『防災対策/学校再編計画の実施について』 (土屋さつき)
R5年十二月定例会
1.小諸市の防災対策について
(1) 小諸市の公助について
①防災行政無線は小諸市内で聞こえない場所に対する対応はどうか
②小諸市公式LINEの登録状況はどうか
③防災行政無線戸別受信機を配布できないか
(2) 小諸市の共助、自助について
①共助、自助の取組の状況はどうか
2.小諸市学校再編計画について
(1) 小諸市学校再編計画の実施について
①教職員に対して学校再編及び小中一貫教育に関する理解は得られたのか
②小中一貫教育のカリキュラム・マネジメントはどこで行うのか
③芦原中学校の基本設計の策定にあたって市民の意見をどのように反映させるのか
3.学校におけるICTについて
(1) 児童・生徒及び教職員のタブレットの状況について
①児童・生徒のタブレットの使用状況はどうか
②教職員のタブレット及びパソコンの配置状況はどうか
○議長(丸山正昭議員)
初めに、一括質問一括答弁方式により、3番、土屋さつき議員の質問を許します。
3番、土屋さつき議員。
〔3番 土屋さつき議員 質問席〕
◆3番(土屋さつき議員)
おはようございます。議席番号3番、土屋さつきです。
通告順に従いまして質問させていただきます。
8月27日の小諸市総合防災訓練、9月3日の森山区防災訓練に参加させていただきました。小諸市総合防災訓練では、災害対策本部運営訓練及び公設避難所開設訓練を速やかに行っていました。森山区防災訓練では、要援護者の安否確認訓練、避難場所誘導訓練の後、4ブースに分かれて、1、消火器取扱い訓練、2、AEDを使った救急救命訓練、3、救助者等応急処置及び搬送訓練、4、災害時の注意事項説明を全て回って体験及び講義をお聞きするシステムが構築できており、いざという災害時への備えがしっかりしていると感じました。
また、11月11日に美南ガ丘小学校の地域交流会があり、各クラスの授業参観を見させていただきました。4年生のあるクラスは社会科で「自然災害から暮らしを守る」を学習していて、テーマごとのグループに分かれて、タブレットや教科書を使った調べ学習をしていました。
パネルをご覧ください。
教科書には、自分の身は自分で守る「自助」、右側にありますけれども、学校や地域で助け合った守る「共助」、市や県、国などが取り組む「公助」、ほかの地域との助け合い「互助」の記載があり、家庭で備えるものや、自助、共助、公助のバランスや連携について、自ら探究的な学びができていてすばらしいと感じると同時に、児童の防災意識の高さを目の当たりにしました。
このように、小諸市、区、学校のすばらしい取組の反面、防災行政無線は、音楽は聞こえるが放送になると言葉が聞き取れない、家の中では全く内容が分からない、大事な放送なのに内容が分からないことにストレスを感じる等、八満、南町、和田、森山、耳取区など様々な地域の方の声が寄せられました。
そこで今回は、小諸市の防災対策はどうか、災害時の十分な備えができているのかについてお尋ねします。
件名1、小諸市の防災対策について。
要旨(1)小諸市の公助について。
質問事項①防災行政無線は小諸市内で聞こえない場所に対する対応はどうか。
質問事項②小諸市公式LINEの登録状況はどうか。
質問事項③防災行政無線戸別受信機を配布できないか。
要旨(2)小諸市の共助、自助について。
質問事項①共助、自助の取組の状況はどうかについて質問いたします。
○議長(丸山正昭議員)
市長。
〔市長 小泉俊博君 答弁席〕
◎市長(小泉俊博君)
3番、土屋さつき議員の質問に対して答弁をいたします。
件名1、小諸市の防災対策について。
要旨(1)小諸市の公助について。
質問事項①防災行政無線は小諸市内で聞こえない場所に対する対応はどうか、答弁をいたします。
昨日の高橋公議員の答弁でお答えしましたとおり、防災行政無線の市内で聞こえない場所に対する対応につきましては、平成27、28年度に実施しました防災行政無線のデジタル化整備において、市内全域で音達調査を行い、その結果に基づき、屋外拡声子局のスピーカーの種類や方向を調整するとともに、新たに8か所を追加配置して、全101か所の屋外拡声子局により、市域をカバーできる体制を構築しております。しかし、気象状況などによっては聞こえない、または聞き取りにくい場合がありますので、メールマガジン、小諸市公式LINEで防災行政無線からの放送内容を確認していただくよう案内をしておるところであります。
また、インターネット環境をお持ちでない方へは、固定電話による防災行政無線の聞き直しサービスを勧めているところであります。
屋外拡声子局の故障による聞こえない状態への対応といたしましては、子局の放送状況を市民の皆様に確認していただくために、定時放送を毎日正午と夕方5時の2回行い、聞こえないなどの連絡をいただいた場合には、速やかに点検・修理を実施しております。
また、専門業者に委託して定期的な保守点検も実施しており、聞こえにくい、うるさいとの連絡があった箇所については、点検と併せてスピーカーの方向を調整するなど、可能な限り聞き取りにくい状況の改善に向け対応をしてきているところであります。
次に、質問事項②小諸市公式LINEの登録状況はどうか、答弁をいたします。
総務省の令和5年版情報通信白書によりますと、2022年の情報通信機器の世帯保有率は、モバイル端末全体で97.5%、その内数であるスマートフォンは90.1%と報告されておりますことから、スマートフォン等の端末を災害情報の受信端末としてご利用していただくことは、安価で効率のよい方法ではないかと考えておるところであります。
また、NTTドコモモバイル社会研究所によりますと、携帯・スマホ所有者について、代表的なSNSの利用率は、LINEが最も多く83.7%との報告がありますので、災害時の情報伝達手段として小諸市公式LINEを普及促進することは大変重要であると考えております。
さて、小諸市公式LINEの登録状況でございますが、12月1日現在、3,760人でございます。
次に、質問事項③防災行政無線戸別受信機を配布できないか、答弁をいたします。
情報の受け手、災害の種別、災害の段階、気象条件等によって効果的な伝達手段が異なりますので、災害時の市民等の動きも想定した上で、各情報伝達手段の特徴を考慮して防災行政無線を主軸に、ホームページ、メール、LINE、Xやフェイスブックなど複数の手段を有機的に組み合わせて発信できる体制を整えてきているところでございます。
しかしながら、防災ラジオが使用できなくなって以降、LINE等を用意、利用できない高齢者から、防災ラジオに代わる屋内放送機器を要望する声が届いておりますし、また、国においても、市町村に対する手厚い財政措置を行うことにより、戸別受信機等の配備促進を図っている状況がございます。
デジタル方式の戸別受信機は、本体が高額なばかりか、屋外アンテナを必要とする場合もありますので、防災ラジオのように希望する方全てへ低価格で販売することはできませんが、令和6年、7年度に計画している防災行政無線の部分修繕において、戸別受信機の屋外アンテナの不要範囲を広げられる見込みがあるほか、戸別受信機を比較的安価に購入できる可能性もありますので、無償貸与の方向で検討しているところでございます。
次に、要旨(2)小諸市の共助、自助について。
質問事項①共助、自助の取組の状況はどうかについて答弁をいたします。
自助、自らの命は自らが守るの意識の徹底と共助による適切な避難行動により、大切な命を守り救えた多くの事例を見ますと、やはり共助、自助による対策が災害時に非常に有効であると考えているところであります。この点につきましては、広報こもろ9月号に「自然災害から身を守る」と題して、改めて自らの命は自らが守る自助が基本であることを訴え、日頃から自宅周辺をハザードマップで確認すること、災害から命を守るためには正確な防災情報を自ら取得することが重要であることについて掲載をいたしました。
あわせて、同内容は小諸市総合防災訓練の内容とともに、回覧で周知をしたところでございます。
ご承知のとおり、コロナ禍においては地域活動が制限される中、総合的な防災訓練の実施できない状況が続いておりましたが、新型コロナウイルス感染症の位置付けが本年5月8日から5類感染症に移行となりましたので、本年度は8月27日に総合防災訓練を19区とともに開催することができました。
各区には、年1回の防災訓練を実施するよう依頼しており、その結果については、年度末に区へ照会する関係上、現時点で区の実施状況を全てご報告することはできませんが、複数の訓練を組み合わせて実施した区が多く、また、消火器や消火栓の取扱い、救助及び水防訓練を地元消防団員が訓練指導を行うなど、地域防災力の向上が図られたと実感しております。
一方で、区の防災活動について、令和2年度に各区へ配布しました自主防災ファイルが活用されていないなどの課題もございますので、コロナ前に配布した資料等の再周知や本年度実施した区防災訓練の実施状況を報告するなど、区との協力体制の強化に向けて取り組んでまいります。
件名1については、本席からは以上でございます。
○議長(丸山正昭議員)
土屋さつき議員。
◆3番(土屋さつき議員)
今、市長の答弁にありましたように、多くのいろいろな対策を練ってのりしろを厚く小諸市でやっていただいていることが分かりました。
ただいまの話の中にありました聞き直しサービスについて、私は今回初めて知りました。知らない市民が多いので、もっと市民に知っていただくことが必要です。固定電話よりも携帯電話が普及してきている昨今、また、台風19号の被害があった際、私は当時、長野市に居住していましたが、非常時、固定電話が使えなくなるということを経験しました。どちらからでも対応できませんか。
○議長(丸山正昭議員)
危機管理課長。
◎危機管理課長(市村元昭君)
設備機能上につきましては、携帯電話やスマートフォンからも聞き直しができるように変更をすることは可能でございます。ただし、携帯電話やスマートフォンということであれば、メール、もしくは小諸市公式LINEのご利用をお願いしたいと思っております。
しかしながら、様々に取得する集団を確保するということは大変重要でございますので、費用対効果でありますとか、ほか自治体の状況を勘案しながら判断してまいりたいと考えております。
○議長(丸山正昭議員)
土屋さつき議員。
◆3番(土屋さつき議員)
ただいまのお話をいただきましたように、やっぱり様々な方法でというところが大事かなと考えております。
また、防災行政無線が聞こえる場所と聞こえない場所の防災行政無線が聞こえる場所と聞こえない場所の把握というのはできておりますか。
○議長(丸山正昭議員)
危機管理課長。
◎危機管理課長(市村元昭君)
先ほど市長の答弁からもありましたとおり、聞こえないエリアの解消につきましては実施をしてきたところでございますが、聞こえにくい場所につきましては、市民の皆様から直接、あるいは区長を通じて連絡をいただいて把握しているところでございます。
○議長(丸山正昭議員)
土屋さつき議員。
◆3番(土屋さつき議員)
やっぱりそのようなことをずっと継続して行うことが重要かと思います。
パネルをご覧ください。
こちら森山区から提供していただきました地図ですけれども、右の上のほうは、こちらは三岡駅、こちらは美南ガ丘小学校です。この赤いところですけれども、森山区のスピーカーの位置がこの赤い場所になります。この黄色い場所ですけれども、ここは先ほどお話しさせていただいきました防災行政無線の聞き取りにくい場所、これは防災訓練を区で行ったときのアンケートで、この辺りの方が聞き取りづらいとアンケートで書いていらしたという、そういう地図でございます。
ここで質問ですけれども、スピーカーを増やすことはできますか。
○議長(丸山正昭議員)
危機管理課長。
◎危機管理課長(市村元昭君)
既に配置済みの子局にスピーカーを追加設置する場合には、支柱の耐荷重等に問題がなければ可能でございます。また、新たな宅地造成等により、現状の子局のスピーカーからの音が届かないといった場合につきましては、到達性能の高いスピーカーに交換する、もしくは、新たに建柱してスピーカーを設置するということになります。
ただし、聞こえにくさの解消として増設を考えた場合には、他のスピーカーとの干渉によって、逆に悪化させるといった状況もございますので、あらかじめの調査が必要ということになります。
○議長(丸山正昭議員)
土屋さつき議員。
◆3番(土屋さつき議員)
状況に応じてということになるかと思いますが、必要があればスピーカーを増やしたり、あるはハウリングする場合もあると思いますので、スピーカーの向きを変えたり、先ほど市長のお話にもありましたけれども、必要になってくるのかなと感じます。
また、どこにスピーカーがあるのかを周知したりすることで、スピーカーの方向に耳を向けたり、家の中で一番近い部屋に行くと、聞く側の意識で聞こえやすくなるということもあると感じます。
総務文教委員会で視察させていただいた茨城県大洗町では、東日本大震災の際、4メートルを超える津波が押し寄せましたが、津波による死者は1人もいなかったそうです。その理由としては、「緊急避難命令、大至急、高台に避難せよ」という防災行政無線による放送とサイレンを鳴らしたとのことです。
ここで再質問ですが、小諸市では緊急時サイレンを鳴らすことはできますか。
○議長(丸山正昭議員)
危機管理課長。
◎危機管理課長(市村元昭君)
現設備におきましても、サイレンを鳴らす機能はございますので、特に市民に注意を払う必要があるといった場合には、鳴らすことは可能でございます。
○議長(丸山正昭議員)
土屋さつき議員。
◆3番(土屋さつき議員)
サイレンを鳴らすことも可能ということで確認できました。
2019年10月の台風19号で、長野市穂保の千曲川堤防が決壊し、多数の住宅や学校が浸水した長沼地区の方に当時のお話を伺いました。その日は、雨が降っていたため、放送が聞こえたり聞こえなかったりしていたそうで、家の電話はすぐに通じなくなり、半鐘を繰り返し鳴らして避難を呼びかけたとのことです。
ここで再質問です。小諸市では、緊急時半鐘を鳴らすことはできますか。
○議長(丸山正昭議員)
危機管理課長。
◎危機管理課長(市村元昭君)
半鐘につきましては、火災発生の際に、消防団員を招集する手段として利用がされてきたところでございます。現在の消防団の参集につきましては、スマホアプリの緊急連絡ツールを用いて行われております。災害時の利用につきましては、地震発生時や激しい暴風雨の中、火の見やぐらに上って半鐘を打つということは、消防団員の安全上の観点から、また、火災の発生と勘違いされて地域住民の皆様の混乱を招くということが想定されますことから、基本的には控えたほうがいいと考えております。
地域での緊急時におきましては、防災行政無線の子局ごとに放送ができるということになっておりますので、ぜひ活用をお願いできればと思います。
○議長(丸山正昭議員)
土屋さつき議員。
◆3番(土屋さつき議員)
いろいろとありますけれども、その場に応じて、緊急時ということもありますので、やっていただければと思います。
今、サイレンと半鐘のことをお聞きましたけれども、ほかの方法はありますか。
○議長(丸山正昭議員)
危機管理課長。
◎危機管理課長(市村元昭君)
現在の防災行政無線の聞こえにくさを解消する方法といたしましては、スピーカーをより高性能なものへ更新する方法がございます。更新時期につきましては、検討をしてまいりたいと考えております。
また、他の伝達手段といたしましては、協定に基づき、エフエムさくだいら、それからエフエムとうみ、また、コミュニティーテレビさんとも協定を締結しておりますので、それを通じてお伝えする方法がございます。
また、LINEに続く新たな伝達手段につきましては、導入効果の高い情報伝達手段につきまして調査検討をしているところでございますし、また、市民の皆様へは、防災情報を自ら積極的に取得していただくよう、引き続き広報をしてまいりたいと考えております。
○議長(丸山正昭議員)
土屋さつき議員。
◆3番(土屋さつき議員)
いろいろな方法があるということで教えていただき、ありがとうございました。
それでは、質問事項②小諸市の公式LINEの登録ですけれども、先ほど市長の答弁にもありましたが、人口約4万1,000人のうちの3,760人ということは、小諸市民の1割に満たない公式LINE登録数ということになりますが、これでは全市民に情報が行き渡らないのではないか思いますが、その辺はいかがでしょうか。
○議長(丸山正昭議員)
危機管理課長。
◎危機管理課長(市村元昭君)
災害時における住民への確実な情報伝達におきましては、一つの手段に頼らず、複数の災害情報伝達手段を組み合わせることが重要になります。LINEで全市民をカバーするということは考えておりませんが、防災ラジオの販売総数が6,500台でございましたので、少なくともこの数を上回るように普及広報活動を行ってまいります。
あわせて、繰り返しになりますが、LINEに続く新たな伝達手段につきましては、廉価で導入効果の高いものを引き続き調査、検討をしてまいります。
○議長(丸山正昭議員)
土屋さつき議員。
◆3番(土屋さつき議員)
公式LINEの登録数を増やす工夫というのは行っていますか。
○議長(丸山正昭議員)
危機管理課長。
◎危機管理課長(市村元昭君)
LINEを増やす工夫ということでございますが、広報はもとより、講習会、講演会、出前講座など、あらゆる機会を通じて案内をしているところでございます。また、区役員の引継ぎ時におきましては、オクレンジャーの登録と併せて案内をしているところでございます。
また、LINEは、現在まで防災、また防犯に特化して運用してきましたが、今後におきましては、LINEの予約機能を追加・活用していくことで、新たな利用者の獲得に努めてまいりたいと考えております。
○議長(丸山正昭議員)
土屋さつき議員。
◆3番(土屋さつき議員)
公式LINEの登録数を増やすということもとても大切になってくるかなと考えております。
パネルをご覧ください。
こちら、視察させていただきました大洗町の防災対策ですけれども、先ほど防災行政無線の戸別受信機、高額ということでしたが、こちら1台5万円、それからさらに、このアンテナを外に立てるということで、そちらも高額にはなっていましたが、こちらは先ほど4メートルの津波があったというようなこともありまして、1世帯1台、それから1事業所に1台配布ということで、令和5年6月現在では、94.7%で、転入者には随時配布をしていると。同じように緊急情報のメールとか、それから防災行政無線の電話応対サービス等も行っています。
また、備蓄は避難した人がそのとき3,000人ほどいたということで、3,000人掛ける2日分掛ける3食を備蓄しているという話を伺ってまいりました。
ここで質問事項③に関してですけれども、大洗町のように全戸配布は難しくても、後期高齢者及び独り暮らしの高齢者、障がい者のお宅に無償貸与はできませんか。
また、申請するとなると大変なので、区長さんの判断とか台帳にある方には即刻配布するような形は取れませんでしょうか。
○議長(丸山正昭議員)
危機管理課長。
◎危機管理課長(市村元昭君)
市長答弁にもございましたが、貸与する対象者につきましては、限定をさせていただきたいと思っておりますが、無償貸与の方向で検討してまいります。貸与の方法につきましては、またご意見いただきながら決めていきたいと考えております。
なお、貸与とする場合につきましては、国の支援特別交付税の措置の対象となりますので、活用してまいりたいと考えております。
○議長(丸山正昭議員)
土屋さつき議員。
◆3番(土屋さつき議員)
携帯電話が無いとかLINEを使えないという方もいらっしゃいますので、その辺の配慮もお願いしたいと思います。
次、要旨(2)の小諸市の共助、自助について伺います。
共助についてですが、11月末現在の各区の避難訓練の状況はいかがでしょうか。
○議長(丸山正昭議員)
危機管理課長。
◎危機管理課長(市村元昭君)
市長答弁のとおり、各区の防災訓練の実施状況につきましては、年度末に区へ照会する関係上、現時点で区の実施状況を報告できませんが、総合防災訓練前に調査した予定段階での状況について申し上げます。
総合防災訓練同日に実施していただく区が19区、別日での実施が25区でございます。それから、未定と回答のあった区が24区でございました。
○議長(丸山正昭議員)
土屋さつき議員。
◆3番(土屋さつき議員)
コロナ禍でいろいろと中断してしまったということもあると思いますので、ここでまた復活して共助についても手厚くしていけたらと思います。
それから、各地区ごとの防災倉庫に備蓄というのはありますかか。
○議長(丸山正昭議員)
危機管理課長。
◎危機管理課長(市村元昭君)
公設避難所であります千曲保育園、小中学校7校の体育館、それから総合体育館、クリーンヒルこもろ、文化センターに備蓄品を配備しております。また、市役所及び消防署前に設置をしました備蓄倉庫につきましても、備蓄品を保管しております。
また、区で備蓄品を購入するといった場合には、安全で安心なまちづくり補助金の活用を案内しているところでございます。
○議長(丸山正昭議員)
土屋さつき議員。
◆3番(土屋さつき議員)
いろいろな場所で、各地区で備蓄があるというのも安心につながりますので、ぜひこれからもお願いしたいと思います。
冒頭にお話ししたように、小学校の社会化では、防災に関する授業を行っております。3年生で警察と消防、4年生で自然災害から暮らしを守る、5年で林業と防災、山と水の保全、6年生で浅間山火山に係わる防災を学んでいます。各小学校とタイアップして、自助について見識を深めてもらい、それを家庭に返していくのはいかがでしょうか。
○議長(丸山正昭議員)
危機管理課長。
◎危機管理課長(市村元昭君)
東日本大震災において注目されました「釜石の奇跡」は、実は奇跡ではなく、釜石東中学校における徹底した事前の防災教育の成果と受け止められ、高く称賛をされているところでございます。本市におきましても、小諸市地域防災計画に実践的な防災教育や避難訓練の実施の必要性について記載をしたところでございます。本年度は、水明小学校4年生の防災教育の授業で協力させていただきましたが、引き続き、進めてまいりたいと考えております。
また、これによって、公式LINEの普及促進につながるものと考えております。
○議長(丸山正昭議員)
土屋さつき議員。
◆3番(土屋さつき議員)
小中学生の力を借りて家族にということは、とても有効な手段かと思いますので、そちらのほうも一緒に考えていただければと思います。
また、長沼地区の方も身分証明書があれば浸水した自宅のこと、それから預貯金のことも何とか対応できたとおっしゃっていました。緊急時に持ち出すもの、避難場所の確認、電話が通じなくなったときの対応の仕方、例えば離れた親戚で身を寄せる等、家族での話し合いをして備えをする自助もかなり重要になるかと考えております。そちらのほうもそれぞれできるようにしていければと思います。
それでは、次の件名に移ります。
件名2、小諸市学校再編計画について。
要旨(1)小諸市学校再編計画の実施について。
質問事項①教職員に対して学校再編及び小中一貫教育に関する理解は得られたのか。
質問事項②小中一貫教育のカリキュラム・マネジメントはどこで行うのか。
質問事項③芦原中学校区の基本設計に当たって市民の意見をどのように反映させるのかについて質問いたします。
○議長(丸山正昭議員)
教育長。
〔教育長 山下千鶴子君 答弁席〕
◎教育長(山下千鶴子君)
議席番号3番、土屋さつき議員のご質問にお答えいたします。
件名2、小諸市学校再編計画について。
要旨(1)小諸市学校再編計画の実施について。
質問事項①教職員に対して学校再編及び小中一貫教育に関する理解は得られたのかについてお答えいたします。
小諸市学校職員会共同研究会というのがございます。これは教職員主催の会であります。年1回、市内全小中学校の教職員が一堂に会して実践発表を行う会であります。昨年はオンラインで行われました。本年は10月31日、坂の上小学校を会場に実施されました。そこで、時間を割いていただき、学校再編及び小中一貫教育に特化しての説明をさせていただきました。
また、各校校長は自校において再編に関する進捗状況の説明、また、先進校視察の結果報告等を実施しております。学校再編説明会には、教育委員会で実施しました説明会には、教職員の方にも参加していただいております。
小中一貫教育については、各校で現状の課題について議論したものを校長が持ち寄り、小諸市の教育課題として共有しながら検討を進めております。教員が自ら学び、授業改善を図っていく、これは教師の使命であると考えております。各校で小中の公私の枠を超えて公開授業を行う、それから校内では1人1授業公開を行う、そういった中で仲間の授業を参観し、研究会を通して小諸市の小中一貫の教育の在り方を理解し合う、そして、一丸となって授業改善を実施していく、そのような歩みをこれからも進めていきたいと考えております。
質問事項②小中一貫教育のカリキュラム・マネジメントはどこで行うのかについてお答えいたします。
学習指導要領によりますと、カリキュラム・マネジメントを各学校においては、児童や学校、地域の実態を適切に把握し、1つ、教育の目的や目標の実現に必要な教育の内容等を教科等横断的な視点で組み立てていくこと、2つ目、教育課程の実施状況を評価して、その改善を図っていくこと、3つ目、教育課程の実施に必要な人的または物的な体制を確保するとともに、その改善を図っていくことなどを通して、教育課程に基づき組織的かつ計画的に各学校の教育活動の質の向上を図っていくことと説明しております。
以上のことからも、全教職員、そして学校が組織的に実施するものとしております。
続いて、質問事項③芦原中学校の基本設計の策定に当たって、市民の意見をどのように反映させるのか。
芦原中学校区の再編に関しては、本年度中に基本設計、実施設計を実施する設計者をプロポーザル方式により選定する予定で準備を進めております。プロポーザル方式により業者を選定する際には、児童生徒、教職員、保護者、地域の皆さんのご意見を設計に反映できることを選定の1つの条件としたいと考えております。設計者決定後、令和6年度に基本設計を実施しますので、このタイミングで市民の皆様のご意見をいただく予定でおります。
本席からの件名2についての答弁は以上といたします。
○議長(丸山正昭議員)
土屋さつき議員。
◆3番(土屋さつき議員)
再質問ですが、今、教育長のお話にありました小諸市学校職員会共同研究会、先日行われたと思いますが、その内容はどのようなものだったか教えてください。
○議長(丸山正昭議員)
教育長。
◎教育長(山下千鶴子君)
先ほども申しましたが、1年に一回、全教職員が集う研究会であります。その貴重な一回に、教育委員会が学校再編に係わる取組を説明させていただきました。その後、1時間ほど使って、信濃小中学校より佐藤利恵校長先生をお招きして、義務教育学校の日常やどのような活動をしているのかなど具体的なお話をしていただきました。
○議長(丸山正昭議員)
土屋さつき議員。
◆3番(土屋さつき議員)
今のもう少し詳しく伺いたいんですけれども、教職員に学校再編及び小中一貫教育について、どのようなお話をされたのか教えていただけますか。
○議長(丸山正昭議員)
教育長。
◎教育長(山下千鶴子君)
9月広報にて掲載した学校再編に係わる特集ページをまず全教職員に配布いたしました。また、コミュニティーテレビこもろで放映されました学校再編をテーマにした「市長の部屋」を一堂に会して視聴いただきました。1つは、学校再編の概要、2つ目、学校再編に取り組む理由、それから3つ目、小諸市が目指す教育、4点目、再編計画策定までの経緯と内容、そして最後に、芦原中学校再編に係わる今後のスケジュールについて、市長及び教育委員会の考え方を説明いたしました。
なお、共同研究会で放映しました市長の部屋につきましては、当市のホームページでも視聴いただくことができます。教職員には何度でも見ていただいて理解を深めることに利用していただくよう案内をしております。
○議長(丸山正昭議員)
土屋さつき議員。
◆3番(土屋さつき議員)
その際の小諸市学校職員会共同研究会の際の先生方のアンケートなどがあれば、そのときの受け止めや感想をお聞かせください。
○議長(丸山正昭議員)
教育長。
◎教育長(山下千鶴子君)
教員が「わくわくする」「楽しみだ」という感想を持っていたと校長、先生方を通じて聞くことができました。大変うれしく思っております。
新しい学校づくりと係わる機会に出会うことをチャンスと捉えていただいて、これからつくる学校のこの先50年、100年先を見据えて、子どもたちに喜んでもらえる学びがいのある学校づくりに向かいたいと考えております。引き続きのご協力をお願いしたいと思います。
○議長(丸山正昭議員)
土屋さつき議員。
◆3番(土屋さつき議員)
先生方がわくわくする、楽しみだ、そういうふうに思うということは、多分、子どもにもそれが伝わっていくのではないかと考えます。やっぱりそのような先生方の理解、それが子どもだったり保護者だったりに伝わって、これからの学校のことを考えていく、プラスになっていくと今感じました。
信濃小中学校の校長先生のお話は、多分、義務教育学校での具体が示されていらっしゃるので、学校再編や小中一貫教育のイメージがつかみやすかったと、そのように感じている先生方もいらっしゃると思います。しかしながら、テレビ番組の視聴に関しては、既にご自宅でご覧になった方もいらっしゃいますし、私も録画して見させていただきましたけれども、コロナ禍で開催できなかった小諸市学校職員会共同研究会を4年ぶりに8校の先生方が一堂に会して行われたので、教育長の学校再編に向けての熱い思いや具体的なお話を直接お聞きしたかったというようなご意見もあるんじゃないかと思いますが、いかがでしょうか。
○議長(丸山正昭議員)
教育長。
◎教育長(山下千鶴子君)
そういう感想が出て当然と思っております。昨年度は、オンラインで私が直接に皆様に語りかけました。今回は信濃小中学校の校長先生がおいでになるということで、そこでお話しいただくということで、私のほう、教育委員会としては市長の思いを伝えるという意味で、これが最適と思って市長の部屋を皆さんとともに視聴いたしました。
○議長(丸山正昭議員)
土屋さつき議員。
◆3番(土屋さつき議員)
私も視聴させていただいて、内容はコンパクトにまとまっていてとても分かりやすいなと思いましたけれども、これから何回も機会もあると思いますが、教育長を先生がどういうふうに思って、どういうふうにしたいのかということを直接職員に伝えていただくということがこれからも重要になってくるかなというふうに思いますので、ぜひその熱い思いをお気持ちを伝えていただきたいというふうにお願いします。
前回、9月の一般質問でも述べさせていただきましたが、教職員の皆様には、今から学校再編する学校を見据えて、目の前の児童生徒に教育を行っていただきたいと思います。また、昨日の小林一彦議員の一般質問にもありましたが、学校現場の校長先生や担任の先生方から小中一貫教育について児童生徒や保護者に伝えていただくこと、これが重要であると考えます。そのためにも、学校再編の資料提供や小中一貫教育の研修を今後も続けてお願いしたいと思います。
質問事項②に関してですけれども、パネルをご覧ください。
こちら品川区立学校教育要領、理科の内容の構成です。これは、先日視察に行かせていただいたとき、268ページもある冊子になっておりました。長野県には、このような小中一貫教育に関する指導要領成るものは現時点ではつくられていないと認識しています。
次、これは品川区立学校教育要領の算数・数学の内容の測定変化と関係、それから関数のところだけちょっとピックアップして出させていただきました。この1年生の身の回りのものの大きさとか量の測定、メートルとかキロメートル、それが折れ線グラフになったり比例表とか、6年生の比例・反比例、それから中学1年生といわれる7学年の比例・反比例、それから中2の一次関数、それから関数、二次関数、y=ax2乗ですね。これにつながっていくと、こんなふうに書いてありました。
品川区では、これだけではなくて、ほかにもたくさんいろんなことが書いてあるんですけれども、そうなると、それと同様なもの、あるいは小諸市バージョンとして、目標や大きな柱のきめ出しをしたグランドデザインにプラスして具体的な指導要領、あるいは教育計画のようなものが必要だと思うんですけれども、誰がどのようにこれを作成していきますか。
○議長(丸山正昭議員)
教育長。
◎教育長(山下千鶴子君)
ただいまの資料でございますが、これは昨日のご質問にもありましたが、カリキュラムと言われるものでございます。小諸市も、まだ小中一貫として1年生から中学3年生までを通してというのをつなぎをつくってはありませんが、それぞれ教科ごとに、小学校も中学校も、カリキュラムを今映写していただいたようなものは持っております。
小中一貫ということで、現在は校長会を中心に、各校の教育の課題を洗い出して、共有するものは何か、そして、どういう学びの在り方が必要かということを吟味しておるところであります。そこで、小諸市としての教育の計画の検討を進め、今、方向性が固まりつつあるところであります。
今後、小諸市のカリキュラム作成においても、小諸市バージョンとして、学校現場と教育委員会が一緒になって進めてまいりたいと考えております。
○議長(丸山正昭議員)
土屋さつき議員。
◆3番(土屋さつき議員)
校長会でというお話を以前にもいただきましたけれども、現場にいらっしゃる校長先生方は、ほかにもたくさん仕事を抱えていらっしゃいます。信濃小中学校の立ち上げに当たりましては、やっぱり大学の教授とか、県内外の義務教育学校の立ち上げに携わった先生方等を含めた小中一貫教育カリキュラムプロジェクトみたいな、名前は違うかもしれませんけれども、そのようなものの構築があったかというふうにお聞きしていますので、そのような検討もお願いしたいと思います。
また、先ほどのパネルにあるように、このような各教科の内容の構成、それを分かった上で、1年生から中学3年生まで、こういうふうにつながっているんだよという、これは教科書会社とかにもありますし、ほかの今の品川にもありますので、このようなことを分かって小学校の今の勉強が中学校のどこの勉強につながっているのか、中学校のこの学習は小学校のこの単元が基礎になって成り立っているということを理解した上で、先生方が指導していくことはとても大切だと思います。
そのことと、昨日の答弁にもありました夏休みに学力向上ミーティングを芦原中学校区で行っているというような話が小林一彦議員の答弁で、教育長もおっしゃっておりましたけれども、小諸市全体で小中一貫教育を推し進めるのであれば、芦原中学校区だけではなくて小諸東中学校区もそれぞれ、例えば全国学力・学習状況調査(NRT)の分野別の結果や分析、それで生徒や児童の実態を踏まえた上で、教科書や指導書を持ち寄って、小中合同教科会で9年間、見通しを持って教育をしていくこと。これはまだ、学校をどうするとかというふうに決まらなくても、来年度からでも開始できるんじゃないかなと思うんですけれども、いかがでしょうか。
○議長(丸山正昭議員)
教育長。
◎教育長(山下千鶴子君)
昨日もそのようなお話をさせていただきましたが、現在、どんな方向で学び方を統一していくかということの方向性が決まってきたところであります。各校も、それぞれ大学教授であったり、また、県の指導主事であったり、お招きして、その学校ごとの課題解決を狙って研究を進めておるところでございますが、一番は、校長からボトムダウンという形ではなくて、やはり教職員それぞれからボトムアップという形で教育が成り立っているものと思っております。何よりも教育するということは、創造的な営みであると思っていますので、こういうやり方でやりましょうと上から方向付けをすることは、一人一人の先生方の今までの積み重ねてきたものについて尊敬を値しないような状況になりますので、ボトムアップという形で、それぞれの教職員から、学び方、仲間から学ぶ、こんな学び方だと子どもたちにもっと分かりやすいかなという、そんな活動を繰り返しながら構築していきたい、そういうふうに考えております。
カリキュラム等の作成に当たっては、もちろん学校の教職員、現場の教職員と、それから教育委員会ともに前進させてまいります。
○議長(丸山正昭議員)
土屋さつき議員。
◆3番(土屋さつき議員)
骨子をつくっていくこと、それから細部について考えていくこと、その両面が必要かと考えておりますので、うまく構築できるようにしていければいいかなというふうに思います。
11月7日に行われた小諸義塾高等学校地域説明会というのがありまして、そこに行かせていただいたんですけれども、小諸新校再編実施計画懇話会のメンバーというのは、学校関係者、地域の代表、同窓会、PTA、生徒の代表者等により構成されていますが、小諸市学校再編懇話会が名称を変えて、学校再編準備委員会とか、何らかの形で立ち上げていくことは考えていませんか。
○議長(丸山正昭議員)
教育次長。
◎教育次長(安藤貴正君)
当市の学校再編計画策定のための懇話会と、現在、県で進めております小諸新校のための懇話会、名前は同じ懇話会という名前がついて、同じような組織かというふうにちょっと勘違いする方もいらっしゃると思うんですが、組織をする目的ですとか手法、県と小諸市では当然異なっております。また、高校再編と当市の学校再編では、現在進んでいる段階も違いますし、フェーズもまた異なるということになっております。
芦原中学校区の基本設計段階で意見をお聴きする際には、懇話会という組織はつくらずに、広く参加者から意見を募るという形で進めてまいりたいと考えておるところでございます。
○議長(丸山正昭議員)
土屋さつき議員。
◆3番(土屋さつき議員)
昨日の楚山伸二議員の教育長の答弁にあった学校再編の二、三年前に各種委員会の立ち上げというようなことをお話しされていましたけれども、これがそれに当たるのかなと思いますが、だから、先ほどもありました骨子、骨の部分、それから細部にわたるところ、全ていろいろな教職員の先生方、それからいろいろな有識者の方、校長先生方、皆さんでつくり上げていくことが必要かなというふうに思います。
質問ですけれども、NSD長野スクールデザインのメンバーの副市長に質問します。
先日の小諸義塾高等学校地域説明会の概要の説明及び質疑に対する応対がとてもスマートで分かりやすかったというふうに聞いていて感じましたが、その要因は、副市長は何だとお考えになりますでしょうか。
○議長(丸山正昭議員)
副市長。
◎副市長(田中尚公君)
現在、県の教育委員会が開催する小諸振興再編実施計画の懇話会の構成員として、懇話会に設けられたNSD長野スクールデザインプロジェクト会議の委員としても新しい学校づくりに今参画しております。特に、このNSD会議では、施設整備に係る意見交換、建築家の専門家を交えたワークショップや、地域をはじめ関係の皆さんの意見交換を校舎の設計に反映させる仕組みにより検討を進めております。
先月の地域説明会においても、こうした各プロジェクトの今までの取組を整理して説明をし、焦点を絞った資料による説明や、質疑に対する的確な回答がなされていたことも相まって、分かりやすさにつながったのではないかなと考えております。
先ほど教育次長から答弁がございましたとおり、2年後に開校を迎えた高校再編と、現在進めている市内の学校再編では、進んでいる段階も、フェーズも異なりますけれども、当市の学校再編においても施設整備を含めた新しい学校づくりに関係の皆さんの意見を反映させようとの取組が関心を高めるのではないかと考えております。
今後も、直接関係のある小学生の保護者や関係者の皆さんにとって、また、市民の皆さんにもより分かりやすくご理解いただけるような説明となれるよう努めてまいりたいと思います。
○議長(丸山正昭議員)
土屋さつき議員。
◆3番(土屋さつき議員)
いろいろな市民の声をしっかり聴いて、それを反映させていくというような姿勢というか、それがすごく伝わってきて、中学生とか高校生にも質問したりというのもありましたので、やっぱりそのような声を聴くということを考えていくのもすごく大事なのかなというふうに思います。
例えば県内の高校再編について、将来、高校生になる小中学生の保護者や児童生徒に、現段階でどのように理解しているのか、学び、校舎、通学等に関するアンケートを実施して市民の声を聴いている地区もあるようです。これ高校ですけれども。このような手法に学ぶこともあるのかなというふうに、全くすべてを取り入れるということは難しいと思いますが、いずれにしても常に市民の声に耳を傾けていただきたい、小諸市学校再編を進めていっていただけたらと思っております。
最後に教育長にお尋ねします。
小諸市学校再編を進めていく上で、今後どのような形で市民の声を反映させていくべきだと思いますか。
○議長(丸山正昭議員)
教育長。
◎教育長(山下千鶴子君)
まずは、多くの市民の皆さんに学校を、子どもたちの学びの姿を見ていただくことが必要だと考えております。そのことがこれからの議論を進める上で非常に重要であると私は考えております。
教育委員会では、興味関心を持っていただくために、今まで以上に、広報こもろ、それからホームページ等を活用いたします。また、ワークショップ方式を取り入れると、ただいまアンケート等のお話もございました。様々に工夫して、情報発信には力を入れていきたいと考えております。
○議長(丸山正昭議員)
土屋さつき議員。
◆3番(土屋さつき議員)
今、教育長のほうから、アンケートとか様々な工夫をして声を聴いていただくというようなことをお話しいただきましたので、これからやっぱりつくっていくに当たりまして、先ほども教育長のお話にもありましたトップダウンではなくてというところがすごく大事で、そこのところも考えながら今後進めていっていただければいいかなと思っております。
すみません、時間になりましたので、件名3は今回はなしで、次回に回させていただこうと思います。
これで私の一般質問を終わらせていただきます。