『健幸都市こもろ、飯綱山公園官民連携魅力向上事業』 (田邉久夫)
R6年9月定例会
1 「健幸都市こもろ」のまちづくりについて
(1) 「ウエルネス・サードプレイス」を目指した成果について
① 公約として上げてから進捗状況はどうか
②「健幸都市こもろ」に対する市民の認識をどのように捉えているか
③「健幸都市こもろ」の観点から不登校・引きこもり・貧困などの問題を抱えている子どもたちへの対応はできているか
2 飯綱山公園官民連携魅力向上事業について
(1) 公園の管理等について
① 公園の案内看板が分かりづらいという話を聞くが改善する考えはあるか
② 草刈等の環境整備が不十分に感じられるがどうか③ 地元住民と管理方法などの意見交換を行う機会はあるか
◇ 田邉 久夫 議員
○議長(丸山正昭議員)
次に、一括質問一括答弁方式により、11番、田邉久夫議員の質問を許します。
11番、田邉久夫議員。
〔11番 田邉久夫議員 質問席〕
○11番(田邉久夫議員)
議席番号11番、幸笑みらい、田邉久夫でございます。
議長のお許しをいただきましたので、通告順に質問いたします。よろしくお願いいたします。
「健康都市こもろ(小諸版ウエルネスシティ)」とは、健康、ヘルスに限定されないウエルスとして、子育て、教育、環境、産業、交流、生活基盤など、あらゆる分野において健康、健全であることで選ばれるまちであると考えます。また、慌ただしい高度情報社会、ストレス社会に生きる現代人には、快適で心地よい場所、自分に帰れる場所、ウエルス支援により、自己開発、自己実現できる場所などが必要となります。そうした場所として、ウエルネス・サードプレイスを目指すということを、大きな特徴としています。このことは、小諸市の総合計画の根幹となる第5次基本計画の将来都市像、住みたい、行きたい、帰ってきたいまち小諸とも整合性がありますと施政方針で、ずっとこのことは市長が述べられていることです。
それにつきまして今回一般質問させていただきたいと思いますので、お願いいたします。
件名1、健幸都市こもろのまちづくりについて。
要旨(1)ウエルネス・サードプレイスを目指した成果について。
質問①公約として挙げてから進捗状況はどうか。
質問②健幸都市こもろに対する市民の認識はどのように捉えているか。
③健幸都市こもろの観点から不登校、ひきこもり、貧困などの問題を抱えている子どもたちへの対応はできているか。
○議長(丸山正昭議員)
ただいまの質問に対し答弁求めます。
市長。
〔市長 小泉俊博君 答弁席〕
○市長(小泉俊博君)
議席番号11番、田邉久夫議員の質問に対して答弁をいたします。
件名1、健幸都市こもろのまちづくりについて。
要旨(1)ウエルネス・サードプレイスを目指した成果について。
質問事項①公約として挙げてから進捗状況はどうかについて答弁をいたします。
健幸都市こもろ(小諸版ウエルネスシティ)の概念は、健康・福祉はもちろんのこと、子育て、教育、環境、産業交流、生活基盤、行政経営など、あらゆる分野で健康、健全であることで、市民が健康で生きがいを持ち、安全・安心で豊かな人生を営めるまちを目指すものであります。
ウエルネス・サードプレイスの考え方は、小諸の魅力に着目し、快適で心地よい癒やしの場所、また、自分自身を取り戻す場所、自己発見、自己実現できる場所を目指すものであります。このことによって、市民の健康で生きがいを持って安全・安心で豊かな人生を営めるまち、小諸市を訪れる市内外の方々が、自分に帰る、何度でも帰りたい、また、住んでみたいと思っていただく、そういうまちを目指しております。
さて、ご質問の進捗状況でありますが、これを図る指標というのは、現在様々なもので公表されています。あくまでも一つの例ではありますが、東洋経済新報社が公表しています住みよさランキングについて、毎年6月に公表されておりますが、今年2024年版では、全国812の都市と特別区の中で26位になりました。これは、子的な資料に基づいて、単なる人の感情だけではなく客観性を持って評価していただいているもので、私が市長に就任した2016年は374位でしたので、大幅に順位を上げることができました。
また、移住者の実績も一つの進捗状況を見る上での物差しになるかと思います。令和4年に167人、令和5年に289人の社会増と、ここ数年で大幅に増加している状況にあります。このほか、市民意識調査においても、政策における満足度が増加傾向になっておりますので、引き続き、健幸都市こもろ(小諸版ウエルネスシティ)を旗印に取り組んでまいりたいと考えております。
次に質問事項②健幸都市こもろに対する市民の認識をどのように捉えているか答弁をいたします。
私は、市長選を通じ、こもろ未来プロジェクト基本政策2024において、様々な政策を掲げさせていただきました。市民の皆様に、私が掲げた制作をご支持いただけたことにより、向こう4年間の市政を託されたものと認識しております。
健幸都市こもろ(小諸版ウエルネスシティ)については、言葉としては2期目から、その方向性は1期目がスタートする8年前から提唱しており、今回は特に自然増への挑戦として、これまでの実績や成果を考慮しつつ、若者が暮らしやすいまち、子育てが楽しいまち、子ども・女性を大切にするまちなどの実現を全面に打ち出して、政策として掲げさせていただいております。
私が掲げました政策は、小諸市自治基本条例第17条により、総合計画に反映することとなっておりますので、現在策定中の第12次基本計画の策定プロセスの中において、市政懇談会での周知や広聴事業である「市長のトークサロン」や「市長がおじゃまします」を通じて市民の皆様に周知をしておりますので、認知度は以前よりも増してきていると考えております。
現在策定中の第12次基本計画の中においても、政策・施策の中に健幸都市こもろ(小諸版ウエルネスシティ)の取組が掲げられ、次年度以降は、具体的な事業として実施していくこととなりますので、それらの事業を通じて市民の皆様の認識もさらに広げられるものと考えております。
今後も広報・広聴事業を通じて、市の政策・施策を知っていただく中で、健幸都市小諸(小諸版ウエルネスシティ)についても認識を深めていただけるよう努めてまいりたいと考えております。
引き続き、質問事項③健幸都市こもろの観点から不登校・ひきこもり・貧困などの問題を抱えている子どもたちへの対応はできているか、答弁をいたします。
この4月に設置いたしましたこども家庭センターでは、子どもや子育て家庭、母子保健に関する相談が気軽にでき、必要な情報やサービスをワンストップにより提供できる相談窓口として、保健福祉部が中心となり教育委員会とも連携した組織横断的な支援を行っております。
こども家庭センターには、統括支援員となる保健師や社会福祉士、家庭児童相談員、母子父子自立支援員、女性支援相談員を配置し、妊娠期から18歳までの子どもとその家庭に対し、切れ目なく子育て家庭の困りごとなどの相談に応じられるよう、庁舎1階にこども家庭支援課を配置し連携しやすい体制を整え、支援を行っております。
ご質問の不登校やひきこもり、貧困という問題は、家庭全体への係わりや支援が必要となることや、本人も含め外部からは相談先が分からない場合もありますので、こども家庭センターがその相談窓口となれるよう周知も行っております。
不登校やひきこもりなどの課題を抱えるに至る要因も様々なため、まずは関係性をつくり寄り添った支援を行うとともに、定期的に関係機関との支援会議を行い、支援の方向性の共有や支援者の質の向上にも取り組みながら対応を行ってまいります。
件名1について、本席から答弁以上でございます。
○議長(丸山正昭議員)
田邉久夫議員、再質問はよろしいですか。
田邉久夫議員。
○11番(田邉久夫議員)
最初にお断りしておきますけれども、質問1と質問には関連性がありますので、含めた中の質問でよろしいでしょうか。
○議長(丸山正昭議員)
はい、どうぞ。
○11番(田邉久夫議員)
今、市長答弁に、そこの弁で冒頭に申し上げている外からも中からも高評価得ているということでしたけれども、この市民意識調査でちょっとお伺いしたんですけれども、これはランダムに2,000通だか市民に配るというように聞いているんですけれども、それはそのとおりでよろしいですか。
○議長(丸山正昭議員)
企画課長。
○企画課長(小林秀行君)
お答えいたします。
市民意識調査につきましては、毎年16歳以上の市民の皆さん2,000人に対して、ランダムに選んだ2,000人に対して実施をしております。
以上です。
○議長(丸山正昭議員)
田邉久夫議員。
○11番(田邉久夫議員)
この項目の内容というのは、今、私がこの健幸都市こもろということについてお勧めしているんですけれども、そこで、このことについてはどんなような質問をその中でされていますか。
○議長(丸山正昭議員)
企画課長。
○企画課長(小林秀行君)
お答えいたします。
市民意識調査の内容ですけれども、市政、各分野における満足度に対する問いですとか、あとは日頃感じている、感心しているものは何かということ。あとは、市政を進めていく上で、各分野においてどういうものが重要度があるのかというような内容をお聞きしております。
で、それに加えまして、市民の皆様から直接ご意見をいただく手段といたしまして、市政に対して自由に意見を記載できる自由記載の欄を設けて皆さんからご意見をいただいているという状況です。
で、アンケートの送付分に、この自由記載につきましては、市長が一つずつ目を通しますということで記載させていただいておりますので、その効果もあったかと思いますけれども、多くのご意見を毎年いただいております。
で、いただいた意見につきましては、庁内で共有をさせていただいているのとともに、早急に対応が必要なもの等も事案ありますので、そういった事案につきましては担当課においてその都度対応させていただいているという状況になります。
以上です。
○議長(丸山正昭議員)
田邉久夫議員。
○11番(田邉久夫議員)
記載欄があるということは、アンケートの何%かというのはマル・バツとか、三角じゃない、そういう記載方法ですか。
○議長(丸山正昭議員)
企画課長。
○企画課長(小林秀行君)
調査の内容につきましては基本的に、例えば満足度をはかるものについては、満足か満足でないかというような選択になります。で、自由記載以外のものについては基本的に選択制になっております。
以上です。
○議長(丸山正昭議員)
田邉久夫議員。
○11番(田邉久夫議員)
それ、ある程度全面回答というか、おかしいですけれども、ほとんど大体記入なしというのはなくて、全部記入して返ってきますか。
○議長(丸山正昭議員)
企画課長。
○企画課長(小林秀行君)
基本的に選択するものについてはマルという形で選択をいただいているものもあります。
ただ、回答する方によっては、ちょっと分からないものについては分からないというような形でお書きいただく方もありますけれども、基本的にはほとんどの方が、回答いただいているほとんどの方が選択のところにマルをつけていただいているという状況です。
以上です。
○議長(丸山正昭議員)
田邉久夫議員。
○11番(田邉久夫議員)
記載する方法もあるということなんですけれども、私、今回この健幸都市こもろというのは、多分市長就任以来ずっと公約挙げていることなので、結構重要視な部分があると思うんですよね。それで、いつも私、市長にお願いしているんだけど、聞き慣れない言葉が入ったりとかってしていて、意味、健幸の「こう」というのは、普通は「康」という字を書くんだけど「幸せ」という字を書いていますよね。そういった意味でのどの程度なのかということでしないと、そのいっていいというのが分からないと評価のしようがないと私は思うんですけれども、その辺のところっていうのはどうかなと思うので。何か来たもの見て何か疑問になることってありますか。どんなこと言っているんだろうなとかっていうようなことって。
○議長(丸山正昭議員)
企画課長。
○企画課長(小林秀行君)
市民アンケート調査を実施する際には、基本的にこういう意図でこの調査を実施していますということで説明文を書かせていただいておりますが、先ほど議員さんおっしゃられるように、ウエルネスシティということ自体がちょっと聞き慣れないということも聞かれる中で、この4年間については、その内容がこういうことですよということで、それぞれの事業とか施策を進める中で関係する皆さんには説明をさせていただいているということで、特段市民意識調査の中でちょっと文言が難しいというような記載をいただいたというケースはあまりないです。
以上です。
○議長(丸山正昭議員)
田邉久夫議員。
○11番(田邉久夫議員)
やっぱりちょっと市民の皆さんが判定に困るようなことがあると、正確な意識調査というのはできなくなっているものですから、ちょっと内容を聞いてみました。
市長、それでちょっと質問なんですけれども、この健幸都市のことで挙げられて、いつも施政方針で言われているときに、一番最初のときからちょっとサードプレイスとかいろんな言葉が出てきて、なかなかちょっと難しくてお分かりにならないでもうちょっと減らしていただけませんかねなんてことを、私ちょっと前にお願いしたことあったんですけれども、で、また再質問になりますけれども、健幸都市こもろの は、やはり横文字が多くて市民には伝わりづらい感じがするんですね、今でも。で、その中で、より多くの市民の概念や、その多くの市民にその概念や市政、施策を理解、認識していただくために、市長としてどのような考えがいるかというの、ちょっと改めてお聞かせ願いたいんですけれども。
○議長(丸山正昭議員)
市長。
○市長(小泉俊博君)
田邉議員おっしゃるとおり、横文字多いということは素直に認めます。
先ほども田邉議員、健幸の「こう」の字が「幸せ」になっていて、本来の健康とは違うんじゃないかという話もあるんですけれども、そもそも論からすると、このウエルネスシティというほうが先で、これをあえてその横文字であるがゆえにこれを分かりやすくというか、それに当てはめるような日本語を探して、で、それも造語にはなりますが、健幸都市という、こちらに行き着いたというのが、経過とするとそういうことです。
ただ、このウエルネスシティという言葉をなかなか日本語に訳すということも逆に難しくて、そのものが枠として入るということもなかなか日本語は難しいのかなというふうに思っています。
で、先ほども話をしてはいるんですが、これはもう粘り強く、何となくでもいいから理解をしていただくというか、おぼろげながらでもいいから私や市長公約を反映させるという意味での、今の小諸市政がこの健幸都市こもろ(小諸版ウエルネスシティ)を目指していくというそれを、おぼろげながらでもいいから理解をしていただくために様々な市民との対話の会、講演をしたりとかそういうときもそうですし、それからこういう基本計画を立てていく中で、そういう場面においてこの健幸都市こもろ(小諸版ウエルネスシティ)を一応皆さんに説明をして理解を深めていただくような、努めてきているということです。これは、第12次基本計画、今、策定していますけれども、今後においてもそういうことでやっていきたいなと思っています。
で、実際にこれを言い出した4年前から、例えば企業版ふるさと納税においても、この小諸版ウエルネスシティを理解をしていただき、それを応援したいという企業さんも実際いるわけですし、やっぱり様々な大学とか企業の皆さん中心に、大分理解も深まってきているのかな。一部市民の皆さんもそうですけれども、これは新しい言葉でありますし横文字ということもありますので、いずれにしても粘り強くしっかり説明を怠らないでやっていくということが大事かなというふうに思っています。
以上です。
○議長(丸山正昭議員)
田邉久夫議員。
○11番(田邉久夫議員)
市長言うことは、私たちはいつも議場でそういう言葉をよく聞いているから理解はできるんですけれども、市長が今、出向いた先でそのウエルネスとかサードプレイスとかいうのを粘り強く説明していただくというふうになれば市民もしっかりと理解をするとは思いますので、そういうような本当にありがたいです。そういう姿勢でいっていただければ。これ大変いい施策なので、いいんじゃないかなと思いますので、そのことだけは。いずれにしろ、市民の理解なくしてはなかなか施策というものは進むものではないので、改めてそんなところをちょっとお願いしておきたいなと思うので、よろしくお願いいたします。
で、あと、質問の3に行きますけれども、これは今の家庭、同僚議員が何度も質問しているんですけれども、私も今回これをするときに、今やっている健幸都市との兼ね合いでどうなのかなというようなことをちょっと思って、なら、この辺のところをちょっと書いてみたんですけれども、ちょっとデリケートな部分なのでなかなかあれなんですけれども、私もたまたまこのひきこもりとかいじめとか不登校ということ、ちょっと意識するようになっていたせいか分からない、いろんな読み物とかテレビとかってそういうことで見ていると、これは一方的なあれじゃないんですが、その見た私が理解するには、不登校、いじめとかっていうことで学校に行けない、行かないか分からないんですけれども、その子たちは結構ちょっと不幸なのかななんて思って見ていたら、ある番組で、不登校になったりいじめになったりした人がそこにいる場所においては、大きい子とかって6年生とか中学1年生とか、あるいは高校生というような方がいろいろなところでいるんですけれども、そういうところに、で、その方たちに聞くと、僕はいじめとかそういうのに遭いました。でも、将来自分がこういうふうになったことについて絶対させたくない、そういう世の中にしたいという、そういう強い意志を持った子が結構いたんですね。だから、あれ、だから、例えば じゃなくて、学校の風紀がなくてそうなっているのかどうかということもいろいろあると思うんですけれども、そのネタの、その、このセンターのほうではどんなような子どもさんが過ごし方をしているかというのは分かりますかね。もし分かったら教えていただきたいなと思うんですけれども。
○議長(丸山正昭議員)
保健福祉部長。
○保健福祉部長(土屋雅志君)
こども家庭センターで子どもの過ごし方全般を把握しているわけではございませんのでちょっとお答えしづらい部分があるんですけれども、こども家庭センターにおきましては、児童福祉と母子保健の機能を一体的に連携した支援が行えることを目的とした組織となりますので、先ほど市長答弁にもありましたとおり、こども家庭センターにおきましては、新たに統括支援員を置きまして支援の方針の協議とか合同の 会議を開催したり、関係機関との連携対策強化を図る支援を行っているところであります。
このようなことから、様々な課題を抱える子どもや家庭に対する支援でも、外部を含めた相談機関との連携が重要となりますので、組織を越えた切れ目のない支援体制づくりにつながっていることによりまして、こども福祉センターの役割を果たしているということになると思います。
先ほど言いましたとおり、不登校、ひきこもりとか貧困という問題抱えているお子様いらっしゃいますので、そういった方につきまして寄り添った支援ができるように努めてまいりたいと考えております。
以上です。
○議長(丸山正昭議員)
田邉久夫議員。
○11番(田邉久夫議員)
やっぱり、私もう時代が違うからあれなんですけれども、私たちが子どもの頃というのは、確かに上級生にいじめられるか隣のガキ大将にいじめられたかってしたことあったんですよね。
でも、上級生の皆さんが助けてくれて、敵討ちじゃないんだけどそういうことの中で育ってきたので、私の感覚の中でいじめとかそういうのって全くなかったので、だから、今この世の中でこういうふうになっているのかなと思ってはいるんですが、ただ、いろんな情勢の中でもそういうふうに、将来私はこうなったからこういうふうにしたい、こうつくりたい、やりたいということがいるということは、時代がちょっとずれていけばこの世界もちょっと変わっていくんじゃないかと思って期待していますので、またその辺のところ含めながらいっていただければありがたいかななんていうような気がしますけれども。
で、最後にあれなんですけれども、ことわざの中に、すべての道はローマに通ずということわざがあるんですけれども、その道というのは施策のことだと私、思うんですよね。で、その後、ローマというのが最終的には、住みたい、行きたい、帰りたいまち小諸ということを目指してウエルネスでやっているわけですよね。そこが本丸だと思うんですよね。だから、そういった面では、この実現に向けて市長のリーダーシップをしっかり取ってもらいたいと思って期待はしているんですけど、市長、その辺はどうでしょうか。
○議長(丸山正昭議員)
市長。
○市長(小泉俊博君)
激励としてお言葉いただきたいと思います。
○議長(丸山正昭議員)
田邉久夫議員。
○11番(田邉久夫議員)
ぜひその実現に向かっていっていただければありがたいと思いますね。
で、これで件名1は終了させていただきます。
件名2、飯綱山公園官民連携魅力向上事業についてお伺いいたします。
要旨(1)公園の管理等について。
質問①公園の案内看板が分かりづらいという話を聞くが、改善する考えはあるか。
質問②草刈りの環境整備が不十分に感じられるが、どうか。
③地元住民と管理方法などの意見交換を行う機会はあるか。
質問以上で。
○議長(丸山正昭議員)
答弁求めます。
市長。
〔市長 小泉俊博君 答弁席〕
○市長(小泉俊博君)
件名2、飯綱山公園官民連携魅力向上事業について。
要旨(1)公園の管理等について。
質問事項①公園の案内看板が分かりづらいという話を聞くが、改善する考えがあるか答弁をいたします。
飯綱山公園への案内看板につきましては、浅間サンライン、小諸インターチェンジ、国道18号の幹線道路からの来園者に対しまして、公園までのルート上において左右折が必要な交差点には案内看板を設置しております。今年度は浅間サンラインからの誘導として、新たに後平区内の交差点に案内看板を設置し、住宅地を避けた案内ができるよう充実を図っております。また、公園の出口にも来園者が帰宅の方向が分かるように案内看板を新たに追加しております。今後も市民の皆様や来園者のご意見を伺いながら、利便性の向上につながる対応を検討してまいります。
また、小諸市が設置する案内看板だけでなく、スタラス小諸による案内看板も設置してありますが、県の景観条例や屋外広告物条例の規制、道路占用に係る許可条件の関係から、これ以上の案内看板の設置は困難な見込みであります。
一方、スタラス小諸を目的に来られる方の中には、飯綱山公園の中にスタラス小諸があるという認識が無い方も一定数おられると思われ、そういった方々がスタラス小諸の案内看板だけを頼りに公園まで来るのは難しい面もあるのではないかと考えております。スタラス小諸は飯綱山公園の中にあるということの認知を広げていくことも今後も必要であり、飯綱山公園全体を考える上でも、美術館等の来館者の増加にもつながることから重要なことだと考えております。ですので、市としての取組だけでなく、スタラス小諸にもご協力を依頼し、例えばスタラス小諸のホームページやSNS等に、スタラス小諸は飯綱山公園の中にあるということをより一層PRしてもらうなど、連携して取り組んでまいりたいと考えております。
次に、質問事項②草刈り等の環境整備が不十分に感じられるがどうかについて答弁をいたします。
飯綱山公園は、自然豊かで眺望に恵まれた広大な公園であるため、草刈りや倒木処理などの環境整備につきましては、多くの方々のご協力をいただきながら維持管理に取り組んでおります。
園内の通常の草刈りは、園路沿いや広場など中心に、職員による直営作業と小諸北佐久シルバー人材センターを主軸にした民間への業務委託による作業を組み合わせて行っております。また、スタラス小諸を管理する区域、レストランやワイナリーショップ、キッズパーク、芝滑り、体験農場については、管理運営に関する協定に基づきスタラス小諸が草刈りを担当することになっております。
あわせて、主に北側及び南側斜面の小諸八重紅枝垂を植栽してある区域は、桜の里親である市内の企業や団体の皆様、地元区の皆様、また、個人の皆様により、草刈り等の維持管理に参加していただいており、令和4年度からは年2回の草刈り強化週間を設け、積極的に園内環境整備にご協力をいただいておるところであります。また、6月には、小諸市職員の共済会の主催により、200名を超える市職員有志がボランティアで園内の草刈り作業を実施しております。
改めて、市民協働による公園の環境整備が取り組まれる場として、関係の皆様のご尽力に感謝を申し上げる次第であります。
しかしながら、飯綱山公園は広大であり、主な業務委託先であるシルバー人材センターの草刈り作業従事者の減少に加え、近年は草の繁茂するスピードが早まっていることもあり、適切なタイミングに処理できないことも課題となっております。
今後も、多くの皆様のご理解ご協力を得ながら、官民連携により公園内の環境整備に努め、より親しまれ安全で快適にご利用いただける公園となるよう、工夫しながら維持管理に努めてまいります。
次に、質問事項③地元住民と管理方法などの意見交換を行う機会はあるかについて答弁をいたします。
県内で初の取組であるパークPFI制度を活用した飯綱山公園官民連携魅力向上事業は、公園づくりをより身近なものに感じてもらうことで市民参加の意識を高め、公園への愛着を深めてもらうことも特徴のひとつであり、その点も評価され、今年6月に内閣府が行った第1回PPP/PFI事業優良事例表彰で優秀賞を受賞しました。また、8月に行われた夏祭りや冬期間のイルミネーションなどには、地元の皆さんも大勢参加し民間事業者と一緒にイベントを盛り上げていただいているほか、地元の規格外の野菜の販売ブースの設置や公園内の植栽活動、草刈りなど、地域と連携した取組が積極的に行われています。そのようなことから、公園の管理方法等につきましても、地元の皆さんと連携を取りながら進めていくことが有効だと考えております。
現時点では定期的な意見交換の場はございませんが、今後、民間事業者、公園管理者である小諸市と地元の皆さんで意見交換を行う場を設け、管理方法などについても一緒に考えていきたいと考えております。
件名2については、本席から以上でございます。
○議長(丸山正昭議員)
再質問、田邉久夫議員。
○11番(田邉久夫議員)
じゃ、質問いたします。
この質問①の公園内の看板が分かりづらいと話を聞くが改善する気はあるかということなんですけれども、実は私ちょっと後平と若干縁があったりなんかして行くことがあるんですけれども、そのとき、地元の方がスタラス小諸に車が入ってきたようなんだけれども、何かこの辺に本当にあるのかいといって引き返していってしまうというケースが何度も見られるということで今回これを質問したんですけれども、普通だと、今言ったこの飯綱公園内スタラス小諸とかというのは看板に多分あると思うんですけれども、そのとおり名前が入っていないということが、小さくて見逃したとかって分からないんですけれども、先ほど何か看板に制約があるというようなことをおっしゃっていたんですけれども、何かこういうものを案内看板に書いちゃいけないとかっていうそういうあれはあるんですかね、規定は。
○議長(丸山正昭議員)
建設水道部長。
○建設水道部長(山浦謙一君)
お答えいたします。
県の景観条例ですとか屋外広告物条例の規制等によって看板の設置自体が規制されているという状況もございますし、飯綱山公園という表記はできても民間の事業者でありますスタラスさんの名前がそこに入れていいかというところもありますので、その点についてもしっかりとちょっと検討といいますか確認してからでないとなかなか表示のほうは難しいかなというふうに考えております。
○議長(丸山正昭議員)
田邉久夫議員。
○11番(田邉久夫議員)
私もこのスタラスさんのパンフレット見て、軽井沢からぐっと来てこういうところですよと走ってみて、地元の私、知っている私は、つい 行く上の橋げたのところ左に曲がればいいんですけれども、思っていてもその看板を頼りにして行き過ぎちゃうということもあったりなんかして、また、入ってみるとなるほど、言われてみれば、右へ曲がって左へ行って真っすぐになると右へ行くとなると村の中に入っていって、真っすぐ下ると確かに一本道で何もなくて安全に下れるなと思うんですけれども、ただ、安全に下ったら今度また上へ上らなきゃいけないというややこしい道なんですよね。ただ、村を下れば直線で真っすぐあそこの美術館まで行ける道になるんですけれども、ただ、村の中の道が狭いということで、なかなかその幅を広げることは個人のところあるので難しいかなと思うので、先ほど答弁にあったでんすが、私もこっちのスタラス小諸さんのほうにお願いをして、持っているパンフレット出すことがあれば、何かスタラス小諸というのは飯綱山公園内にあるんだよということをちょっと書いてもらうとかっていうことがお願いできれば、そんなことでまたここへ来るお客さんも増えるのかなと思いますけれども、その辺のところはいかがでしょうか。
○議長(丸山正昭議員)
建設水道部長。
○建設水道部長(山浦謙一君)
先ほど市長から総括答弁でもお答えしましたとおり、スタラス小諸さんにもご協力いただきながら公園内にスタラスがあるということを周知していきたいというふうに思います。
○議長(丸山正昭議員)
田邉久夫議員。
○11番(田邉久夫議員)
せっかくのすばらしい官民連携の交流事業ということで、今人気も出てきてすごくお客さんも来ているということなので、より多くのお客様 ようにまた努力していただけたらと思います。
で、草刈りの件なんですけれども、私あそこちょっと散歩コースなので下からずっと上がっていくんですけれども、最初この周りを刈っていて、で、きれいになったなと思ったら上を刈っているんですよね。で、今度はまた上刈っているんですけれども、上を刈り終わる頃にはもう下のほうがまた草いっぱいになるって、しょっちゅう草をかいている状態をいつも見ていたんですね。それで、たしか地元の方も昔は何か美術館ができたときに、美術館はあることの道が分からないということで草刈りを何か土手とかにしたらしいんですよね。そういうことも、今、地元の方もなかなか年取ってやらなくなったねということで、また、その道のところも本当に でここにあるのかなというとこのあるという話なんですけれども、この辺のところはやっぱり常にきれいに刈るというのは難しいんですけれども、芝じゃなくて何かこういう土にするとかっていうことというのは考えていますか。それとも、もう草でずっといくということで、追いかけっこじゃないですけれどもそんなことで管理をされていくということでしょうか。
○議長(丸山正昭議員)
建設水道部長。
○建設水道部長(山浦謙一君)
ご承知のとおり、この飯綱山公園、広大な面積を有しておりまして、なかなか全てが手をかけないで管理していくというような体制にするには、やはり現実的ではないかなというふうに考えております。
また、除草剤等も使うという手もありますけれども、それよりはやはり民間の皆さん、地元区をはじめ企業の皆様ですとかそういった皆様の協力いただきながら一緒に公園をきれいに維持管理をしていければというふうに考えているところでございます。
○議長(丸山正昭議員)
田邉久夫議員。
○11番(田邉久夫議員)
じゃ、そんなことでよろしくお願いいたします。
で、地元住民との管理方法ということなんですが、この間ちょっとこの辺のところで話聞いたんだけど、なかなかできてから業者さんと市の皆さんと地元の皆さんで協議とかしたことがないというようなことをちょっとおっしゃっていたので、何か調べたらスタラスさんと小諸市としては何か定期的に話合いをしているとかいうことだったので、そこに何とか住民の代表の皆様加えていただいて、この経営というか運営というか、さっきお祭りの話もありましたけれども、そんなことに を借りるということはできないものでしょうかね。
○議長(丸山正昭議員)
建設水道部長。
○建設水道部長(山浦謙一君)
お答えいたします。
市としましては、民間事業者と定期的ではないものの必要に応じて打合せ等を行っている状況でございます。
また、民間事業者も、これまで地元とは非常に良好な関係を築かれてこられておりますので、民間事業者の意向も確認しないと、確認する必要がございますが、地元の皆様を含めてそういった打合せする機会というのは非常に有意義であってよいことだと思いますので、前向きに検討させていただければと思います。
○議長(丸山正昭議員)
田邉久夫議員。
○11番(田邉久夫議員)
やっぱりこういう事業って地元あってのものですので、しっかりと地元意見もくんでいってあげればと思いますので、よろしくお願いいたします。
で、私、この間ちょっと散歩していて、ふといつも思っていることがあるんだけど、桜が、すごくいい桜が何種類も植わっていていい名所なんですよね。で、都合のいいことに、 の桜が終わった1週間か10日頃に飯綱山の桜満開になるんですよね。で、見に来られる方お出でになるし、また、テレビ局の撮影も入っているんですよね。そんな中でお客さんが増えてはいるんだけど、ふと思ったときに、駐車場が下と上にあるんだけど、下に止めても上に置いてもあの坂がきついなと。下っていけば楽だけど帰ってくるときは上で、ものすごく 。で、桜が、普通は見上げて見る桜なんだけど、あそこは目線の高さでいろんな桜が楽しめる、八重もあるしということで、やっぱり桜の名所に近々なっていくんじゃないかなと思うので、そんな中で、あの起伏の激しい坂道というのは、何か何とかならないものなんでしょうか。例えば、行くと、高齢者の方も多いんですよ。今は、子どもさんは、スタラスさんの協力で草そりっていって滑るやつやって喜んでいらっしゃるんですけれども、大人はあそこまで行くのが何か大変だし、ドッグランはちょっと下にあるからいいんだろうけれども、あの上に行くというのがなかなか体力がいることなので、何か今後考えられるか、考えていることあるかどうか、ちょっとお聞きしたいんですけれども。
○議長(丸山正昭議員)
建設水道部長。
○建設水道部長(山浦謙一君)
お答えいたします。
飯綱山公園の南斜面につきましては、景観的に遠くからも桜が一望できるといった利点がある一方、大変、先ほど議員からご指摘のあったとおり大変勾配がありますので、足腰の弱い方など散策するにはやはり不向きな面があろうかと思います。
ただ、この南斜面には、ツツジ園があって東屋がございます第3駐車場、それから、ドッグランの下には第4駐車場ということで、それぞれ駐車場が配置されておりますので、こういった駐車場を上手に使っていただくなど、無理のない範囲で散策等を楽しんでいただければと思います。
いろいろeggを使ったりとか、また、スタラスさんのほうでもトゥクトゥクみたいな電気の乗り物ございますが、そういったところも考えられますが、ちょっと今のところはちょっとまだそういった段階ではないかなと考えておりますので、無理のない範囲で駐車場等をご利用いただいて散策を楽しんでいただければというふうに考えております。
以上です。
○議長(丸山正昭議員)
田邉久夫議員。
○11番(田邉久夫議員)
せめて一気に上れるよりは疲れるので、腰かけられるベンチか何かどこかに配置してあげれば助かると思うんですが、その辺のことは簡単にできるものなんでしょうか。やっぱりいろんな規制があってできないものなんでしょうか。
○議長(丸山正昭議員)
建設水道部長。
○建設水道部長(山浦謙一君)
ベンチにつきましては可能かと思いますので、また検討させていただければと思います。
○議長(丸山正昭議員)
田邉久夫議員。
○11番(田邉久夫議員)
で、改めてお願いというか確認なんですけれども、実はあそこに富士見城の跡がありますよね、あそこ公園になっていて奥まで行っているという。
また、私もちょっとそのとき 実は以前に小林一彦議員が、あの富士見城の展望台の下から道があってそれを伝わってくると、上の駐車場にある東屋のところに出る道があるんですよね。で、あそこを整備したらすごくいい観光スポットになるんじゃないかという けど、今その事業は進んでいるんですか。それともやっていないということの理解でよろしいでしょうか。私もその中からちょっと みたんですけれども。
○議長(丸山正昭議員)
建設水道部長。
○建設水道部長(山浦謙一君)
あちらについては、現在、階段等を利用しないでそちらの富士見城のほうまで行ける道路がございますので、なかなか利用者は少ないですけれども、そういったところを利用して行かれている方もいらっしゃいますので、非常に草刈り等そこまで全部やるということになりますので、管理等は大変ですが現在も使える状況です。
○議長(丸山正昭議員)
田邉久夫議員。
○11番(田邉久夫議員)
ありがとうございます。
これから名所になりつつある と思いますけれども、飯綱山公園ですね、大切に管理していただいて、お客さん来たとき不愉快にならないような状況でやっていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
私、飯綱山よく行くんですけれども、ちょっと思っていることがあるんですけれども、桜があって、それでワインが飲めてというようなところで、場所もいいので実は小諸市で婚活をあの場所でやったらどうかなと思うんですけれども、例えばワインを飲みながらお話ができるとか、美術館もあるだろうし、桜の時期に桜を見ながらお散歩しながらということで、そんなところもちょっとひとつ加えていただければ、なかなかいいスポットになっていくんじゃないかなと思いますけれども、これは企画のほうなのかな。
○議長(丸山正昭議員)
企画課長。
○企画課長(小林秀行君)
お答えいたします。
今のところ、市が主催して婚活イベントを実施するということの予定はありません。
ですが、こもろ観光局さんが山登りをフックとして浅間山ボルケーノラブ活というようなものを実施する中で、大変大きな成果を残しておりますので、スタラス小諸の施設管理者さんですとかこもろ観光局さんと話をする中で、その件についても話をしてみたいなというふうに思いますし、こもろ観光局等が行う婚活イベントにつきましては情報発信等、積極的に市としても支援をさせていただきたいというふうに考えております。
以上です。
○議長(丸山正昭議員)
田邉久夫議員。
○11番(田邉久夫議員)
じゃ、ぜひその、きっといいスポットになると思いますので、よろしくご検討お願いします。
以上で私の質問を終わります。ありがとうございました。
○議長(丸山正昭議員)
以上で、11番、田邉久夫議員の質問を終わります。