でも実施していきたいというふうに考えております。
このオンライン資格の仕組みでございますけれども、やはりカード自体に個人情報が入っているわけではございません。このカードにつきましては、ちょっと流れですけれども、受診した方がシステムを通じてマイナンバーカードに登録された電子証明書を送信することによって、初めて資格確認情報が病院に送付されるという鍵の役目になっていますので、カード自体に個人情報というのは入っておりません。
以上でございます。
○議長(丸山正昭議員)
土屋さつき議員。
○3番(土屋さつき議員)
先ほど市長答弁の中にも、暗証番号を間違えると一定回数、多分3回だと思うんですけれども、3回間違えるとマイナンバーカードを使えなくなるから、だから心配だと。
使えなくなっちゃったらどうしようというそういう方もいらっしゃると思うんですけれども、そういうふうになった場合の対処方法を教えていただきたいんですけれども。
○議長(丸山正昭議員)
市民生活部長。
○市民生活部長(山浦猛史君)
お答えいたします。
マイナンバーカードのICチップの中には、署名用電子証明書と利用者証明用電子というのが入っております。署名用電子証明書といいますのは、e-tax等の税などの電子申請などインターネット等で電子文書を作成し送信する際に利用するものでございます。利用者証明用電子証明書につきましては、医療機関受診時やマイナポータルへのログイン、またコンビニでの証明書の交付などに利用するものになります。
いずれもパスワードを設定しておりますので、署名用電子証明書の場合には5回、利用者証明用電子証明書の場合には3回連続して暗証番号を間違えるとロックが掛かりまので、解除が必要となります。その解除のためには、市役所の窓口がメインになると思います。あるいは一部コンビニのキオスクの端末でも暗証番号の初期化、再設定を行うことが可能ですが、まずは市役所にお越しいただいて解除を設定していただくか、あるいはマイナンバー総合フリーダイヤルへお問合せいただくことが肝要かと思います。
また、今後、全国のコンビニですとか各キオスクでの端末設置施設におきましても、順次この作業ができるように拡大していく予定と聞いております。
以上でございます。
○議長(丸山正昭議員)
土屋さつき議員。
○3番(土屋さつき議員)
今の話では利用用途に応じでブロックが掛かるのが5回とか3回とか違うというそういうことですね、分かりました。
それから、市役所のほうで再設定していただけるので、まずは連絡いただきたいと。それから、拡大してコンビニとかキオスクとかいろいろな方法でできるようになっていくとそういうことですね。確認できました。
では、マイナンバーカードを紛失した場合なんですけれども、その場合、ブロックはすぐにできるんですか。それから、再発行の手続や掛かる日数についてはどうでしょうか。
○議長(丸山正昭議員)
市民生活部長。
○市民生活部長(山浦猛史君)
お答えいたします。
マイナンバーカードをそのものを紛失した場合には、直ちにマイナンバー総合フリーダイヤルに連絡していただきまして、一時停止を行っていただきたいと思います。こちらは24時間365日の受付となっています。なお、このフリーダイヤルにつきましては、市のホームページ等にも記載してございますが、番号を一応申し上げますと0120-95-0178でございます。
なお、マイナンバーカードが後に見つかった場合には、また市役所の窓口にご来庁いただきまして、一時利用停止の解除を行っていただく必要がございます。
また、カードの再発行を希望する場合には、この場合も市役所の窓口で再発行のお手続の申請をしていただく必要がありますが、まずは市役所にご相談いただきますと、私どものほうでご案内させていただきますので、よろしくお願いしたいと思います。
また、紛失された場合には、市役所の窓口でお手続していただく際に警察署から発行される紛失届が必要になってまいります。また、カードそのものを火災とかで焼失したような場合には、消防署から出される罹災証明が必要となっております。この点についても丁寧にご案内いたしますので、よろしくお願いします。
以上です。
○議長(丸山正昭議員)
土屋さつき議員。
○3番(土屋さつき議員)
マイナンバーカードをなくした場合も、例えばキャッシュカードとかそういうカードをなくした場合もすぐにブロックできるような形で連絡しますが、同じように連絡をすることが24時間365日できると、一時停止していただくと。そうすれば情報が漏れたり、悪用されたりすることは無いというそういうお話でよろしいでしょうか。分かりました。
どちらにしても、暗証番号を間違えたり、なくしたりしたら、まずは市役所のほうに連絡をするというのが一番ですかね。じゃ、そのようにしたらいいかなということを今回確認できました。
次なんですけれども、質問事項④に関して、高齢者等のマイナンバーカードの申請のサポート体制なんですけれども、先ほどの答弁の中でも特設会場を今までやっていただいたり、いろいろとやっていただいたという話ありましたけれども、再度もう一度確認させてください。
施設に入所していたり、病院に入院されていたりする方へ昨年度は出張申請とかというのを行っていたと思うんですが、現在もそれは行っているということでよろしいでしょうか。
○議長(丸山正昭議員)
市民生活部長。
○市民生活部長(山浦猛史君)
お答えいたします。
例えば介護福祉施設ですとか障がい者福祉施設等における出張申請サポートにつきましても、現在、長野県の事業で行っております。施設側より申込みをいただきますと、県職員と共に市の職員も同行しまして申請サポートを行ってまいりますので、よろしくお願いします。
以上でございます。
○議長(丸山正昭議員)
土屋さつき議員。
○3番(土屋さつき議員)
今回、施設職員の方とお話しさせていただいたんですけれども、入所者の通知カードをまだ預かっていないとか、預かっていても入所者本人がマイナンバーカードの暗証番号を設定することや記憶しておくことが難しいとそういう声もありますけれども、そのあたりはどのようにお考えでしょうか。
○議長(丸山正昭議員)
市民生活部長。
○市民生活部長(山浦猛史君)
これまでマイナンバーカード以外でも施設利用者の方は通帳ですとか、あるいはカード等も預けている、それはご本人との契約の中でやっていただいていることだと思いますが、この管理の方法につきましても、これも従前どおり、例えば鍵付のロッカーに入れるですとか使用管理簿を付けるですとか、これは従前のやり方で行っていただければと思います。
ただ、議員ご質問の暗証番号の管理ですとかということも、これはやはり通帳ですとか通帳に付随するカードと同じ扱いになりますので、そこら辺は入所されている利用者さんとの話合い、契約によって解決していただければ理想かなというふうに思います。
以上です。
○議長(丸山正昭議員)
土屋さつき議員。
○3番(土屋さつき議員)
使う場合に、例えばマイナ保険証の場合は顔認証か暗証番号かと多分選べるんですよね、カードリーダーで。だけれども、まずカードを作ったりするのに暗証番号じゃなければ駄目なんですよね。その辺、もう一度確認お願いします。
○議長(丸山正昭議員)
市民生活部長。
○市民生活部長(山浦猛史君)
一旦マイナンバーカードの暗証番号として設定した場合、後に顔認証に変更したいという場合には、これも市役所でお手続ができます。
ただ、顔認証になってしまいますと暗証番号自体がロックされてしまいますので、例えばコンビニでの証明書ですとか、暗証番号が必要な手続についてはできなくなってしまいます。ただ、顔認証というメリットがありますので、それはご利用者の選択によるものだと思います。
以上です。
○議長(丸山正昭議員)
土屋さつき議員。
○3番(土屋さつき議員)
分かりました。詳しく説明いただきましてありがとうございます。
あと、独り暮らしの方などへの個人への対応なんですけれども、お願いしたいそういう場合はどうしたらよろしいでしょうか。
○議長(丸山正昭議員)
市民生活部長。
○市民生活部長(山浦猛史君)
先ほど市長答弁にもございましたけれども、お手続に困難な状況の場合におかれましては、市の職員が個人のお宅に出張して申請サポートを行います。まずは、こちらも市の窓口、市民課の窓口にお電話をいただきたいと思います。
この申請サポートにつきましては予約制となりますので、その期日等をお伺いいたします。日程が確認できて、その当日市の職員がご訪問いたしまして顔写真撮影を行います。マイナンバーカードの申請を行った1か月後ほどに本人受取限定にてご自宅にカードを郵送する、こういう手続になっております。
以上でございます。
○議長(丸山正昭議員)
土屋さつき議員。
○3番(土屋さつき議員)
市役所に電話して予約をして、それで個人のお宅に伺うような形になるということですね、分かりました。
今回、一般質問するに当たり、複数の医療機関、薬局の方の話をお聞きしました。マイナ保険証を使用していただくと、医療現場でのほうでは、名前とか性別、年齢、住所等をパソコンに入力して患者の情報とかを入れたりするんですけれども、その際にはとてもスムーズでミスもないと。患者さんの中にはただ、マイナ保険証を使いたくないという方はいらっしゃるという現場の声でした。
中国では、マイナンバーカードの保有率が95.7%、保険証、運転免許証、電子マネー機能もひも付けられているようです。しかし、日本では、今後も一定数マイナンバーカードを保有しないまたはマイナ保険証をひも付けしない方はいらっしゃるのではないかと思います。どんな方も取り残さずに現状と同じような健康保険制度の下で医療を受けられるようにということと、ケース・バイ・ケースがやっぱり必要かなと思いますので、その対応をお願いしたいと思います。
この件名の最後に、マイナンバーカードに関する市長の見解をお伺いします。
○議長(丸山正昭議員)
市長。
○市長(小泉俊博君)
お答えいたします。
少子高齢化等、深刻な社会課題を抱える我が国にとっては、生産性を向上させたりとか、経済の再生を図るためにあらゆる分野で積極的にデジタル化を進めていくということが必要だというふうに思います。
今、土屋議員お話しあったように中国では95%以上ということで、諸外国から比べてもかなり日本は遅れている状況かなというふうに思います。
行政事務のデジタル化というのは、待ったなしで進めるべき重要な課題だというふうに考えております。そういう意味で、マイナンバーカード、これはその最も重要なツールというふう考えております。これまでいろんな不具合とか誤解等もありましたけれども、それらをしっかり解決して普及、定着させていく、そんな必要があるのではないかなというふうに考えます。
以上です。
○議長(丸山正昭議員)
土屋さつき議員。
○3番(土屋さつき議員)
それでは、件名1を終わらせて、件名2に移ります。
去る8月2日、小諸市では23年ぶりに子ども議会が開催され、小中学生22名が議員になり一般質問を行いました。質問内容として、普段学校生活を送っている校舎のこと、校庭の遊具、通学路、3小学校統廃合後の後利用等、実際にそこにいるからこそ感じる子ども目線で考え、勉強し、質問して、どれもすばらしいものでした。
その中でも校舎やトイレに関する切実な思いを訴えてくれた児童生徒が何人もいましたので、その件に関して改めて質問させていただきます。
件名2、小諸市の小中学校について。
要旨(1)小諸市学校施設長寿命化計画について。
質問事項①美南ガ丘小学校北校舎大規模改修の方向性はどうか。
質問事項②東小学校、坂の上小学校のトイレ、校舎の改修の考え方はどうか。
要旨(2)小中学校の暑さ対策について。
質問事項①各学校のエアコン設置の状況はどうか。
要旨(3)小諸市学校再編計画について。
質問事項①小諸市学校再編計画の進捗状況はどうかについて伺います。
○議長(丸山正昭議員)
ただいまの質問に対し答弁求めます。
教育長。
〔教育長 山下千鶴子君 答弁席〕
○教育長(山下千鶴子君)
議席番号3番、土屋さつき議員の質問にお答えいたします。
件名2、小諸市の小中学校について。
要旨(1)小諸市学校施設長寿命化計画について。
質問事項①美南ガ丘小学校北校舎大規模改修の方向性はどうかにお答えします。
美南ガ丘小学校の校舎につきましては、これまで児童数の増加に伴い、順次、増改築や改修を繰り返してきました。2000年代以降においては、新南棟の新築、南校舎第2体育館の大規模改修を行うとともに、北校舎についても外壁やトイレの改修を実施してきております。
美南ガ丘小学校の校舎は、増改築を繰り返してきた関係でそれぞれの建物で劣化状況が異なっております。このうち北校舎につきましては、1967年、昭和53年建築の鉄筋コンクリート構造で、棟数の多い美南ガ丘小学校の中で最も古い建物になりますが、令和3年3月に公表した小諸市学校施設長寿命化計画の策定時に躯体構造の健全化を確認するとともに、躯体以外の劣化状況についても概ね把握をしております。
大規模な校舎の改修工事は非常に多額の費用がかかるため、美南ガ丘小学校に限らず、全小中学校施設を対象とした包括的な視点で改修内容の必要性やまた優先度について検討し、国からの補助金等を活用しながら計画的に実施していく必要がございます。
また、昨年7月に決定した小諸市学校再編計画において、小諸東中学校区については、学校施設としては当面現状を維持するため、既存施設の大規模改修、必要な維持補修工事の継続実施をするとしており、現在は小諸東中学校の大規模改修工事を令和2年度以降順次進めてきております。
美南ガ丘小学校については、この小諸東中学校の大規模改修工事終了以降に、北校舎に限らず、全体的な大規模改修の計画を策定し、実施してまいりたいと考えております。それまでの間は、緊急対応的なものを中心に、学校現場と調整しながら、順次、修繕等の対応をしていく予定でおります。
質問事項②東小学校、坂の上小学校のトイレ、校舎の改修の考え方はどうかにお答えします。
先ほどの答弁でご説明したとおり、こちらも計画的に実施していく必要がございます。
また、昨年7月決定の小諸市学校再編計画においては、中学校区別に今後の再編・大規模改修等の方向性を示しております。この中で小諸東中学校区については、学校施設としては当面現状を維持するため、既存施設の大規模改修、必要な維持補修工事の継続実施をするとし、芦原中学校区に関しましては、3小学校を統合し、令和10年度の開校を目指し芦原中学校敷地に併設するとしました。
議員ご質問のうち坂の上小学校につきましては、ご承知のとおり芦原中学校区における新設校に統合となりますので、大規模な改修工事は見送り、当面は緊急対応的な修繕のみ対応してまいりたいと考えております。
一方、小諸東中学校区である東小学校につきましては、先ほどのご質問の美南ガ丘小学校と同様に、小諸東中学校の大規模改修工事終了以降に全体的な大規模改修の計画を策定し、実施してまいりたいと考えております。
なお、校舎内の様々な設備のうちトイレにつきましては、衛生設備であり、文科省の補助メニューとしても独立したカテゴリーとなっておりますので、特に配慮して計画していく必要があると認識しております。
要旨(2)小中学校の暑さ対策について。
質問事項①各学校のエアコン設置の状況はどうかにお答えいたします。
小中学校のエアコン設置に関しましては、近年の気温上昇に伴う熱中症対策として、文科省が平成30年度補正予算で臨時的に事業化したブロック塀・冷房設備対応特例交付金など予算措置を進めてまいりました。
本市におきましても、この文科省の交付金等を活用し、主に令和元年度、2年度の2か年に掛けて、小中学校における大規模なエアコン設置工事を進めてまいりました。その際、先ほどの文科省ブロック塀・冷房設備対応特例交付金につきましては、当初、熱中症対策の緊急避難措置として、主に普通教室を対象とした整備を支援内容としておりましたが、各方面からの要望を受けまして段階的に対象が拡大された経緯がございます。このため、本市におきましても、まずは普通教室を優先して全普通教室への設置を進めた一方、その他の特別教室等につきましては、学校現場からの要望等も確認しながら限定的に整備を進めた経過がございます。
なお、令和元年度、2年度の集中的なエアコン整備以前より、保健室やパソコン教室につきましては全8校で設置を完了しておりました。また、教育委員会事務局の管轄で設置したもの以外に、各小中学校が市の予算以外で独自に設置したエアコンも一部ございます。
要旨(3)小諸市学校再編計画について。
質問事項①小諸市学校再編計画の進捗状況はどうかにお答えします。
昨年7月25日の臨時教育委員会において決定されました小諸市学校再編計画につきましては、今後の市全体での小中一貫教育の推進と、小諸東中学校区と芦原中学校区の施設の方向性を示させていただきました。また、それらを推進するための作業プロセスもお示ししてございます。
このうち、市全体での小中一貫教育の推進につきましては、昨日の小林一彦議員への答弁でもご説明したとおり、再編計画で示したプロセスに基づき、校長会が中心となり、教育委員会とも連携しながら諸課題について検討を進めてきております。これまで小諸市小中一貫教育ビジョン案の作成を進めるとともに、ビジョンの実現に向けた今後の小中一貫教育の具体的な推進策についても検討を進めております。
肝は、現場の教職員がこの小中一貫教育ビジョンを理解し、全ての学校8小中学校で具現していかれるかにかかっていると考えております。そのために小中一貫教育ビジョンで示す3つの柱の下、授業公開を行い、理念を具現するための具体の共有をただいま図っているところでございます。
一方、再編計画のうちのハード整備に関しては、まず既存施設の大規模改修、必要な維持補修工事の継続実施をするとしている小諸東中学校区につきまして、本年度も小諸東中学校の南校舎の大規模改修工事を実施しております。
3小学校を統合し、芦原中学校敷地に併設するとした芦原中学校区につきましては、本年6月に基本設計業務に着手し、来年5月末までの業務完了を目指して取り組んでいるところでございます。
本席からの答弁、以上でございます。
○議長(丸山正昭議員)
再質問。
土屋さつき議員。
○3番(土屋さつき議員)
それでは、順次再質問させていただきます。
子ども議会で美南ガ丘小学校の議員は、児童数559人のうち360人が北校舎で生活していますが、壁がぼろぼろにはがれ、木が割れてささくれてしまっている教室が多いので、もう少し学校をきれいにしてもらえたらと訴えていました。
そこで、夏休み中の8月に美南ガ丘小学校の校舎を見せていただきました。
パネルをご覧ください。
こちら美南ガ丘小学校北校舎の5年生の教室なんですけれども、ここはひびが入っていたり、子ども議員が言っていたのが床がこのように欠けていたりとか床が取れちゃって、多分張っても張っても取れてしまうようなこんな現状。それから、前の壁がどんどんはがれていく。これ前なんです、黒板の横です。これを毎日見て生活している子どもたち、この環境どうかなというところがございます。
北校舎5年生の教室の床と壁のはがれやひびの状況把握はできているんでしょうか。それで、その改修はどうかについて伺います。
○議長(丸山正昭議員)
教育次長。
○教育次長(安藤貴正君)
それでは、再質問にお答えいたしますが、先ほど教育長の答弁の中で、美南ガ丘小学校の北校舎の大規模改修の方向性はどうかの中で北校舎の建築年、1967年、昭和53年と申し上げましたが、昭和42年の間違いですので、すみません、訂正させていただきます。
では、北校舎の教室の床と壁のはがれやひびの状況の把握ということでございますけれども、学校からの報告で教育委員会としても把握をしております。
現在、学校や専門家とも協議しながら、緊急なものから対応を進めていくということでございますので、よろしくお願いいたします。
○議長(丸山正昭議員)
土屋さつき議員。
○3番(土屋さつき議員)
北校舎のこれ今教室なんですけれども、廊下も同じようにこういう状態がいっぱいあるんです。それの改修についてもお考えでしょうか。
○議長(丸山正昭議員)
教育次長。
○教育次長(安藤貴正君)
先ほどの教室の壁、床と同様に、同じく学校あるいは専門家との協議の中で優先順位を付けて対応していくということになりますので、よろしくお願いいたします。
○議長(丸山正昭議員)
土屋さつき議員。
○3番(土屋さつき議員)
教育長は子ども議会の答弁の中で、よりよい教育環境の実現を目指していくというふうにありました。この教室の状態見てよりよい環境だと、教育長思われますか。
○議長(丸山正昭議員)
教育長。
○教育長(山下千鶴子君)
もちろん壁の補修も早く進めたほうがよいですし、議員おっしゃるとおり、環境には心を尽くしていきたいとは考えております。
○議長(丸山正昭議員)
土屋さつき議員。
○3番(土屋さつき議員)
これちょっとひどい状態だなと、私は見せていただいて本当思いました。子どもが訴えるのも無理無いなと、この現状。昭和42年と申しますと、私の生きてきた年代とほぼ近いという相当な歴史を感じますので、やっぱり直さなければいけないなという時期に来ているのではないかと。
先ほどの話、小諸東中学校区はこれからもずっと使っていく可能性が高いですので、早めに対応していく方向を決めていただいて、特に床なんかは子どもたち毎日使っていますので、つまずいたり、けがしたりしてからでは遅いと思いますので、すぐに対応していただければというふうに思います。
子ども議会の教育長の答弁の中で、特に安全性をまず一番に確保して改修していくとありました。
それで、安全性なんですけれども、次のパネルをご覧ください。
これも北校舎なんですけれども、こちら手洗い場がありまして、どうもここの中、この奥の中です。この中の水、だから下水なのか、その水なのかが漏れていて、壁が外です。どんどん崩れてきているという状況です。ここの中で何かが起きております。教頭先生が「校舎の壁が傷んでいます。危険ですので、近づかないようにしましょう」と貼り紙を貼ってくださってあります。
このような状況なんですけれども、安全性をまず第一にというふうに言っている学校でこのような状況なんです。実はここを通ってここを出て行くと、ごみステーションがあります。なので、ここを通ってごみ捨て場に行きたいんです。あるいは外に出て北校舎のすぐ横を通って、例えばグラウンドのほうに行く子もいるだろうし、いろいろと通る場所でもあります。先生方が車を置いて通る場所でもあります。
そこなんですけれども、状況を早急に対応していただきたいなというふうに思うんですけれども、ご覧になっていかがでしょうか。
○議長(丸山正昭議員)
教育次長。
○教育次長(安藤貴正君)
現在スクリーンに映っておりますご指摘の箇所なんですけれども、既に把握はしておりまして、原因や対応策について検討を進めてきております。
なお、現在はこちらの補修工事につきまして既に工事発注をしてございまして、本年10月までには工事を完了させるという形で、現在進めている最中でございます。
以上です。
○議長(丸山正昭議員)
土屋さつき議員。
○3番(土屋さつき議員)
この危ない状態をずっとというのはやっぱりまずいと思いますので、本当に早く、まず安全そこが大事だなと教育長おっしゃるとおりだと思いますので、10月までに改修をしっかり終わらせていただいて、子どもたちが通ったり、先生方が通っても安全だという状況を早く、一日も早くつくっていただきたいというふうに思います。
それから、校舎から体育館に向かっていくところに、雨天時、水が吹き込むような場所があります。その状況についても把握はされていますでしょうか。
○議長(丸山正昭議員)
教育次長。
○教育次長(安藤貴正君)
今お話しのあった体育館の前の雨水が吹き込む箇所、これについても報告は受けておりまして把握はしております。
これまでも床面に対して滑り止め等の補修の工事も対応してきておりますが、最初の総括の答弁でも申し上げましたとおり、美南ガ丘小学校は改修を重ねてきているという実情もございまして、抜本的な解決にはなかなか技術的な問題もございまして難しい面がございます。そんな状況ですが、なるべく現在の応急的な対応も含めて何とか対応できるように努力はしていきたいというふうに考えております。
○議長(丸山正昭議員)
土屋さつき議員。
○3番(土屋さつき議員)
雨が降って床が濡れると本当に危ないですので、その辺も安全対策として対応をお願いします。
質問事項②に関して、東小学校と坂の上小学校のトイレなんですけれども、東小学校の子ども議員は、毎日清掃してこれからもトイレがきれいで清潔になるように清掃を続けていきますが、トイレの臭いが出てしまい、夏場は廊下までその臭いがしてつらい、トイレに行きたくないと我慢をしている人がいる。半分和式のため洋式に行列ができてしまうため、トイレを新しいものに替えてほしいと切実な思いを訴えていました。
現状を把握するため、8月の下旬に東小学校の校舎内の主にトイレを見せていただきました。
パネルをご覧ください。
東小学校見せていただいたんですけれども、ここのトイレとここのトイレ、こちらのトイレは2、3、4年生が合同で使っていて、洋式3、和式3です。こちらは1、6年生、だから上の階からも下りてくるんです。合同で使っていて、洋式が3、和式が3で、臭いなんですけれども、臭いを表現するのにこの辺りまで、これ臭いの場所です。もっと言えば教室の中までというような状況だということが分かりました。
それで、私、行かせていただいたとき、ちょうど給食の準備の時間になってしまったんですけれども、この臭いが廊下とか教室に広がり、給食時も食事の環境としてよくないなというふうに思ったんですけれども、すぐに改善できないんでしょうか。
○議長(丸山正昭議員)
教育次長。
○教育次長(安藤貴正君)
ご指摘の東小学校のトイレの問題でございますが、これまでも専門業者等を通じていろんな調査をしたり、あとは抜本的な解決のための排水管の洗浄なども行ってきておりますが、なかなかそれをもって完全に臭いが無くなるというようなことになかなかつながっていないというのが実状でございます。
引き続き、定期的な排水管の洗浄等を行いながら、より効果的な改善策につきましても、専門業者とちょっと相談の上、対応してまいりたいというふうに考えております。
○議長(丸山正昭議員)
土屋さつき議員。
○3番(土屋さつき議員)
その専門業者の洗浄というのは、夏休み中に行ったというふうに伺っています。これ見に行ったのは夏休み明けたその日、だから2学期始まってすぐでもう臭うんです。だからその洗浄が専門家がやっても、子どもが一生懸命トイレ掃除しても臭う。その現状を本当にしっかり把握していただきたいなと、これも早急に対応していただきたいなというふうに思います。
それから、子どもたち、各階にトイレが無いので、ここに集まる。洋式にやっぱり行きたい。なので、小学校は5分休みですよね。それで、5分休みで、例えば3学年の子たちが集まったという状況の中で、やっぱりトイレ我慢するとか行きたくないとかとなってくる。健康を害した子もいるんじゃないかなととても心配します。早急な対応が必要かなということを思っております。
すみません、それから、こちら5年2組の天井なんですけれども、すごく黒くなっていて、5年1組と5年3組はなっていません。なぜか5年2組だけこうなっております。子どもたちの声としては、何かここに手の跡とかもあるんだそうで怖い、この教室怖いというふうに言っておりました。これも改善できないんでしょうか。
○議長(丸山正昭議員)
教育次長。
○教育次長(安藤貴正君)
こちらも把握はしております。
黒いからといってカビではなくて、恐らく過去に煙突式のストーブを配置しておりましたので、それを使用した際にすすが漏れて天井に付着したのではないかというふうに考えてはおります。直ちに危険なものということではございませんけれども、全体的な改修の中で対応してまいりたいというふうに考えております。
○議長(丸山正昭議員)
土屋さつき議員。
○3番(土屋さつき議員)
じゃ、改修のほうをお願いしたいと思います。
それから、坂の上小学校もご覧いただきたいんですが、次のパネルをご覧ください。
こちら坂の上小学校です。こちらの2年生のトイレもやっぱり同じように夏休みに洗浄していただいたと、業者に。でも、臭いです。
それから、男子トイレなんですが、多分教育長よくご存じだと思いますが、お隣に印刷室があって、そのお隣が男子トイレになっています。洋式無し、これです、全部これ。それから、窓無し、暗い。
それから、女子トイレなんですけれども、廊下を挟んで一旦外に出て行く。これ外です。外に出ていただいて女子トイレがあります。洋式が1個と和式が2で、校舎の外のため、特に冬場なんてすごく寒いとそういうお話を伺ってきました。
坂の上小学校のトイレについては、2年前に和式を洋式に替えていただいた部分もあります。保護者からは、トイレが臭いし暗いと聞いていて、そのようなトイレには入学しても行きたくないというふうに子どもが言っているというそういう声もあるそうです。
坂の上小学校の2年生のトイレの悪臭について、把握と改修の見通しはいかがでしょうか。
○議長(丸山正昭議員)
教育次長。
○教育次長(安藤貴正君)
お答えいたします。
坂の上小学校は、もう既にご案内のとおり新設校への統合が予定されている学校ではありますが、衛生面ということもございます。大規模な改修は控えたいところではございますが、どのような対応が可能かどうか、こちらも現場とも相談しながらできる限りの対応はしてまいりたいというふうに考えております。
○議長(丸山正昭議員)
土屋さつき議員。
○3番(土屋さつき議員)
今いる子どもはここしか使わないんです。新しい学校に統合して行かない子もいますし、今は今なので、だからやっぱり統合してここ使わなくなってしまうかもしれませんが、やっぱりトイレはすごい大事な場所かなと思っております。
それから、職員トイレなんですけれども、転勤してきた先生からショックなトイレとそういうふうに思われているということです。男子トイレはさっきのお話で、それから女子トイレも外にあるというような状況なんですけれども、例えば女子トイレを温かい便座に替えて洋式にするとか、それから男子トイレも印刷室の隣ということで、例えば印刷室に女性の職員がいてその隣でトイレをするとかなり入りづらい状況かと思うんですけれども、その辺はいかがでしょうか。
○議長(丸山正昭議員)
教育次長。
○教育次長(安藤貴正君)
実情は十分分かります。
先ほどと同じ話にはなってまいりますが、現場とも相談をしながらどんな対応ができるかどうか、検討していきたいというふうに思います。
○議長(丸山正昭議員)
土屋さつき議員。
○3番(土屋さつき議員)
ぜひ現場に行って使っていただいて、状況を把握していただいて対応策をすぐに考えていただきたい。金銭面のこともあると思いますけれども、お願いします。
児童にとっても、教職員にとっても、トイレというのはとても重要な場所です。教育長は子ども議会の答弁の中で、清潔で使いやすいトイレは、皆さんが元気に学校生活を送る上でも大変重要というふうにありました。この2校のトイレの状況を見て、どう思われますか。
○議長(丸山正昭議員)
教育長。
○教育長(山下千鶴子君)
おっしゃるとおりであります。私も東小学校でも生活しました。それから、坂の上小学校も経験しておりますが、精いっぱい子どもたちと共に掃除をして、気持ちのよいトイレを使おうということで頑張ってまいりました。また、お花を飾ったり、それから音対策等もほかの音で紛らわせるようなそんな工夫もしてまいったわけですが、抜本的な改変ができるかというとなかなか難しいと考えております。
ただ、臭い対策は精いっぱいさせていただきたいと思っています。
以上です。
○議長(丸山正昭議員)
土屋さつき議員。
○3番(土屋さつき議員)
トイレに行かない人はいないと思いますので、ぜひともトイレでストレス感じないようにしていただきたいというふうに思います。
それから、要旨2の暑さ対策のエアコンなんですけれども、ちょうど伺ったときに図書館で読み聞かせをしていたんです。そのときにやっぱりエアコンが無くて図書館には、暑いというのがあります。
今、普通教室に入ったというお話でしたよね。図書館にぜひ入れていただきたいというふうに思うんですけれども、市長公約とか所信表明の中でも、市長は、小学校低学年で国語学習を充実させて、基礎学力の確立につなげますというふうにあります。国語は週1回、図書館に行く時間がありまして、やっぱり本に触れるということも国語力を上げたり、子どもの意欲、するために必要な場所だと思うんですけれども、あと図書館司書の先生も常時いらっしゃいますし、全ての学校の図書館のエアコンの設置をお願いしたいんですけれども、この辺はいかがなんでしょうか。
○議長(丸山正昭議員)
教育次長。
○教育次長(安藤貴正君)
図書館につきましては、野岸小学校とあと小諸東中学校に設置されております。野岸小学校は平成30年の竣工時のときに、それから小諸東中学校については今年度の大規模改造の際に対応したということでございます。あと、美南ガ丘小学校は学校独自に図書館への設置が済んでいるということであります。
特別教室のエアコンの設置ということであるんですが、これまでの経緯として、先ほども総括の答弁で教育長申し上げましたとおり、整備の当時は普通教室を優先的にということでございますが、順次、制度の改正もあって拡大されてきたという経過もございます。
今後も、学校からの要望ですとか現場の状況にもよりますけれども、基本的には学校の大規模改修の計画時に追加での設置を検討してまいりたいというふうに考えております。
○議長(丸山正昭議員)
土屋さつき議員。
○3番(土屋さつき議員)
じゃ、エアコンの設置のほうもご検討をお願いします。
最後に、教育長に、すみません、学校再編の関係なんですけれども、芦原中学校区の再編の進捗状況の周知、教職員にというのがとても大事だと教育長も先ほどおっしゃっておりました。
10月に多分、小諸市の学校職員会合同研究会というのもあると思いますので、その辺で具体的にお示しいただくのかと思いますが、その辺ちょっと最後に教えていただけますか。
○議長(丸山正昭議員)
教育長。
○教育長(山下千鶴子君)
11月末、学校職員会がございまして、そこではパネルディスカッション形式で学校再編、そして小中一貫教育ビジョンの説明等々行う予定でおります。
また、現在も各校、授業公開等をいたしまして、ビジョンの学び方、そこの部分を共有してまいっているところでございます。
以上です。
○議長(丸山正昭議員)
土屋さつき議員。
○3番(土屋さつき議員)
すみません、もう少し伺いたいところですが、時間になりましたので、これで私の一般質問を終わりにします。
○議長(丸山正昭議員)
以上で、3番、土屋さつき議員の質問を終わります。