『子ども・子育て支援事業、小中一貫教育推進基本方針』 土屋さつき
R7年6月定例会
1 子ども・子育て支援事業について(パネル使用)
(1)小諸市内保育園の状況について〔一問一答方式〕
① 昨年度と比較した園児の人数と保育士確保の現状はどうか
② 「一時的保育」と「こども誰でも通園制度」の併用はどのように取り組んでいくのか
(2) 子どもセンター・児童館・児童クラブについて
① 今年度の利用状況と職員確保の現状はどうか
② 育児相談の状況はどうか
2 小諸市小中一貫教育推進基本方針の実施について(パネル使用)
(1) 芦原新校の基本設計について
① 教職員、児童生徒、保護者、市民の意見は基本設計に反映されるのか
② 市民ワークショップ及び市民説明会の今後の見通しはどうか
(2)小諸東中学校区の小中一貫教育推進基本方針の実施について ① 芦原中学校区との教育的差異は生じないか
◇ 土 屋 さつき 議 員
○議長(山浦利夫議員)
初めに、一問一答方式により、3番、土屋さつき議員の質問を許します。
3番、土屋さつぎ議員。
〔3番 土屋さつき議員 質問席〕
○3番(土屋さつき議員)
おはようございます。
議席番号3番、土屋さつきです。通告順に従いまして、質問させていただきます。
小諸市は、令和7年度から11年度までを計画期間とした小諸市こども計画を令和7年3月に策定しました。70ページ弱の冊子にまとめられ、アンケートから実態を把握し、計画を立てて、それぞれの部署で4月から施策を推進している、まさに現在進行形であると思います。
私たち議員はその冊子以外にも、小諸市こども計画概要版で相談窓口や担当課等もお示しいただいています。広報こもろ5月号にも小諸市こども計画を策定したことや概略が1ページにまとめられていました。小諸市のホームページはというと、小諸市こども計画というキーワードが分からないと、なかなか子育て中の方が欲しい情報までたどり着けないということを今回、改めて感じております。結婚、出産を経て、産休・育休を取得し、仕事を数か月から3年休み、会社に復帰しようとする子育て世代の方にとって優しい小諸市になっているのか。
いろいろ調べた結果、他市町村の子育て支援事業の手厚さに魅力を感じて、小諸を離れていってしまうケースもあるのではないか。少子化に拍車がかからないように、今こそ子どもに目を向けるべきときだと感じております。こども計画の実現に向けて、子ども・子育て支援事業に限定して、順次質問させていただきます。
件名1、子ども・子育て支援事業について。
要旨(1)小諸市内保育園の状況について。
質問事項①昨年度と比較した園児の人数と保育士確保の現状はどうかについてお伺いします。
○議長(山浦利夫議員)
市長。
○市長(小泉俊博君)
お答えいたします。
令和7年度の新規入園申込者数でありますが、3歳以上児の申込みが39名、3歳未満児の申込みが195名でした。 令和6年度と比較しますと、3歳以上児が22名、3歳未満児が33名減少しておりますが、令和7年度に公立保育園へ入園を予定している園児の総数としては昨年度末より増加する予定となっております。
保育士の確保状況につきましては、正規職員は令和3年度から計画的に増員採用をしてきており、令和5年度までに5名を増員採用しております。また、令和6年度から10年度までの5年間で10名増員する計画につきましても前倒しでの対応を行い、令和6年度及び令和7年度ともに3名ずつの増員採用を行っております。会計年度任用職員につきましても各園と協力して確保に努め、昨年度より増員をしております。引き続き各園とも協力しながら、保育士確保に取り組んで まいります。
以上です。
○議長(山浦利夫議員)
土屋さつき議員。
○3番(土屋さつき議員)
保育士も前倒しして増員しているというお話ありました。今、園児のほうも増えているということですね、総数は。増加しているというお話でしたけれども、昨年度より園児が増えている状況で、保育士は微増で増えてはいるとは思うんですけれども、この現状のままで適正な保育は行われるんでしょうか。
○議長(山浦利夫議員)
保健福祉部長長。
○保健福祉部長(大森幸子君)
園児の年齢に応じた保育士の配置基準に基づく保育士数の確保が必要となりますことから、園児の受入れに必要な保育士の確保に努めております。ここ数年は保育士の正規職員を計画的に採用していることで、新任の保育士も増えていることから、適正な保育に向けて保育の質の向上も必要であると考えております。そのため、今年度は補助金を活用し、保育士や保育事業者等への巡回支援事業を開始しまして、安全で適切な保育につながる対応に向け、公認心理師等による保育士の相談の機会も設けております。また、保育士のサポートを行うための保育補助職員も必要な雇用を行い、適正な保育に努めております。
○議長(山浦利夫議員)
土屋さつき議員。
○3番(土屋さつき議員)
では、現状の保育園の運営では何とか今なっているという、そういうお話でよろしいですかね。潜在保育士が現場にもっと出ていただきたいなと思うんですけれども、その潜在保育士が出て働くためのハードルとか、それを取り除く施策というのはありますか。
○議長(山浦利夫議員)
保健福祉部長長。
○保健福祉部長(大森幸子君)
長野県が長野県社会福祉協議会に委託して実施をしております保育士・保育所支援センターにおきまして、保育士資格を生かして働きたい人材ですとか県内保育施設とのマッチングを行っております。再就職を希望される保育士の就職を支援しておりまして、小諸市においても潜在的保育士の勤務につながりますよう求人登録を行っているところでございます。
また、直接ご相談いただく場合においても、ブランク等があって勤務に不安を感じられていらっしゃるような保育士の皆さんに対しては、園長と相談し、働きやすい環境を整えるよう対応もしているところでございます。
○議長(山浦利夫議員)
土屋さつき議員。
○3番(土屋さつき議員)
このような場を通して、小諸市の潜在保育士の方も現場に復帰したくださることを願っております。また、園長や現役の保育士が保育園の保護者や知り合いの潜在保育士に声を掛けて、実際に新年度から働いている先生もいらっしゃるというふうに聞いています。保育士に戻りたくても、自分の子どもを預けられるのか、フルタイムは無理でも短時間なら可能かもしれないなど、それぞれの方の悩みやニーズにお応えできる仕組みができていればいいなと、今そんなようなお話もありましたけれども、これからも潜在保育士の現場復帰に期待したいというところです。
次に、昨年、同時期にも質問しましたこども誰でも通園制度についてです。
これは、令和8年4月1日から全国どの自治体でも共通で実施することとなり、保護者の就労要件や理由を問わず、1人当たり、月10時間を限度に保育所等を利用することができる制度です。メリットとしては、1、子どもの発達促進、2、保護者の負担軽減、3、保護者の心理的余裕、4、地域社会への貢献が挙げられます。
令和6年度にモデル事業を行っている自治体もありましたが、小諸市は1年前、この時期にやっぱり同じようなことを質問させていただいたんですが、その答弁の中で「一時的保育との2つの制度を行っていくにあたり、基本的には保育士確保ができないとできない事業である。保育士不足の現状では利用可能な園を限定するなどして保育士を有効に活用できるように検討する」とありました。1年が経過し、どのように検討が具体的に進んだのかをお伺いします。
質問事項②「一時的保育」と「こども誰でも通園制度」の併用はどのように取り組んでいくのかお伺いします。
○議長(山浦利夫議員)
市長。
○市長(小泉俊博君)
一時的保育は、保護者の疾病や冠婚葬祭などで保育ができない場合や、また子育てから離れてリフレッシュしたい。そういうときなど、子育て支援の一環として未就園のお子さんを預かる事業で、児童1人につき1か月12日を限度として、3歳未満児から3歳以上児も含めた利用が可能であります。それから、令和8年度から本格実施となりますこども誰でも通園制度でありますが、保護者の就労要件や理由を問わず、0歳6か月から満3歳未満の未就園児1人当たり、月10時間を限度に保育施設を利用できる制度になります。
また、利用申請につきましても、一時的保育は各園へ直接申込みが可能でありますが、こども誰でも通園制度は、国が運用するこども誰でも通園制度総合支援システム等を活用し、自治体へ事前に申請をして利用認定を受ける必要があるなど制度の運用面にも違いがあります。
こども誰でも通園制度につきましては、令和8年度からの本格実施に向け、実施方法等も含め準備を進めているところでございますが、一時的保育と対象となるお子さんの年齢や利用時間など制度に違いもあり、どちらの事業も子育て支援のために必要な事業であると認識しております。
しかし、どちらの事業を実施するについても、受入れのための保育士が必要となりますので、引き続き保育士の確保に努めながら、両制度の運用ができるように取り組んでまいります。
以上です。
○議長(山浦利夫議員)
土屋さつき議員。
○3番(土屋さつき議員)
では、再質問させていただきます。
まず最初に、一時的保育の昨年度の状況をお尋ねしたいと思います。
○議長(山浦利夫議員)
保健福祉部長長。
○保健福祉部長(大森幸子君)
令和6年度の一時的保育の利用者数でございますが、実人数で40名、延べ利用日数は268日でした。主な利用の理由につきましては、保護者の就労ですとか通院、リフレッシュのための利用となっております。年齢別の内訳は0、1、2歳が32名で、3歳以上児は8名の利用となっております。
○議長(山浦利夫議員)
土屋さつき議員。
○3番(土屋さつき議員)
具体的に数字、ありがとうございました。
0、1、2歳が多いという、そういうお話ですね。一時的保育は保護者のニーズにお応えすることができているというふうにお考えでしょうか。
○議長(山浦利夫議員)
保健福祉部長長。
○保健福祉部長(大森幸子君)
一時的保育の利用相談が各園にございました際は、園の行事等で保育士が確保できないような日以外につきましては、できる限りの範囲で受け入れるよう対応をしているところでございます。
○議長(山浦利夫議員)
土屋さつき議員。
○3番(土屋さつき議員)
今の答弁で、行事等で受入れが難しい場合以外は保護者のニーズにお応えできているということですよね。ここで、さらにこども誰でも通園制度が入ってくるわけなんですけれども、こども誰でも通園制度を先行して実施している御代田町の取組から小諸市にどのように生かしていくのでしょうか。
○議長(山浦利夫議員)
保健福祉部長長。
○保健福祉部長(大森幸子君)
昨年度ですが、試行的に実施をされております御代田町の取組状況をお聞きし、検討事項の整理等を行いました。令和6年度末には「こども誰でも通園制度の実施に関する手引」が出されましたので、制度の全体像も示されたところでございます。現在、実施方法について検討を進めておりますが、また、視察の際には御代田町の保育の現状など制度以外のことについても情報交換を行うことができましたので、そういったことも含め、今後も必要な情報交換を行いながら、制度の準備を進めてまいりたいと思っております。
○議長(山浦利夫議員)
土屋さつき議員。
○3番(土屋さつき議員)
御代田町もそうですけれども、ほかにも近隣でももう実施しているところもありますので、視察とか現状ですね。把握していただいて、小諸市にも生かしていただきたいなと思います。
パネルをご覧ください。
こちら、「こども誰でも通園制度 長野市」と検索するとこのようなかわいいチラシが出てまいります。誰が、いつ、どのように、時間や利用料金、手続、連絡先はどうかという内容が全てここにちょっとかわいく、こんなときに使っていいよとか実施機関とかお金とか、あと実施の施設、今、4園でやっていますよって、こんなふうに手続してくださいねという、これすごく分かりやすいなというふうに思って見ました。
こども誰でも通園制度を昨年度6月から4園で実施した長野市では、想定をはるかに上回る10か月で1,800人という利用率であり、専任の保育士を7人、ふだんの保育士以外にですよ。専任の保育士を7人配置して受入態勢を整えていると伺っております。小諸市は令和8年度本格実施に向けて、今年度、実際にモデル事業というのは考えていないんでしょうか。
○議長(山浦利夫議員)
保健福祉部長長。
○保健福祉部長(大森幸子君)
本市といたしましては、今年度は、来年度の事業実施に向けまして準備に力を注ぎたいと考えております。議員のおっしゃるとおり、モデル事業を実施することで課題等が明確になる部分も当然あると思われますので、今、お示しいただきましたような先行実施をされている自治体の視察等も視野に入れながら、準備をしっかりしてまいりたいと考えます。
○議長(山浦利夫議員)
土屋さつき議員。
○3番(土屋さつき議員)
どのぐらいのニーズがあるのか、課題は何か、実施してみて見えてくる部分というのも多々あるんではないかと思います。本来はモデル事業を今年度実施すべきであったのではないかなと思っています。ただいまの答弁で実施は難しいということでしたので、一時的保育のご利用の方のご意見を聴取したり、乳児健診の際にアンケートを実施したりすると、子育て世代の方の思いを酌んでいただいて、計画を立てていただければいいなということを願っております。
次に再質問なんですけれども、こども誰でも通園制度というのは0歳6か月から満3歳未満の未就園児を対象に、保育園等を時間単位で利用できる制度であります。1歳以下の乳児を受け入れる態勢というと、やっぱり離乳食だったりミルクだったりあると思うんですけれども、この態勢は市としては整えられているんでしょうか。
○議長(山浦利夫議員)
保健福祉部長長。
○保健福祉部長(大森幸子君)
市の保育所の利用開始年齢は概ね離乳が終わった1歳頃からとしていることですとか、0歳6か月から受け入れるためには、議員のおっしゃってくださったように離乳食の対応なども含めて準備が必要いうこともございまして、乳児の受入れを公立の保育園で実施するということにはまだ課題がございます。
また、0歳児は保育士1人につき児3人という配置基準から、保育士の確保ができなければ受入れが難しい状況がございます。そういったことがございますので、市内にある未満児保育を行っている私立園に対しましても制度等の共有を行いながら、こども誰でも通園制度の検討についても相談していきながら、態勢準備に向け必要な準備を整えてまいりたいと思っております。
○議長(山浦利夫議員)
土屋さつき議員。
○3番(土屋さつき議員)
ミルクや離乳食が必要な乳児の受入れについては、私立の園に依頼するしかないというのが現状だなということですよね。
小諸市のこども計画の56ページに、こども誰でも通園制度の記載がありまして、推計人口を基に見込んだ利用人数は年間1,752名とあります。これは、4園のモデル事業で実施した長野市の数とほぼ同一なんですけれども、これ受入態勢を整えられるということでよろしいでしょうか。
○議長(山浦利夫議員)
保健福祉部長長。
○保健福祉部長(大森幸子君)
計画では今おっしゃってくださったように人口推計を基に量を見込んでおります。子育て世帯のライフスタイルですとか働き方が多様化する中で、未就園児のいる家庭が抱える様々なニーズや悩みに対応するため、こども誰でも通園制度の事業の実施主体となる保育所等と協議をしながら、実情に合った制度の運用や適切な整備量となるよう保育士の確保に努めながら、事業の実施に向け必要な、希望される方を受け入れられるように準備をしてまいりたいと思います。
○議長(山浦利夫議員)
土屋さつき議員。
○3番(土屋さつき議員)
長野市では、先ほどお示しいたしました4園、それで1,800名。で、ちょっと足りないので、今年は、今年度さらに4園増やして、さらにモデル事業を展開していくというようなお話も伺っています。やっぱりかなりニーズがあるんじゃないかなというふうに考えますので、相当な準備が必要かなと考えております。
それから、条例が必要だと思うんですけれども、これについてはどのような予定を考えていますでしょうか。
○議長(山浦利夫議員)
保健福祉部長長。
○保健福祉部長(大森幸子君)
児童福祉法の改正によりまして、市町村はこども誰でも通園制度の設備、運営についての基準を条例で定めることとなっておりますので、令和8年度からの事業の本格実施に向けまして、今年度中には条例を制定し、乳児等の通園支援事業の認可の申請ですとか確認審査等の設置認可に関する所要の手続に向けた準備を進めてまいりたいと思っております。
○議長(山浦利夫議員)
土屋さつき議員。
○3番(土屋さつき議員)
あと半年しか準備期間がありませんよね。子育て世代の方に寄り添える形で、小諸市なりのバージョンをつくっていただくことをお願いします。
すみません、次、要旨(2)に入ります。
要旨(2)子どもセンター・児童館・児童クラブについて。
質問事項①今年度の利用状況と職員確保の現状はどうかお伺いします。
○議長(山浦利夫議員)
市長。
○市長(小泉俊博君)
今年度の利用状況につきましては、5月1日現在、児童館・児童クラブの登録者数で申し上げますと、子どもセンターは125名、東児童館206名、水明児童館140名、美南ガ丘児童館283名、坂の上クラブ40名、野岸クラブ25名、ちくまキッズクラブ33名となっております。
例年、年度当初は登録数、また利用者数も多くなりますが、夏休み頃を目安に利用者数は徐々に減少する傾向が見られております。職員確保の現状といたしましては、児童館においては各施設の日々の利用人数や施設規模に応じた職員体制となるよう勤務のシフトを整えておるところであります。特に子どもセンターでありますが、地域子育て支援拠点として乳幼児の受入れも行っているため保育士の確保が必要となりますが、4月以降常勤の職員につきましては必要数まで達していない状況となっております。現段階での対応としましては、代替職員として登録している職員の勤務により必要な職員数を確保し、お子さんが安全に過ごせるよう対応を行っているところであります。
以上です。
○議長(山浦利夫議員)
土屋さつき議員。
○3番(土屋さつき議員)
今の市長の答弁にもありましたけれども、常勤の職員が足りないという話なんですけれども、もう一度、その辺確認させていただきたいんですが、子どもセンター「こもロッジ」では2人、それから東児童館は1人の常勤職員が欠員のままスタートしていると聞いています。運営面に支障はないんでしょうか。
また、利用者の増加にどのように対応していますか。今、人数増えていると思うんですね、昨年と比べて。どのように対応していますか、安全面の確保は大丈夫でしょうか。
○議長(山浦利夫議員)
保健福祉部長長。
○保健福祉部長(大森幸子君)
まず、利用者の増加に対してどのように対応して、安全面は大丈夫かというご質問ですけれども、答弁にもございましたとおり、常勤として勤務することが困難であっても、子どもたちのために力になりたいと一定、勤務可能な日に代替職員として登録をしている職員がございますので、そういった職員の代替職員としての勤務により常勤職員の不在を補って、必要数を確保することでお子さんが安全に過ごせるよう対応しております。
また、子どもセンターと児童館での欠員のことについてもご質問がございましたけれども、児童館の勤務時間は平日の放課後から19時までの夕方の勤務となりますことから、これまでも職員の確保には大変苦慮をしておりまして、困難な状況となっております。さらに、子どもセンターにつきましては、乳幼児を受け入れるために職員体制として資格がある保育士の配置が必要であります。今年度、有資格者の確保ができていないことから欠員の状況となっております。
先ほどの質問とも重なりますけれども、有資格者で常勤での職員の確保が難しい際は代替職員の雇用を増やすことで常勤職員の不足に対応している現状です。児童館は「こどもが健やかに育つことができる場の提供」が目的となります。そういった中でも安全面を確保しながら、子どもたちの健全育成に努められるよう、今後も有資格者の確保に努めながら、安全な運営に取り組んでまいります。
○議長(山浦利夫議員)
土屋さつき議員。
○3番(土屋さつき議員)
先ほどの保育園もそうですし、こちらのこもロッジとか児童館の関係もやっぱり有資格者、保育士の資格を持っている方、どうしても必要だなって、小諸市もっと必要だなって。とにかくマンパワーが足りないなって思います。どの児童館にも対応できる体制整備がやっぱりもうちょっと整えていかないといけないのかなというふうに感じました。
質問事項②に入ります。育児相談の状況はどうでしょうか。
○議長(山浦利夫議員)
市長。
○市長(小泉俊博君)
地域子育て支援拠点であります子どもセンター「こもロッジ」の育児相談の状況につきましては、子育て中の親子が気軽に集い、相互交流や子育ての不安や悩みを相談できる場の提供を行いながら、日々保護者が抱えている子育てに関する疑問に対して、職員が子どもと一緒に関わりながら相談に応じているところであります。また、開業助産師による相談日やこども家庭センターの家庭児童相談員が保護者と交流しながら、相談に応じる機会を2か月ごとに設けております。
そのほか、生後1か月から5か月のお子さんを持つ保護者を対象としたふれあい教室の開催のときとか、また乳幼児健診、こども家庭センターで受け付ける電話相談などで子どもセンターの周知やまた利用促進を行い、相談しやすい体制づくりを心掛けておるところであります。
児童館におきましては、東児童館と水明児童館でおさなごの会という、親子で自由に過ごしながら子育ての相談や情報交換ができる会を開催し、美南ガ丘児童館においては、火曜、水曜、木曜の午前中に開館し、乳幼児の保護者に対する相談の機会を設けるなど、3館とも保育士経験のある館長が相談業務を行う体制を整えておるところであります。また、小学生の保護者に対しましても送迎時などを活用し、お子さんの様子を共有したり、また保護者からの困り事への対応も行っておるところであります。
地域子育て支援拠点となります子どもセンター、また各児童館においても、日々利用する親子の様子や保護者の相談内容により、対応が難しい場合にはこども家庭センタ―との連携体制を整え、育児相談から必要な関係機関につなぎ、保護者が困り事を一人で抱え、孤立することのないよう心掛けて対応しておるところであります。
以上です。
○議長(山浦利夫議員)
土屋さつき議員。
○3番(土屋さつき議員)
やっぱり、こもロッジとか3児童館の育児相談、すごい大事だなというふうに思うんですよね。核家族も増えている中で、やっぱり祖父母と一緒に暮らしてない方とか、そうすると相談できる方も近くにいないしということで。実は我が家の10か月の孫もこもロッジにお母さんと一緒に行って遊ばせていただきました。とにかくスペースが広くて、歌や本の読み聞かせ等もやってくださってとても楽しかった。はいはいするにもすごい広いスペースがあって、おうちの中とも違いますし。このような利用者が子どもを遊ばせながら職員に悩みを相談するという、先ほど市長の答弁にもありましたけれども、こういう場になっているということ。大いに期待したいなというふうに思います。
常勤の職員が2人不足のままでは、未就学児の利用も学校が終わった後ありますし、放課後の居場所としても職員がふる稼働になってしまうことが心配ですので、やっぱり人員的配置、年度途中でもぜひお願いしたいなというふうに思います。
それから、先ほど市長の答弁にもありましたが、3児童館の育児相談とおさなごの会、こちらも本当にとてもいい制度だなというふうに思っているんですけれども、こちらの利用状況はどうなんでしょうか。
○議長(山浦利夫議員)
保健福祉部長長。
○保健福祉部長(大森幸子君)
答弁にもございましたけれども、子どもセンターでは日々育児相談を実施し、子育て中の保護者に寄り添えるような支援をしているところでございます。未就学児の利用状況につきましては、令和7年4月の平均利用実数17.3人、保護者の利用は15.6人となっておりまして、昨年の同月と比較すいたしますと、児・保護者ともに増加している状況でございます。
○議長(山浦利夫議員)
土屋さつき議員。
○3番(土屋さつき議員)
美南ガ丘児童館とかおさなごの会の利用状況は分かりますでしょうか。
○議長(山浦利夫議員)
保健福祉部長長。
○保健福祉部長(大森幸子君)
東児童館と水明児童館の2館においておさなごの会を実施しております。利用状況につきましては、両館共に毎回1名から2名、月に1度の会で参加となっております。また、美南ガ丘児童館の乳幼児の受入れにつきましては、令和6年度は年間で延べ91人となっております。
○議長(山浦利夫議員)
土屋さつき議員。
○3番(土屋さつき議員)
細かい数字をありがとうございました。
3児童館では、午前中から保育士の免許保持者の館長先生が出勤して待機してくださっていますよね。育児相談が可能となっている割に利用者少ないんじゃないかなというのが現状かと思います。あと、おさなごの会のチラシも令和7年度の4月当初に予定がホームページで示されていたらいいなと、ちょっと今回遅かったかなと。広報こもろに掲載されたりすれば、もうちょっと利用者も増えるのではないかなと思います。核家族で相談したり、サポーターになったりする方が近くにいないで子育てをしている方もたくさんいらっしゃいますので、そういうところの充実、ホームページも含めてやっていただきたいなと。
それから、再質問で、育児相談をさらに充実させるために、時間帯及び対応者の配置の検討は必要じゃないかと思うんですけれども、いかがでしょうか。
○議長(山浦利夫議員)
保健福祉部長長。
○保健福祉部長(大森幸子君)
答弁にもございましたけれども、子どもセンターにおいては、地域子育て支援拠点として子育て支援につながるよう様々な相談の機会を設けております。また、育児相談のための専門職による相談の機会も設けるようにしております。現在でも職員の配置が厳しい状況がございますので、引き続き職員の確保には努めてまいりたいと思いますし、職員のスキルアップのために研修等も行いながら、質の向上も併せて努めてまいりたいと思います。
○議長(山浦利夫議員)
土屋さつき議員。
○3番(土屋さつき議員)
1回1回の相談を充実させていただいて、必要なときにはいろいろな機関につないでいただくとか、ケース・バイ・ケースあると思いますけれども。小学生の児童がたくさんいる午後3時から6時までという時間帯は私も伺ったことあるんですけれども、本当にその時間帯に育児相談の電話があっても対応は難しいんじゃないかなと思いますので、その辺もちょっと時間も考慮して、一考していただければということをお願いして、次の件名に入りたいと思います。
それでは、件名2に移ります。
5月10日に芦原新校市民ワークショップの4回目が開催されました。渡邉健介建築設計事務所や新潟大学の学生も含めて5テーブル、約35名が参加しました。よかった点は、現段階の基本設計の平面図や模型が示されて可視化されていたので、意見がとても出しやすかったこと。それから、小学生のお子さんやその保護者の参加があり、子どもならではの視線からの質問もありました。たくさんのご意見が付箋で貼られたわけですが、これらは今後どう対応していくのかについて伺います。
件名2、小諸市小中一貫教育推進基本方針の実施について。
要旨(1)芦原新校の基本設計について。
質問事項①教職員、児童生徒、保護者、市民の意見は基本設計に反映させるのか伺います。
○議長(山浦利夫議員)
答弁を求めます。
教育長。
○教育長(山下千鶴子君)
まず、基本設計にどのように反映させるかということで、教職員から順にお話ししたいと思います。
設計業務を進めるにあたり、学校現場の教職員からの意見の反映は非常に重要であると認識しております。基本設計業務においても、諸室の計画にあたっては、まず教科や担当ごとに事前にアンケート調査によるヒアリングを行いました。その後、必要に応じて丁寧に直接聞き取り等を行いながら、提案された意見やアイデアのうち設計に生かせるものについては基本設計に反映してきております。一例を挙げますと、保健室周辺に配置予定の相談室、それから中間教室や通級指導教室の配置、図書館や交流広場、昇降口周辺のレイアウトなどに生かされております。
続いて、児童生徒や保護者についてであります。現在、芦原中学校区の4校に校舎の模型を巡回しております。QRコードを利用したフォームから設計に係わる「いいところ」や「あったらいいな」などの回答をいただいておるところです。現在実施中の芦原中学校においては50件以上の回答が寄せられており、設計事務所のほうで設計の参考資料としてまいります。
最後に、広く一般市民の皆様を対象としたものでありますが、昨年11月より、先ほども議員からお話があった市民向けワークショップですね。これが4回実施しております。こちらのワークショップは、基本設計業務の一環として業務受託者の段取りにより開催していただいております。市からの説明だけではなく、設計者も共に参加して、市民の声を直接聞き、伝え合う場として位置付けてまいりました。
市民の皆様が夢を語り合う中から新しい学校に期待すること、地域とのつながり、学校づくりの具体的なアイデア、また中には課題となることも含めてお聞きし、吸収したいと考えております。新校に取り入れられそうなアイデアなどは基本設計にも反映することはもちろん、現在の学校運営の参考にもしてまいりたいと考えています。
以上です。
○議長(山浦利夫議員)
土屋さつき議員。
○3番(土屋さつき議員)
教職員や児童生徒は今、使っている校舎の利便性や改善点、そこから基本設計のように変わった場合にどうなるのかというのが一番分かっている方々です。ここでの議論を十分に重ねていただきたいなというふうに思います。また、こども基本法第11条では、子どもの意見表明権について定めています。医療・福祉・教育など子どもに係わる大事なことは、子どもの意見を大人が聞かないといけないとしています。QRコードから意見を言えるという仕組みはとてもいいなと。今、50件以上という話もありましたけれども、ぜひその意見を大切に扱い、反映していただくことを切に願っております。
5月18日の信濃毎日新聞に中川村の小中統合、2031年度開校の義務教育学校の姿を探るシンポジウムを行ったと報じられました。参加者は約80名。「校舎の使用を定めた基本計画づくりに対する村民らの関心を高め、意見を反映する狙いでシンポジウムを企画した」とありました。6年後の開校を見通してシンポジウムを行い、小諸市と同じようにグループごとに意見交換をしています。これを何回も繰り返すそうですし、参加者も多いです。それだけ関心も高いと感じました。
市長、保護者や地域の方の意見は小学校区ごとに、このように意見聴取の繰り返しが必要だと感じますが、その辺いかがでしょうか。
○議長(山浦利夫議員)
市長。
○市長(小泉俊博君)
議員おっしゃるとおりだと思います。可能な限り、各小学校単位で市民の皆さんからの意見聴取を行えるように、また教育委員会とも相談しながらやっていければというふうに思います。
○議長(山浦利夫議員)
土屋さつき議員。
○3番(土屋さつき議員)
すみません、6年後を見越してやっているのすごいなというふうに思ったんですよね。やっぱり繰り返してやっていくんだなと思いました。
パネルの2をご覧ください。
しばらくちょっと、基本設計の平面図なんですけれども、こちらをご覧いただきたいんですが、まず本市の課題として不登校の増加とか学力のばらつきがあるというふうに聞いているんですけれども、教育長、それを反映したこの設計にこれはなっているんでしょうか。
○議長(山浦利夫議員)
教育長。
○教育長(山下千鶴子君)
もちろん不登校の増加、それから学力のばらつき、この教育課題の改善を考えて、私たち、この学校再編まで出発したという経緯がございます。基本設計は若干時間を要しておりますことは、そういうことも含めて皆さんのご意見をいただいたり、それからその他、先進事例等も含めたり。それから設計業者のみではなくて、外部の目からも最適なものをということで時間を費やしているということでございます。
具体的な事例でお答えしますと、これまで小学校には職員を配置した中間教室を設置することができませんでしたが、小中のエリアや個別の空間を考慮した広い中間教室の設計にしております。また、高学年から中学生の教室棟には教科担任の先生と気軽に話ができるエリア、それから1階フロアにも幾つかの相談室を計画しております。
一番は学び続ける力を子どもたちに付けていきたいということで、担任や教科担任、その他の教職員との交流がスムーズに子どもたちが行えるような、そんなことをまず一つ配慮しています。それから、小中の教職員が集まる職員室には、学年や校種を超えて情報交換や情報共有ができるミーティングスペースも用意してございます。小中一貫教育ビジョンを基に9年間の縦軸の教科間の、そして横軸の連携を大切にしてまいりたいと考えております。それについては、6年生と7年生になりますか、そこの間にあるスペースの活用、それから小学校専科教員と中学校の教科担任との連携がスムーズに行えるスペースの確保等も考えております。
○議長(山浦利夫議員)
土屋さつき議員。
○3番(土屋さつき議員)
今、お話しいただいた中間教室、こことここと2つありますよね、確かね。ただ、小学校と中学校と両方つくっていただく予定ということですか。分かりました、すみません。
それで、各校舎や各階に相談室を設置したり、保健室で1から9学年の児童生徒の声を教職員や養護教諭が丁寧に聞いたりすることが、不登校の増加とかそれの解決につながるというふうに思うんですけれども、そこを意識した設計にはなっているという今のことですよね。
ちょっと、じゃさらにそれについてですけれども、相談者の数や場所、とても重要だと思うんですよね。教室から遠い場所はなかなか使いづらい。今、教育長の話に1階で設置したというふうにあるんですけれども、またティーチャーズステーションだと思うんですが、6年と7年の間のスペース。オープンスペースの場合は一見おしゃれで話もしやすいんですが、実は親密な話ができにくいというデメリットもあります。小さくても区切られた部屋も一角に必要ではないかと。それからまた、保健室は理想としては2つ、今、保健室はここに1つありますよね。もしかすると今の保健室よりも小さくなっている可能性もあるかなと私は思っているんですけれども、これで2つで養護教諭は2名、保健室が1つの場合、そこを仕切るということも想定しないといけないんじゃないかなというふうに思うんですね。
また、心身両面の相談や悩みをいち早くキャッチする場所でもあり、中学生にとっては定期テストの日に体調が悪い場合、受験日の高校での対応と同じように保健室で受けるという、テストをね。ということも考えられます。これらの理由から保健室の隣辺りに相談室をつくることも検討いただきたいんですけれども、先ほど、何か保健室の近くに相談室があるとおっしゃっていましたけれども、この辺にあるんでしょうか。もう一回確認してもよろしいですか。
○議長(山浦利夫議員)
教育次長。
○教育次長(安藤貴正君)
お答えいたします。
もともと芦原中学校の保健室なんですけれども、小学校にある通常の保健室の倍近い広さが確保されているところでございます。小学生のベッドゾーンと、それから中学生のベッドゾーンを養護教諭のデスクによって分けるような配置を現在計画しているところであります。
さらに、先ほど議員おっしゃるように、保健室の周辺には発達面の悩みですとか友人関係、それから家庭環境など個別に相談ができる2つの相談室を増設しているということでございます。クロージングの部屋ではないんですけれども、教室の近くにも設計している相談スペースも併せて活用できるかなというふうには考えているところでございます。
○議長(山浦利夫議員)
土屋さつき議員。
○3番(土屋さつき議員)
保健室の近くに2つ増設、それはいいなと思いました。安心しました。
じゃ、次トイレなんですけれども、トイレの数は、すみません、ここは今、現在のトイレ、この緑の1、2、3、4、多分これ今まであるトイレですよね。ここを新しいトイレ、この赤いトイレ、ここの特別支援教室の近くに1つと、それから児童館の近くに、ちょっと書いてないんですけれども、多分この辺に1個あるんじゃないかと思うんですね。
それで、トイレの数は2つ多くなっただけで、しかも1つは今の話のようで、もう1つは2つですよね。昇降口も現在と面積が変わっていない、18クラス600人弱増えて対応できるのかと。トイレとあと昇降口ですね。これは大きさ変わってない。600人増えますよね。その辺、トイレと昇降口いかがでしょうか。
○議長(山浦利夫議員)
教育次長。
○教育次長(安藤貴正君)
お答えいたします。
現在の芦原中学校、20年ほど前に建て替えた校舎でございますが、当時は600名近い生徒が在籍したということでございますので、それに伴う設計もされているということでございます。現在の昇降口ですけれども、下駄箱と下駄箱の間隔を広く設計してあるということになっておりまして、統合によって児童生徒数が増えまして、下駄箱間の間隔は今よりは若干狭くはなりますけれども、9学年の子どもたちが安心して登校できるスペースは確保できているというふうに考えております。また、体格に合わせて下駄箱の高さも変えるなど、昇降口内でのスムーズな上下履きの履き替えができるような動線も工夫しているということでございます。
あと、トイレにつきましても、先ほど議員おっしゃったように、赤い丸で示されている部分が新設のところでございますが、左側にあるところは児童施設のトイレという位置付けではございますが、通常の児童施設として使わない時間帯は、当然そのトイレもふだんの授業の中で児童生徒が使っていただけるという形のトイレの機能も備えてりおりますので、そのような形でご理解をいただければと思います。
○議長(山浦利夫議員)
土屋さつき議員。
○3番(土屋さつき議員)
昇降口については、今、足りるということで、高さを変えたりしながら、多少狭くても使えるという話、分かりました。
トイレなんですけれども、先ほど開校当時、芦原中学校600名というお話でしたよね。けど、今、芦原中三百何名と小学生600で900になりますよね。約900で、しかも私が心配しているのは、この辺ずっとあれじゃないですか。理科室があったりとか特別教室ですよね。特別教室に英語の教室があったりとか、ここは集まってきますよね。ここにいっぱい集まってきて、今までの自分の階のトイレだけ。けど、ここにいっぱい集まってくるということは、ここで先に移動教室をしてトイレに行く生徒だってたくさんいると思うんですよ。だから、ここに集まって来たけれどもトイレがないという、それはどうなのかなって。何クラスもここに集まるはずです。そこちょっと一考していただかないとトイレ足りないかなというふうに思います。
次ですけれども、仮設校舎は1億200万円で12か月、南棟は居ながら工事を行うとあります。何教室つくるんでしょうか。特別教室のみとの説明が特別委員会でありましたけれども、中校舎1から3階の1学年の全クラスや6組、7組、8組の生徒は工事中どこで生活するんでしょうか。
○議長(山浦利夫議員)
教育次長。
○教育次長(安藤貴正君)
仮設校舎についてなんですけれども、芦原中学校の時間割ですとか単元の配列、それから特別教室の利用状況などを聞き取りをしながら、必要な施設等を現在計画しているところでございます。現時点における考えをお話しいたしますと、工事期間中には理科室を2部屋、それから特別支援学級を2部屋、そしてものづくりに関する教室、それから各準備室を想定した仮設校舎ということになっております。
なお、工事期間中につきましては、通常学級、普通クラスですね。こちらについては南棟の1階から3階に全て移動させて工事を実施するという予定をしているところでございます。
○議長(山浦利夫議員)
土屋さつき議員。
○3番(土屋さつき議員)
南校舎の1から3年生の教室を配置するということですね。仮設校舎には特別教室と特別支援教室の一部を配置する、そういうことでよろしいですか。特別支援学級の生徒というのは音に敏感な生徒もたくさんいると思うんですよね。その辺の配慮も必要かなと思います。
すみません。さらに放課後の児童施設なんですけれども、こちらですよね、ここ。今、会議室になっていますよね、ここ会議室、この辺まで会議室。さらに伸ばしてちょっとここ前に広げていると思いますが、間口は変わってないですね、これ。間口、幅。現在の会議室と変わらず、少し面積を増やしただけなんだと思うんですけれども、ここに120から150名の児童の安全な居場所できるんでしょうか。
あと、中学生が部活動を行う中で児童の放課後の遊び場としての体育館やグラウンドの設置というのはどういうふうに考えているんでしょうか。
○議長(山浦利夫議員)
教育次長。
○教育次長(安藤貴正君)
先ほど議員から説明のありましたとおり、その図面でいきますと、現在の会議室の北側というんですか。体育館の入り口付近まで会議室を拡張して、40名の児童が3部屋で過ごせるようなスペースを確保しているということでございます。
さらに、運用の中では昇降口付近の、あの図でいくと昇降口の青く囲ってある北側ですね。図書館のスペース兼交流広場的なスペースですとか、あとプール横の広場での活動を想定したり、体育館や校庭についても部活動との調整等をしながらシミュレーションを現在しているというところでございます。利用の人数が増えることが想定される、例えば長期休業中については、校舎内の多目的の部屋なども開放を検討する必要があるかなというふうに現在、シミュレーションしているところでございます。
○議長(山浦利夫議員)
土屋さつき議員。
○3番(土屋さつき議員)
すみません。水明児童館だけでもさっき140名とか、やっぱりキャパ足りないのかなということと、あと水明児童館と東児童館には中に体育館がありますよね、児童館の中に。小学校のグラウンドでも放課後、遊んでいますよね、毎日。中で、野球部はボールが飛んで来たりということもこれから部活やっていればありますでしょうし、それからバレー部やバスケ部が体育館で部活動やっていますよね。そこで小学生が毎日遊べるのかなって、そこちょっと。例えば夏休み、多目的ということはあっても、通常が大事かなというふうに思うんですけれども。すみません、ちょっとその辺も考えていただきたいと思います。
パネルの3をご覧ください。
これ、小中教職員の交流と、これ令和3年3月なんですけれども、これやっぱり、小中の先生方が一緒になるということはこういうスペースがやっぱり必要だなというふうに思って、先ほどの答弁の中で、このスペースのこちら側にこういう交流スペースあるという、こんなようなふうな造りになっているということでよろしいでしょうか、ちょっと確認したいんですけれども。
○議長(山浦利夫議員)
教育次長。
○教育次長(安藤貴正君)
議員おっしゃるように、そういったちょっとした交流スペースであったり、ミーティングできるスペースは確保されているということでございます。
○議長(山浦利夫議員)
土屋さつき議員。
○3番(土屋さつき議員)
すみません。職員室は先ほどの図では職員室多分、大きさ変わってない。もしかすると若干減っているのかなぐらいで、85名ぐらい先生方入ると思うんですけれども、今の倍くらい。それで大丈夫なんですか、まず職員室の広さとしては。
○議長(山浦利夫議員)
教育次長。
○教育次長(安藤貴正君)
職員室についてですけれども、現在の職員室から職員の更衣室2部屋分の分を東側に拡張するとともに、北側にある廊下と、あとミーティングスペース、それから印刷室などをつなげて広い空間にできるような形で現在、設計は進めているところでございます。
○議長(山浦利夫議員)
土屋さつき議員。
○3番(土屋さつき議員)
ということは、少しは広げて何とか入りそうということですかね、コミュニケーションもできると。
じゃ、次ですけれども、学年集会を行える場所が体育館以外にも必要ではないかと思うんですね。基本設計の多目的ホールの面積では、学年3クラスが入れないんじゃないかと思うんですけれども、いかがでしょうか。
○議長(山浦利夫議員)
教育次長。
○教育次長(安藤貴正君)
現在もその辺につきましては学校側の意見も聞きながら、やはり現在の芦原中学校にある中棟ですか、多目的室がございますが、そのようなスペースは必要だということをお聞きしていますので、現在その配置、どこの場所にするとかも含めて検討している最中でございます。
○議長(山浦利夫議員)
土屋さつき議員。
○3番(土屋さつき議員)
学年集会もそうですし、講演会とかいろいろな意味で多目的室というのはやっぱり最低でも3クラスが入る場所は必要かなというふうに、先生方がそこを使うこともあるかと思います。
すみません。じゃ、パネルの4をご覧ください。
こちらですけれども、第4回の市民ワークショップの意見をちょっとまとめさせていただきました。細かいのは読めないと思いますけれども、こういうふうにカテゴリーごとにしますと施設面とか混合庭とかこんなにたくさん、1日の2時間だけでも5グループでこれだけありました。こういうふうに付箋貼って考えてくださっていますよね。
しかも、一つひとつ慎重に考えていかなければいけない、本当に重要な意見ばかりだなというふうにまとめてみて思いました。各学校に模型を展示して意見聴取をしているんですけれども、教職員、児童生徒、保護者、市民の意見を基本設計に反映されるのか。ただ、意見を聞くだけになってしまわないのかって、先ほど答弁にもありましたけれども、もう一度確認してもよろしいでしょうか。
○議長(山浦利夫議員)
教育次長。
○教育次長(安藤貴正君)
先ほどの教育長答弁のとおりでございますけれども、児童生徒や保護者については、これも先ほどのとおりでございます。現在、4校に模型を巡回して、QRコードを付して、フォー ムによって設計に係わるご意見をいただいているところでございます。また、市民についてもこの間、4回のワークショップを開催して意見をいただいてはございますが、まだ設計完了する前の段階で、昨日の小林議員にもお答えしましたが、4月には2回、また基本設計の進捗も含めて市民説明会を計画して、またそこでもご意見をいただく機会は設けていきたいというふうに考えております。そんな状況で、今後もまだ設計が終わるまでの間は様々な機会を通じて、ご意見いただく機会を設けたいと思っています。
以上です。
○議長(山浦利夫議員)
土屋さつき議員。
○3番(土屋さつき議員)
ただ聞くだけじゃなくて、それも反映していける部分はしていくということでよろしいですか。
あと、昨日の小林一彦議員の答弁にもあったんですけれども、ワーキンググループの進捗なんですけれども、総務部会、PTA地域部会、通学部会には全部の小中学校の保護者と校長以外の教職員も構成員と必要なんじゃないかと思うんですよね。例えば通学路だって、学校から送り出すにあたりということで、やっぱり学校としての意見というのも必要かなって、校長先生だけじゃなくて。その辺いかがでしょうか。
○議長(山浦利夫議員)
教育次長。
○教育次長(安藤貴正君)
昨日の小林議員からも質問にあったとおり、お答えしたとおりでございますが、もちろんそれぞれ専門部会で話を進めている中で、例えば共有しなければいけない事項ですとか、そういったことも出てくるかと思います。そんなことも踏まえて、例えば昨日はPTA会会長さん、それぞれ部会に割り振って参加いただくという話もしましたが、PTAの副会長であったり、教職員であれば各校の教頭先生にも参画をいただいて、それぞれ部会の中でまた意見聴取もしていただくような形も想定はしているところでございます。これについては、進捗によってそれぞれ部会でご判断いただいて、拡大の参加者を募るような形も十分想定をしているところでございます。
○議長(山浦利夫議員)
土屋さつき議員。
○3番(土屋さつき議員)
やっていく中で拡大は必要かもしれませんね、ぜひお願いします。
すみません。質問事項②市民ワークショップ及び市民説明会の今後の見通しをお聞かせください。
○議長(山浦利夫議員)
教育長。
○教育長(山下千鶴子君)
先ほど次長が申したとおりで、市民説明会、市民向けワークショップの開催は大変大事でありまして、市民説明会については2回、7月に行うと申し上げてあるかと思います。それから、今までもPTA連合会、それから民生児童委員、青少年補導委員の会合などの場で説明する機会をいただいてきましたが、そういう場をこれからも大いに利用したいと思っています。
それから、現在、校長会として、まずは芦原中学校区の3小学校へ校長先生自ら出向いていただいて、説明会を実施しております。先日、水明小学校で行われました。また、市民の要請で文化財・生涯学習課で行っている出前講座ですね。そちらも要請がございまして、2回ほど実施させていただいております。
先ほどの議員さんおっしゃった中川村の状況等もお聞きしておりますので、これから丁寧に、できるだけ機会を多く取って、説明責任果たしていきたいと考えております。
○議長(山浦利夫議員)
土屋さつき議員。
○3番(土屋さつき議員)
今の説明で今の質問事項は分かりましたので、次に行きます。
要旨(2)小諸東中学校区の小中一貫教育推進基本方針の実施について。
質問事項①芦原中学校区との教育的差異は生じないかについて伺います。
○議長(山浦利夫議員)
教育長。
○教育長(山下千鶴子君)
最も大事なところをご指摘いただきました。小諸東中学校区内の再編の方向性が決定するまでは、まずは校長会が中心となって取りまとめた小諸市小中一貫教育ビジョンに従って、学校組織やカリキュラム、行事を可能な範囲でそろえる、そんな方向で進めてまいります。
また、小中、小小、共通の行事や交流の機会を設けていき、多様な他者との関わりによる教育効果を受けられる機会としていきます。現在も校長会、毎月1回行われていますが、そのうちの1時間ほどを利用させていただいて、昨年度後半からですか。両中学校区に分かれて、具体的な事柄、例えば交流の仕方、小学校同士、あるいは小中間、芦原中学校区はもちろんですが、東中学校区はどうしていこうかということを今、検討しているところです。それから、ワーキンググループの協議する内容にも踏み込んで、両中学校区で検討を重ねております。また、平と郷土の学びを軸に授業改善も両中学校区図ってまいりたいと考えております。
○議長(山浦利夫議員)
土屋さつき議員。
○3番(土屋さつき議員)
分かりました。いろいろと今、両校でやっているということですよね、交流についても。
野岸小学校では、令和7年度、1、6年生が単級になりましたよね。理科専科の先生の配置ができなくなったって聞いています。それから、大規模校の美南ガ丘小学校も定数制の人数の関係で4年生が2クラスになっていますよね。そうしますと、芦原新校は5年生以上が完全に教科担任制に多分なっていくと思うんですよ。小諸東中学校区は教科担任制が理科でも難しい学校があったり、学年だけでは実施しにくい、2クラスだとね。状況があったりするとなれば、教育的差異が生じると思うんですね。それが10年、あるいは10年以上続くって思うんですけれども、何か解決策はありますか。小諸東中学校区の保護者の方もこの点とても心配していらっしゃるんですけれども、いかがでしょうか。
○議長(山浦利夫議員)
教育長。
○教育長(山下千鶴子君)
おっしゃるとおりであります。専科教員というものが充足していれば、小学校でも中学の力を借りなくてもということは可能なものですから、そういう意味も含めて、県教委のほうにもぜひ加配の要求等もさせていただく。一番は人員確保が大事かなと思っていますが、それから施設整備についても、より丁寧に東中学校区は実施していかなければいけないと、そんなことも考えております。
以上です。
○議長(山浦利夫議員)
土屋さつき議員。
○3番(土屋さつき議員)
市の理科専科の配置とか、ちょっとやっぱりいろいろ考えていっていだかないといけない時期かなということと、それから10年先って言わないで、こちらも計画的に並行して進めていかないと、やっぱり不登校のこともそうですし、学力のばらつきってその課題が、芦原中学校区だけ何か課題が解決の方向に向かっているのに、小諸東中学校区10年も置いていかれる、もっと置いてかれるというんでは困りますよね。本当にその点心配していらっしゃいます、保護者の皆様。ぜひそちらも考えて、今からでもやっていただきたいなというふうに思っています。
ほかにもちょっと質問ありましたけれども、時間になってしまいましたので、これで質問を終わらせていただきます。
○議長(山浦利夫議員)
以上で3番、土屋さつき議員の質問を終わります。

