『市民主体のまちづくり』 (中村美奈子)
R6年三月定例会
1.市民主体のまちづくりについて
(1)参加と協働に伴う課題について
①市民の政治参加のひとつである投票行動をどう考えるか
②地域の宝やイベントをさらに活性化していくためにはどうか
③小諸の特産品や銘菓の促進における進捗状況はどうか
④今回の積雪における除融雪作業について、委託業者及び市民の協力体制はどうであったか
⑤全市民がごみ分別を主体的に取り組むには何が必要か
○議長(丸山正昭議員)
初めに、一括質問一括答弁方式により、2番、中村美奈子議員の質問を許します。
2番、中村美奈子議員。
〔2番 中村美奈子議員 質問席〕
○2番(中村美奈子議員)
皆さん、おはようございます。
議席番号2番、中村美奈子です。
本日は、4年に1度のうるう年ということで、2月29日、とても貴重な1日となります。一般質問3日目でございます。最終日です。本日もよろしくお願いいたします。
今回は、私の去年の1年間の質問を振り返り、さらに市民の皆さんの目線に立って質問を深めてまいりたいと思います。
それでは、通告順に従って質問いたします。
件名1、市民主体のまちづくりについて。
要旨(1)参加と協働に伴う課題について。
質問事項①市民の政治参加のひとつである投票行動をどう考えるか、伺います。
全国的に投票率の低下が当たり前になってきてしまった背景には何があるのでしょうか。選挙に行くこと、すなわち投票行動が自分ごととして捉えられている方とそうでない方、単純に何らかの理由で行かれなかった方に分かれている現状があるかと思います。何らかの理由で行かれなかった方には条件や送迎の面で改善はあると思いますが、自分ごととして捉えられていない方には市政や議会への期待は薄く、政策実現などが自分ごととして実感できない、自分たちが主役の小諸市であると感じていないからではないでしょうか。市民が主役と思ってもらえる市民目線の市政運営を市民とともに考えていく必要性をひしひしと感じております。
小諸市として、市民の投票行動をどのように捉えているのか、また投票行動を促すために何が必要と考えるのか伺います。
質問事項②地域の宝やイベントをさらに活性化していくためにはどうか、伺います。
これは、小諸市にはほかにはないお宝がたくさんあって、うらやましいと市外、県外の方によく言われます。実際、豊富な自然、歴史、伝統文化というお宝がたくさんあります。その中でも今回はお二人の有名な画伯で知られている美術館を子どもから高齢者までもっと市民の皆さんに利用していただくことはできないか、また、小諸市といえば懐古園というほど有名な超お宝があります。現在、小諸駅周辺には、新しい店舗やイベントなどでにぎわいと活性化が見られますが、懐古園については、観光客にとって、おもてなしが行き届いているでしょうか。懐古園周辺が寂しい、もっと活性化するように考えてほしい、観光客だけではなく、市民が何度でも足を運びたくなるような周辺の活性化に力を入れてほしいという市民の声があります。
さらに、イベントにつきましては、「音楽のまち・こもろ」に関する市民参加の現状をお聞きしたいと思います。
市長の施政方針にもありますように、事業の創意工夫と充実により、音楽文化のさらなる発展を図っていくとありますが、具体的に進みそうな計画がありましたらお願いします。
今回は、この3点に絞り質問させていただきます。
質問事項③小諸の特産品や銘菓の促進における進捗状況はどうかです。
去年初めて一般質問でもお聞きしましたが、特に小諸の特産品や銘菓として、新たに予定している商品や、今、商工会議所や民間企業などの開発を進めているような商品がございましたらぜひお聞かせください。
質問事項④今回の積雪における除融雪作業について、委託業者及び市民の協力体制はどうであったか、伺います。
今回の2月5日、6日の久しぶりの積雪にはいろいろと課題があったように思います。委託業者の除融雪作業はスムーズであったでしょうか。また、特に市民の皆さんには、自助、共助が基本と呼びかけられておりますが、自助と言っても自分たちの力ではどうにもならない方々、共助と言っても地域コミュニティーが希薄になっている現在、地域によって非常に差があります。
小諸市として、特に公助の分野ではどのように考えているのかお聞きしたいです。
質問事項⑤全市民がごみ分別を主体的に取り組むには何が必要か、伺います。
小諸市のごみについて、昨年6月に一般質問させていただきましたが、今回は燃えるごみの分別のみに絞り、質問させていただきます。
市長の施政方針にもありますように、小諸市は地球温暖化防止ゼロカーボンの実現への取組、脱炭素先行地域づくりの事業の実施を進めております。市民の皆さんには、どれだけ理解していただいているのでしょうか。私としましても、日頃、自分のできることから取り組み、周りの方々にもごみの分別の大切さを伝えております。去年、市民のごみの分別の悪さで2,100万円もの税金が無駄に使われて、クリーンヒルこもろが休みなくフル稼働するということで、それらに係わる全ての費用が加算されている現状の改善のために、市民の協力を呼びかけてまいりました。しかしながら、今回は去年の損失金よりさらに多い230万円多い、2,330万円の損失金となっております。その中でも燃えるごみの中に資源ごみと呼ばれるお宝の古紙、紙類530万円もの収入源が焼却されてしまっています。本当にもったいないお金が無駄になっております。特に、ごみ分別に対して全く意識のない市民の方々へ、この問題を届けるにはどうしたらいいでしょうか。伺います。
以上、件名1の一括質問を終わります。よろしくお願いいたします。
○議長(丸山正昭議員)
ただいまの質問に対し答弁を求めます。
市長。
○市長(小泉俊博君)
2番、中村美奈子議員の質問に対して答弁をいたします。
件名1、市民主体のまちづくりについて。
要旨(1)参加と協働に伴う課題について。
質問事項②地域の宝やイベントをさらに活性化させていくためにはどうか、答弁をいたします。
まず、先ほど触れられておりました美術館でございますが、市民の方向けに優待券を配布したり、企画展の内容を工夫するなどしながら、多くの市民の方に観覧してもらうよう取り組んでおります。また、小諸高原美術館白鳥映雪館におきましては、昨年3月にオープンしましたSTARRCE KOMOROによる波及効果もあり、現在のところ観覧者数はコロナ禍前の令和元年と比較すると60%増加している状況であります。高原美術館、STARRCE KOMOROでは、お互いに協力しながら集客につながる取組を検討しております。
次に、「音楽のまち・こもろ」では、小中学校の音楽活動の推進や市民の音楽活動に対する支援、また音楽に触れ合う機会の創出など市民の音楽文化振興のため、これまで様々な事業に取り組んでおります。新たにミニコンサートでは、野外コンサートの実施や開催時間の変更、また、作曲コンクールでは、学生だけでなく一般の方まで応募者を拡大できないかなど、創意工夫を図りながら市民の方がより参加しやすくなるよう検討しているところであります。
続きまして、小諸駅の懐古園側でございます。
国の重要文化財である三の門をはじめ、小諸城趾など文化財や藤村記念館、小山敬三美術館など社会教育施設、動物園、遊園地などの観光施設があり、飲食店や小売店、宿泊施設などもございます。駅を挟んだ反対側には大手門や旧小諸本陣、北国街道沿いには歴史的建造物も数多くあり、令和3年10月に大手門公園内にオープンしたまちタネ広場では、市民の皆様が主体となって多様なイベントが開催されております。
また、商工会議所が行っているスタンプラリーや小諸謎解きゲームなど民間の力により小諸駅周辺を回遊してもらうイベントなども行われております。
実際に、懐古園、小諸駅周辺北国街道全てを回遊したという方は令和元年と4年の比較で2倍程度に増加したといったデータも出ております。小諸駅周辺をエリアとして捉え、それぞれの地域のお宝を再認識し、つなぎ合わせることで、相乗効果を図りながらエリア全体のにぎわいにつながるよう市民が中心となって取り組まれている事業に対しまして、支援を図っていきたいと考えております。このように、市民参加をより拡大すべく取り組んでおります。市民主体の協働のまちづくりは、自治体や民間企業などと協力しながら地域の課題解決やまちづくりを進めることだと認識をしております。
市としましても、市民参加を促進するための環境づくりに一層取り組んでまいりたいと考えております。
続きまして、質問事項③小諸の特産品や銘菓の促進における進捗状況はどうかについて答弁をいたします。
本市には、リンゴやモモ、イチゴなど果樹を中心とした農産物、近年では、コンクールなどでその品質の高さが評価されたワインやお米のほか、みそ、おそば、日本酒といったすばらしい特産品があり、本市のふるさと納税返礼品として取り扱われております。これらの特産品や銘菓をさらに周知して、多くの方に小諸の魅力を知ってもらうプロモーション活動を今以上に行う必要があると考えております。特産品や銘菓の促進には、地域コミュニティーの協力が不可欠であります。市民による地域づくりのイニシアチブを奨励し、地域住民や地域団体が協力して特産品やメーカーの生産、販売、プロモーション活動を行う仕組みを構築することが大変重要と考え、これについては小諸観光局が主体となり、ワーキンググループを開催し、検討を行っている経過もございます。
また、商工会議所では、地域企業と共同して商品開発を行っているほか、地域企業同士が連携してのお土産品販売、自社ブランドのお土産品の確立と販売促進を行っております。今後は、地域の様々なステークホルダーとの協働も必要となり、自治体、経済界、地域団体、学術機関などとも連携し、特産品やメーカーの振興に向けた戦略やプロジェクトを共同で立案、実施する地域振興の共同ネットワークの構築も必要と考えております。
次に、質問事項④今回の積雪における除融雪作業について委託業者及び市民の協力体制はどうであったか答弁をいたします。
今回の積雪における委託業者による除雪作業については、あらかじめFAX等で出動体制の準備の依頼をし、その後指定された市道路線の作業に当たっていただきました。委託業者によって出動した時間帯は異なりますが、全体的には各業者の除融雪体制の速やかな確立によって、早めの作業にご協力いただいたため、市民の方からは業者の除融雪対応が以前より早く対応できていたとの声もいただきました。
また、一部路線でかき残しによる再除雪を行った箇所があったこと、除雪車が通過した後に除雪された雪が玄関先をふさいでしまったこと、道路の隅切り部に雪を捨てていたこと、指定路線外の除雪要望があったことなど、幾つか課題はありましたが、今後、委託業者と意見交換を行い、課題解決に向け取り組んでまいります。
市民の協力体制としましては、小型除雪機の貸出しによる除雪作業及び地域内での排雪作業や通学路などの歩道の除雪につきましても、地域で小型除雪機による歩行スペースの確保をしていただいたり、また、散布指定路線外の融雪作業については、市から支給された凍結防止剤をご活用いただき、凍結路防止にご協力をいただくなど、市民の皆さんの協力体制には大変感謝をしております。
除融雪作業につきましては、行政で指定する路線を実施する公助、自宅の敷地やその周辺を実施する自助、地域の生活道路や歩道、また高齢者のお宅など隣近所や地域で支え合う共助により、みんなの力で除雪をすることを基本に考えておりますので、引き続きご理解いただき、ご協力をお願いいたします。
次に、質問事項⑤全市民がごみ分別を主体的に取り組むには何が必要か、答弁をいたします。
ごみ処理に係る令和4年度経費は、年間5億5,230万円ほどで、市民1人当たりの経費は1万3,261円となっております。ごみの分別再資源化に取り組むには、市民の皆様に自分ごととして主体的に捉えてもらい、ごみ1つを捨てる際にも、種類、生ごみ等の資源物の分別とリサイクルについて考えていただく必要があると考えております。市は、今後も継続して廃棄物減量再資源化等推進市民会議での意見交換などからアイデアを集め、市民の皆様への周知、啓発に努めてまいります。具体的には、広報こもろ、ホームページ等での案内、ごみ資源収集カレンダーの未加入者も含めた全戸配布を継続して行い、新たな取組として衛生自治会、ごみ減量アドバイザーと連携して、集積所へのポスター掲示などごみの分別に向けてPR活動を検討してまいります。
市民の皆様の心に届く周知、啓発に努め、3月に改定予定のごみ処理基本計画で計画最終年度である8年後に、市民一人ひとり、1日当たりのごみの排出量を40グラム削減することを目標として掲げております。これは、イチゴ2個分ほどの重さとなります。排出量40グラムの削減により、8年後には市民1人当たりのごみ処理経費の1,000円削減を達成したいと考えております。
件名1について、本席からの答弁、以上でございます。
○議長(丸山正昭議員)
引き続いて、選挙管理委員会委員長。
○選挙管理委員会委員長(齋藤みどり君)
議席番号2番、中村美奈子議員の質問に対して答弁をいたします。
件名1、市民主体のまちづくりについて。
要旨(1)参加と協働に伴う課題について。
質問事項①市民の政治参加のひとつである投票行動をどう考えるかについて答弁いたします。
投票行動とは、選挙において有権者が賛否の意見や態度を表明する行動のことで、人々が政治に参加する方法のひとつであると言われております。政治学の一分野である選挙研究では、投票行動の分析が重要なテーマとされており、科学的研究の対象になっております。大学等で投票行動に関する研究がなされている中では、様々な要因を考えておられまして、投票する、棄権する、特定の候補者や生徒を選ぶという有権者の行動には何らかの要因があると考えられております。投票は民主主義社会の基本的な要素であり、市民が政治的な意思決定に参加する権利を実現する手段です。投票によって、政治家や政党の選択肢を検討し、自らの理念や政策に合致する候補者や政党を選ぶことができます。投票は個人の意見や意思を表明する機会ですが、棄権するということも意思の表われであると考えます。そこには、政治に関心がない、自分ごとではないなど、様々な要因があると思われます。
令和3年10月に執行された衆議院議員選挙後に、公益財団法人明るい選挙推進協会が実施したアンケートの中で、投票について年齢が高くなるにつれ、義務であると考えられ、投票が低くなるにつれ、権利であると考える方が多かったという結果があります。こうしたことも投票行動の要因のひとつであり、年齢別の投票率に結びついている要因であるとも考えます。
選挙管理委員会といたしましては、市民の投票行動については投票に行き、意思を示すという方を増やすべく様々な選挙啓発を進めてまいりますが、政治や行政、議会に関心を持っていただくことや政治に参加していただくという部分では、行政や議会としてもなすべきことがあるのではないかと考えますので、それぞれの分野においてそれぞれができること、やるべきことを考え、進めていく必要があると考えます。
本席からの答弁は以上となります。
○議長(丸山正昭議員)
再質問、中村美奈子議員。
○2番(中村美奈子議員)
それでは、随時質問させていただきます。再質問させていただきます。
ただいま、選挙管理委員長のほうから、ご説明いただいた投票行動についてですけれども、私も同じような思いも持ちました。話は違いますけれども、会社では、社員のモチベーションを上げるのに一番効果的な方法というのは、社員から要望されたことをどんな小さなことでも提案されたことをすぐに具体的に実践に移すということですね。そうすると自分が会社の一員であるということがとても実感できるんです。
市政の場合は、一個人の会社とは全く違うとは思いますが、重々承知しておりますが、市民が自分たちも市政に係わる一員なのだと実感できることが非常に重要だと思います。市民の皆さんに市政や議会への関心を広げる、深める、分かりやすく、見えやすく届けることが大切で、何より自分ごととして実感できる、市民が主役の市政運営の形が見えることが大事だと思うんですけれども、市長、いかがでしょうか。
○議長(丸山正昭議員)
市長。
○市長(小泉俊博君)
全くそのとおりだと思います。
ただ、行政の分野というのは、非常に分野が広くて、様々な分野に係わっておりますので、やはり対象となる市民一人ひとりが寄せる関心の部分というのがそれぞれ個々で違ってきます。その部分で何ていうんでしょうか、ニーズに合う形の施策ができるか、政策が打ち出せるかというところがまたひとつポイントになるのかなというふうに思っています。
以上です。
○議長(丸山正昭議員)
中村美奈子議員。
○2番(中村美奈子議員)
先ほど、選挙管理委員長のほうから、高齢になるほど義務と感じて、若い方ほど権利だと感じるということで、ちょっと私としてもお聞きしたいのですが、高校生、18歳から投票できますけれども、高校生には政治参加の一歩として、市民が主役の自治政治の大切さを、主権者教育、社会科の一環としてカリキュラムに取り組んでもらえるような高校教諭への働きかけということもできるんでしょうか。お伺いたします。
○議長(丸山正昭議員)
選挙管理委員会事務局長。
○選挙管理委員会事務局長(大井芳知君)
お答えいたします。
主権者教育につきましては、高校で社会科、公民の中で授業の中で取り入れていただいております。ただ、選挙管理委員会としてそこに深く係わっているかといいますと、なかなかそういう状況ではないというのがございまして、ただいまの学校側、高校だけではなく、中学校のほうでも入って主権者教育に何らかの形で係われないかということを学校とともに検討している状況でございます。
以上です。
○議長(丸山正昭議員)
中村美奈子議員。
○2番(中村美奈子議員)
はい、失礼しました。
さらに高校生にはそういう形で少しずつということもあるんですけれども、市内にいない大学生について、私の経験上、大学生の方々に投票に行ってねという話をしたらとても手間がかかって、面倒くさいということを言われまして、これは課題だとは思うんですけれども、もし本当に東京から帰ってきてくれて、投票のために小諸に帰ってきてくれるような大学生、いらしゃったら、小諸の特産品とかメーカーのプレゼントとか、飲食店とか温泉の割引券とか無料券を差し上げるような小諸をアピールして、また帰ってきてねというような、こんなことやっているんだよ、と伝えることも一緒にできないかなとは思うんですが、いかがでしょうか。
○議長(丸山正昭議員)
選挙管理委員会事務局長。
○選挙管理委員会事務局長(大井芳知君)
まず、住所の異動につきましては、総務省のほうでも推せんをされているんですけれども、実際に住居のある場所に住民登録をするというのが基本になっておりますので、まずはそこを考えていただきたいというのがひとつでございます。ですので、そういう方につきましては、不在者投票という投票行為が法律で定められておりますので、そういう形で投票していただくしかない、それが現在の住所地で投票を行うということであれば、その自治体の選挙にはすぐに係われるという状況でございます。まずは住所地ということを考えていただいた上で、選挙にどうしても小諸でやりたいという形で住所を動かさずに住んでいるとすれば、そういった方策も考えられることは考えられますけれども、まずは総務省のほうでも推せんしている住所の異動ということが基本でございますので、こちらを推せんしたいと思います。
以上です。
○議長(丸山正昭議員)
中村美奈子議員。
○2番(中村美奈子議員)
住所が小諸で、東京に行っていますよね。すみません、もう一度聞きます。東京に行っているとしますよね。そうしたら住所が小諸で、わざわざお金をかけて投票に帰ってきてくれるそんな子どもたちにも何かプレゼントはできませんか。
○議長(丸山正昭議員)
選挙管理委員会事務局長。
○選挙管理委員会事務局長(大井芳知君)
知るすべがない。行政として、住民異動をされていない方で東京に住んでいる方の把握というのは非常に困難であると考えます。その投票率を上げるための行動とすれば、いささか難しいのかなというふうには考えます。ただ、おっしゃられていることは重々分かりますので、検討できることはないかは、今後、選挙管理委員会でも模索してみたいと思います。
○議長(丸山正昭議員)
中村美奈子議員。
○2番(中村美奈子議員)
プレゼント目的ではなくて、投票したいで帰ってきて、何か本当に小諸市としてありがとうという気持ちのそういう投票行動へのきっかけとしてそういうことをちょっと考えたんですけれども。
それでは、去年、市議選の投票率の原因として、投票所の減少、投票所への交通手段などがありまして、電子投票というのは無理だということが分かりましたけれども、今年、4月に市長選がありますが、今回、「愛のりくん」の活用とか移動投票所の拡張とか告知の徹底とかはどうでしょうか。
○議長(丸山正昭議員)
選挙管理委員会事務局長。
○選挙管理委員会事務局長(大井芳知君)
コミュニティテレビこもろさんに協力をいただきまして、中学生、小学生の方から有権者の皆さんに対してPRというか投票に行きましょうという形でコマーシャルを行っていただいたり、中学生の方にはスーパーマーケットの前で選挙啓発を行っていただいたりということもやっていただくんですけれども、移動期日前投票所を前回選挙同様に行うとともに、拡張も考えております。ただ、市長選、6日間の期日前投票期間しかございませんので、その間でできる範囲ということでございますから、3日ほどしか取れないかなとという中で、できる限りやっていきたいなというふうに考えております。
以上です。
○議長(丸山正昭議員)
中村美奈子議員。
○2番(中村美奈子議員)
足の不自由な方とか高齢者への「愛のりくん」の活用なんかはそこはコラボというか連携しないんですね。
○議長(丸山正昭議員)
選挙管理委員会事務局長。
○選挙管理委員会事務局長(大井芳知君)
足のない方というか、なかなか投票所へ行きづらい方という方につきましては、今回、移動投票所というところに切り替えたところがございます。そちらを進めている中で、また別の方法も考えていきたいというふうに思いますが、今回の市長選におきましては、申し訳ございません、考えておりません。
○議長(丸山正昭議員)
中村美奈子議員。
○2番(中村美奈子議員)
小諸市の主役は市民ということを行政側も重々存じておると思いますので、ぜひ市民が投票行動したくなるような、市民でいてもらうために行政も議会も一丸となっていろいろ考えていくべきだなと思いました。
続きまして、質問②のほうへまいります。
地域の宝やイベントをさらに活性化させていくためにはどうか、ですけれども、先ほど市長のほうからもご紹介ありましたように、美術館のほう企画展など様々やられておりまして、小山敬三美術館、そして白鳥映雪先生の高原美術館のほう非常に小諸市が持てる宝だと思います。先日、高原美術館のほうの企画展にも行かせてもらいましたが、去年、私、「20年後の私へ」という企画展をやっていたので行かせていただいて、小学生の作品を見て、本当に20年後の私はこうなっていたいというような表情とコメントがあって、とても感動したんですけれども、一番主役の子どもの親御さんですね、その方にすばらしい作品があったねと言ったら、え、知らない、何それ、というふうに言われたんですね。保護者のほうにもそういう、やっぱりもうちょっと周知をしていただいて、子どもと一緒に行ってもらいたいなと思いましたし、その子どものコメントを見ると、今、何を考えていて、未来に何を期待しているのかという自分の子どもの姿が見えるし、そしてまた300人以上の6年生のいろんな子どもたちの姿も見えるので、本当に本格的な絵画とともに見ていただきたいなと思ったのがひとつなんですが、児童生徒、義務教育の9年間あります。その中で、何歳になってもこういう美術を見るきっかけというのはあるんですけれども、小さい頃のほうがさらに大きな感動を覚えると思うんですね。私たちの頃は子どもたちが多くてマンモスの時代だったので、全くそういうようなことをプレゼントしてもらえなかったんですけれども、子どもたちをバスに乗せてあげて、美術館を巡らせてあげるとか、そういうきっかけを大人がプレゼントしてあげるのが今の時代なのかななんて思ったり、せっかく小諸にすてきな美術館があるんですしね。そうしていただきたいなと思ったのと、あと高齢者の方々も美術館に行ったことない方がたくさんいます。人生100年時代、年を重ねるこの楽しみとして古希であったり、喜寿や傘寿、米寿、卒寿、白寿、100歳、白寿は99歳ですね。市が用意したバスで小諸お宝めぐりとか銘打って、美術館見たり、お花見、桜の時期はすてきですので、お花を見させてもらったりというイベントの開催はどうかなと思いますが、お伺いいたします。
○議長(丸山正昭議員)
答弁願います。
建設水道部長。
○建設水道部長(山浦立男君)
公共交通についてのほうでお答えさせていただきますけれども。交通弱者である高齢者の方々が美術館ですとかSTARRCE KOMOROのほうに行きたいというところにつきましては、これまで公共交通について、この前STARRCE KOMOROで開催されましたクリスマスツリーの点灯式のイベント等、そういったものについては担当課のほうでシャトルバスを用意して対応しているというような状況となっております。都市計画課のほうの公共交通につきましては、高原美術館の企画展や桜、紅葉のシーズンなど市民の方にぜひ足を運んでもらいたいというような場合については、特別便などを走らせないか、そういったことができないかなというところで検討してまいりたいというふうに考えているところでございます。
以上でございます。
○議長(丸山正昭議員)
中村美奈子議員。
○2番(中村美奈子議員)
ぜひお願いします。
バスはこれから学校再編の中でも検討されていくと思いますが、朝夕は送迎のときは子どもの送迎なんかで、空いた時間帯は市民のために、また児童生徒のために使うというようなそういうバスの使い方も考えられるんじゃないかなと思いますがいかがでしょうか。
○議長(丸山正昭議員)
建設水道部長。
○建設水道部長(山浦立男君)
朝夕の巡回バスについては、路線としてきちんと申請をして使っておる状況でございます。またあと運転手の皆さんの確保ですとか、それぞれいろんな課題があるかと思いますので、昼間のバスの運行については、なかなかちょっと厳しいものがあるのかなというふうには考えておるところでございます。
○議長(丸山正昭議員)
中村美奈子議員。
○2番(中村美奈子議員)
厳しいということで、これは子どもたちの生涯教育ということで、本当に9年間のうち1回も行ったことがない、子どもたちが1回も美術館に行ったことないというととてももったいないと思うので、ぜひ教育委員会としても考えていただきたいんですが、どうでしょうか。
○議長(丸山正昭議員)
教育次長。
○教育次長(安藤貴正君)
例えば、小諸高原美術館を例に取りますと、一番近い学校は水明小学校ということになります。現に水明小学校は近いということもございますので、子どもたちは歩いて高原美術館のほうに足を運び、例えば今言っているような「20年後の私へ」展などの見学等もしていただいております。ただ、ほかの学校はちょっと歩いて行くという距離にはないもんですから、行くとするとどうしてもやっぱりバスなりかを用意しないといけないということもございます。学校のほうには、そういった機会を通じて、教育委員会から呼びかけをしておりますが、学校のほうでもしそういった希望で子どもたちを美術館のほうに足を運んで鑑賞もいいですし、場合によっては今後の課題でもありますが、そこで今、高原美術館は創作もできる教室もできるような環境になっていますので、そんなことの利用ということも想定されますので、そういった場合については市のバス等の予約等も含めて、利用できる環境は整えていきたいというふうに考えております。
○議長(丸山正昭議員)
中村美奈子議員。
○2番(中村美奈子議員)
ぜひ、教育委員会、リーダーシップ取って、子どもの感性を育てるという部分でもすごく大事な教育かなと思いますので、よろしくお願いします。
それでは、懐古園のほうにまいります。懐古園の周辺なんですけれども、先ほど市長おっしゃったようにまちタネ広場などいろいろ周辺ではやっておりますが、もう少し近い、懐古園の周辺、周りにという声がありますんですね。その部分で何か計画されたり企業誘致されるそんなことはないでしょうか。
○議長(丸山正昭議員)
産業振興部長。
○産業振興部長(金井圭二君)
お答えいたします。
懐古園、駅の反対側になりまして、懐古園という強みを持った施設でございますが、議員のご指摘では、広がりをもうちょっとということだというふうに思いますので、懐古園はもうご存じのとおり、春の桜まつりと秋の紅葉まつり、これをやっておりますし、あと動物園、遊園地等もありまして、そこでも独自にイベントをやっております。ここと民間の皆さんとの少し結びつきとかそういったものを少し発生させるというのもひとつの手かなと思っておりまして、名勝を目指している施設でもございますので、あまり園の中で特別感があるものができないかもしれませんけれども、そういった民間の皆さんの発想と懐古園、動物園、遊園地が持っているものを結びつけて何らかの形が取れればいいなというふうにいつも思っておりますので、そんなことは引き続き検討していきたいというふうに思います。
○議長(丸山正昭議員)
中村美奈子議員。
○2番(中村美奈子議員)
懐古園の中は名勝となるということで、あまりというのは分かりますけれども、周りのところでもう少し活性化できたらなという声があります。例えば、ちょっと気軽に入れる飲食店とかお土産屋さんが、何か懐古園にちなんだお土産屋さんが周りにあればすぐ買い物ができる、そんなようなことも市民の皆さんおっしゃっておりました。
ちょっとこの頃、テレビを見た中で、藤井颯太8冠が鉄道が大好きなんですね。有名なんですけれども、その鉄道の中で一番心に残っている鉄道はということで、小海線だったんですね。この小海線、本当に景色すばらしいということと、最高地点1,345メートルの地点、野辺山の駅があるということで有名なんですけれども、そこの学生も沿線上で小海線としなの鉄道あります。学生もコラボしたような市民と、市民、学生と企業と行政、そんなコラボができたらすてきなんじゃないかなと思いますがいかがでしょうか。
○議長(丸山正昭議員)
産業振興部長。
○産業振興部長(金井圭二君)
お答えいたします。
小海線は沿線の市町村とも連携しながら観光的な取組もしておりますし、また、しなの鉄道があり、小諸駅があるということで、そういった鉄道と連携をした事業というのは、継続して行っておりますので、その中で、今、議員おっしゃられたような意味合いのものができるかどうかというのはまた検討していきたいというふうに思います。
○議長(丸山正昭議員)
中村美奈子議員。
○2番(中村美奈子議員)
ぜひ、懐古園に来たら、とってもおもてなしされた気分になったというようなお客様を増やして、また市民にとっても誇れる懐古園ですので、もう時間が空いたら足を運びたくなるようなそんな場所になりたいです。
次にまいります。
音楽のまちの関係ですけれども、作曲コンクールやミニコンサート、とても幅広くイベントのほうしていただいて、活性化させていただいているということは、非常に嬉しく思います。市民が募集して作曲コンクールをたくさん増えて、そうすると今、昼の音楽が「上を向いて歩こう」で夕方が市民の作曲された曲なんですけれども、両方とも昼も夜も小諸市民が作曲した曲ということにもなっていくのでしょうか。
○議長(丸山正昭議員)
教育次長。
○教育次長(安藤貴正君)
現在は、議員もご承知のとおり、夕方のサインメロディーに作曲コンクールでグランプリを取った作品を採用しているという現状でございます。お昼は、先ほど言ったとおり「上を向いて歩こう」ということなんですね。このサインメロディーを採用する際に、お昼の「上を向いて歩こう」が市民の皆様からも非常に親しみといいますか、好印象ということもありまして、ここについては基本的には変える考えはしないで、夕方を変えていきましょうという考えの下で、今までずっとやってきております。何というのかな、グランプリをサインメロディーに使ってはいるんですが、当然グランプリ以外の最優秀であったり、そういった作品も非常にすばらしい曲となっております。そういった曲も例えば、お昼に、あるいは夕方のサインメロディーを上半期、下半期に分けて2回にするとか、いろんな方法も実行委員会の中では検討しております。いずれにしても、なるべく多くの作品を応募していただいて、こちらが評価することによって、市民全体の「音楽のまち・こもろ」への底上げということにつながることでもございますので、引き続きそんなことも含めて検討していきたいというふうに考えております。
○議長(丸山正昭議員)
中村美奈子議員。
○2番(中村美奈子議員)
作曲コンクールの応募の数というのはどれくらいあったんでしたっけ。これでまた市民の応募が増えるということはさらに増えますよね。
○議長(丸山正昭議員)
教育次長。
○教育次長(安藤貴正君)
作曲コンクールも、本当に今、サインメロディーに採用するコンテストと子どもたちが気軽に応募できるようにもっとハードルを下げてやる、一部、二部というふうにこちらは分けているんですが、二部について、本当に今、何ていうのかな、こちらから音楽の専門の会計年度職員を学校に派遣して、作曲セミナー的なこともやりながら応募の拡大も目指していって、何百という数字が毎年応募があります。
一方、作曲コンクールで、サインメロディーに使用する部、そういったものについてかなり高度といいますか、そういった経験も必要であったり、いろんな知識も必要だったりするので、件数的には数十というような部数となっております。
○議長(丸山正昭議員)
中村美奈子議員。
○2番(中村美奈子議員)
いずれにしてもたくさんの応募があるということはすばらしいことで、ぜひたくさんの市民のそういう音楽をみんなに聞かせる機会をつくっていただくということも大事かなと思います。
それと、あと去年12月に行われた海上自衛隊のふれあいコンサートありました。そこで、抽選に落ちてしまった方からすごく残念だったという声がありまして、どうして私たち落ちてしまったんだというようなこともあったし、応募が多いというのは聞いていましたけれども、それを優先的に次回のふれあいコンサートに招待できるとか、12月だけじゃなくて何回も呼ぶことができるとか、そういうことはできるのでしょうか。
○議長(丸山正昭議員)
教育次長。
○教育次長(安藤貴正君)
お答えいたします。
先ほどお話のあった海上自衛隊のコンサート、応募多数となった点、主催者側、これは市ではなくて小諸防衛協会というところが主催だったんですけれども、そこで抽選を行って実施したというコンサートでございます。これにつきましては、毎年来る団は違いますが、こんなコンサートは防衛協会さんのほうで主催してやっていただいておりますが、一昨年の実施した同様のコンサートがやはり抽選となりまして、そこで抽選から残念ながら漏れてしまった方が180名ほどいたということを聞いております。その180名につきましては、今年の先ほどの海上自衛隊のコンサート、そちらに優先的に来ていただくような割り振りをしたというふうに聞いております。
ただ、今回の海上自衛隊のコンサートについては、一昨年を上回る応募数がありまして、2,500を越える応募者だったそうです。文化センター、満席で700ですので、2日間行われたんですが、それを合わせても1,400ですので、それをはるかに上回る2,500という大勢の方にお申込みいただいたということであります。そういったことで抽選に漏れた方がどう考えても数が多すぎて、今年、一昨年の漏れた方を優先的にやったような対応は来年はちょっと難しいというふうに主催者の方からは聞いております。主催者の方の考えもあろうかと思いますが、そういった優先的な取扱いをするためには、そのある程度収集した個人情報の取扱いもあったり、非常に負担も伴うということでもありますので、あと回数の問題も、先ほど議員おっしゃるとおり、1回じゃなくて2回ということもあります。そんな形も主催者側の判断ということにはなろうかと思いますけれども、なるべくそんな市民の期待に応えられるような開催ができればいいのかなというふうに考えております。
○議長(丸山正昭議員)
中村美奈子議員。
○2番(中村美奈子議員)
せっかく市民が今度は市民のほうから巻き込まれたい、音楽のまちだと思って巻き込まれたいと思ったのを断られちゃったというそういうちょっとがっかりした面もあるので、そういうところをどうにかうまく、今年の2月に私も、小諸市の消防団の音楽隊のふれあいコンサート、少し聞かせていただいたんですけれども、すごい満席、ほぼ満席で駐車場もいっぱいで、そういうところにも優先的に少しずつ招待をしたりというそういうのももっと周知をするとか、そういうことも必要なのかなと、何か事業団体とかは違っても連携して音楽のまちと掲げているんですから、それをしっかり市民が望んだらなるべくそれに沿うような形で考えていただきたいと思います。小諸としてやっぱり市民が自慢したくなるような音楽のまちをつくっていきたいと思います。
続きまして、小諸の特産品や銘菓の促進における進捗状況はどうかの質問ですけれども、こちらひとつの例として挙げたいのが、小諸市も姉妹都市として滑川市の取組はご存じかと思いますが、高校生がラーメンの商品開発に係わって大成功している例がありますよね。深層水塩ラーメンなんですけれども、2年間で3万食を突破しておりまして、2020年に当時の滑川高校商業科の2年生の5人が考案したんですが、1年間で商品化しました。そして、授業で学んだマーケティングを生かしてお土産として人気の高いラーメンという形に決定したということで、これがとても成功体験につながっております。生徒のアイデアを基に経営コンサルタントの会社がラーメンを商品化したわけですけれども、このような取組を小諸市でもしていただいて、お菓子分野、お土産分野、その我が市の小諸市プロジェクト、お土産プロジェクトみたいなものを立ち上げられないかなということを考えますが、これは本当に市民参加という部分で、若い高校生、また若い方々にとても興味を持っていただけるんじゃないかなと思いますがいかがでしょうか。
○議長(丸山正昭議員)
産業振興部長。
○産業振興部長(金井圭二君)
お答えいたします。
お土産品、銘菓、それから特産品を世に送り出していくにはいろいろな手法があると思いますし、様々な皆さんと協働するという形は必要なのかなというふうに思います。いずれにしましても、出したものが消費者に支持されるということが特産品、名産品につながる一番の基だと思いますから、そのために必要なやり方というのが何かあるのかというのが考える必要があるのかなというふうに思います。ただ、これをどういう主体で、どういうふうに行っていくのかというのは、先ほど市長答弁でも申し上げましたけれども、観光局のワーキンググループが何か考えていたりとか、あるいは市内の個店で例えばパスタのソースを開発して、おみそメーカーさんとそれからそういった瓶詰めをするメーカーさんと飲食店がコラボレーションしてつくったものですとか、あるいは議員の皆さんもご存じだと思いますけれども、ミュージシャンがほとんど毎日食べていますと言って、言った乾麺のそばがかなり有名になったりとか、そういったものがございますので、どういうやり方をしていくのか、開発をするのか、既存を使うのかとかいろいろな手法があると思いますので、それは私も市だけではなくて、関係する皆さんのご意見を伺いながらどういうふうにすべきかというのは考えていくことかなというふうに思っています。
○議長(丸山正昭議員)
中村美奈子議員。
○2番(中村美奈子議員)
小諸市にも昔からおいしいお菓子のお店もありますし、和菓子、洋菓子ありますし、そういうお店といろいろ手をつなぎながら、うちはここ、うちはここという ではなくて、小諸市が一丸となって何かできないかなと思いました。
では、質問事項④です。今回の積雪における除融雪作業について、委託業者及び市民の協力体制がどうであったかでございますが、先ほど部長のほうからも答弁いただきました。今回のような平日、若い世代、働き世代は学校や仕事で、自分の家の雪かきだけで精いっぱいだった方もいらっしゃいます。高齢者の方々も自分の出入口だけで精いっぱいという形で雪の山があちこちにありました。除雪の関係でも雪の山が残ってしまったという話ありましたけれども、車の通行時、右折、左折、対向車の危険性が高かったところが結構見られました。また、国道141号線の除雪の遅れをすごく感じました。市民からの問合せも多々ありました。それについてはいかがでしょうか。
○議長(丸山正昭議員)
建設水道部長。
○建設水道部長(山浦立男君)
国道141号線につきましては、確かに議員おっしゃるとおり、除雪の未完了の部分があるというような数件の通報をいただいておるところでございます。
ただ、この道路の所管している管轄ですが、長野県で管理をしている道路ということになりますので、それらの通報をいただいたごと、その都度佐久建設事務所のほうには連絡を取らせていただいて対応していただくようにお願いをしているところでございます。
以上でございます。
○議長(丸山正昭議員)
中村美奈子議員。
○2番(中村美奈子議員)
そこは、市道ではなくて県道だからうまく連携が取れないということですか。
○議長(丸山正昭議員)
建設水道部長。
○建設水道部長(山浦立男君)
連携が取れないとかそういうことではなくて、県道の部分については佐久建設事務所のほうで除雪態勢を取って、除雪の業者のほうにも依頼をしておりますので、そういったところで各順番も当然ございますので、そういったところでちょっと遅れが出たのかなというような状況でございます。
○議長(丸山正昭議員)
中村美奈子議員。
○2番(中村美奈子議員)
国道でしたね。国道だけれども県が見ているということですね、すみません。
そうですね、雪がなくなれば予算、お金もあっというまになくなってしまう、跡形もなくなってしまうんですけれども、安全を守るためには不可欠なお金であります。3月の補正予算、1,230万あまり、今回、除融雪費用のために補正されていますが、これはまたさらなる想定も考えられますか。
○議長(丸山正昭議員)
建設水道部長。
○建設水道部長(山浦立男君)
今回、上程させていただいたものについては、これまでの実績に基づいて不足分を補正をさせていただいているという状況でございます。今回の降った除融雪につきましては、まだ計上してございませんので、今後、財政課のほうと相談をしながら対応について協議をしていきたいというふうに思っているところでございます。
○議長(丸山正昭議員)
中村美奈子議員。
○2番(中村美奈子議員)
そうですね、この除雪に対しても自主防災組織と消防団の連携ということもすごく大事だと私も思うんですけれども、先日の議員の質問なんかでも出てきましたけれども、この積雪のときこそそういう組織が動くというのもひとつですし、前回、私のほうからも有償ボランティアということで、お願いできないかなということで研究しますというようなご答弁だったと思いますが、このことにも、何か月なので変わりはないかと思いますが、どうでしょう、市民アンケートを実施して、本当にお困りの方々もいらっしゃいます。生の声を除雪に対しても、災害の不安に対しても市民アンケートを取ってみるというのはいかがでしょうか。
○議長(丸山正昭議員)
建設水道部長。
○建設水道部長(山浦立男君)
その部分については、今後の除融雪についての検討の中に参考とさせていただくようにしていきたいと思います。
○議長(丸山正昭議員)
中村美奈子議員。
○2番(中村美奈子議員)
ありがとうございます。
続いて、質問事項⑤全市民がごみ分別を主体的に取り組むには何が必要か、ですけれども、昨年質問させていただいたごみ分別のお話の中に、1,000トンオーバーしている現状があり、それを減らすには66グラムの市民の皆さんへのご協力ということをおっしゃられて、66グラムだったらと思ったんですけれども、いざ今年度、ちょっと損失金を見てみたら、その現状が果たせてなかったんですね。どうすればいいんでしょうかと思ったんですけれども、今度は、じゃ、税金、自分たちのお金を、納めているお金がこんなにも損失しているんだというほうへ働きかけたらどうかなとも思ったわけですけれども。ちょっとご紹介しますと、鹿児島県の大崎町というところは、1万3,000人ぐらいの小さな町なんですけれども、リサイクル率12年連続で1位なんですね。この全国20%の平均に対して、大崎町のリサイクル率は82%ということで、さらに資源ごみを売却した利益を町民に還元しているというんですね。700万から800万です。そのお金は、奨学金制度に使われたり、リサイクル事業を町の衛生自治体が、組織が立ち上げている。そうして雇用を生んでいる、そのような現状がありまして、とてもすばらしい取組だなと思いました。この資源のごみ、もし利益になったら市民に還元するという方法を考えていくというのはいかがでしょうか。
○議長(丸山正昭議員)
市民生活部長。
○市民生活部長(大森宏之君)
まず、そういった方法もあろうかと思いますけれども、まずその前段としてやはり市民の皆様に環境、ごみ問題をどう捉えるかというような意識の醸成からまず入っていかないとなかなかそういった行動に移せないというふうに思います。まずは現状を知っていただいて、意識を持っていただいて、自ら自分ごととして主体的に行動に移す、そんなようなことをまず取組の中に入れていきまして、そのために何をするかということになりますけれども、今でもリアル活動、啓発活動しておりますけれども、今までの啓発活動もさらに継続、根気よく継続しながら新たな手法も取り入れながら、まずは意識の醸成というところから入っていきたいというふうに思います。そこから、また分別の方法が上がって、変わってくる、そんなような中身にしたいというふうに思います。
以上でございます。
○議長(丸山正昭議員)
中村美奈子議員。
○2番(中村美奈子議員)
はい、ありがとうございます。
この大崎町というところは、この自治体の説明会を行うのに、開始前の3か月で450回の説明会を開催した、450回ですよ。本当に執念と熱意を感じます。小諸市としても、このくらいの熱意があって、意思を、熱意を持って届けたら市民の意識を変えられるのじゃないだろうかとも思いますし、ぜひお願いしたいと思います。
それでは、これで質問終わりにします。残ってしまいましたが、申し訳ありません。
ありがとうございました。