『市公式HP、芦原新校の設計、全国学力学習状況調査』    土屋さつき

2025年09月04日

R7年9月定例会
1小諸市公式ホームページについて(パネル使用)
(1) 小諸市オフィシャルサイトについて
 ① 「お知らせ」と「新着情報の一覧を見る」との関係と、閲覧者へのわかりやすさはどうか
 ② 知りたい情報を取得できるホームページになっていると考えているか
2 小諸市内小中学校について(パネル使用)
(1) 芦原新校の基本設計及び実施設計について
 ① 7月に開催された2回の市民説明会の反省と今後の市民ワークショップ及び市民説明会の見通しはどうか
 ② 市民ワークショップ及び市民説明会の市民の意見は実施設計に生かされるのか
(2) 令和7年度の全国学力・学習状況調査の結果について
 ① 過去3年間の結果の中で見えてきた小諸市の小中学生の学力向上に向けての成果と課題は何か
 ② 対話と協働による学びの充実の成果はどうか


◇ 土 屋 さつき 議員

○議長(山浦利夫議員)

  初めに、一括質問一括答弁方式により、3番、土屋さつき議員の質問を許します。

  3番、土屋さつき議員。

〔3番 土屋さつき議員 質問席〕

○3番(土屋さつき議員)

  おはようございます。議席番号3番、土屋さつきです。

  通告順に従いまして質問させていただきます。

  小諸市産の干し芋を家族中でファンになったという他市の、他市に住む姪からふるさと納税の返礼品になっていると聞いたので、インターネットや小諸市のホームページで調べたけれども、とても複雑でなかなかそこまでたどり着けないと言われ、私も調べてみましたが、今はシーズンオフということもあり、情報が得られませんでした。

  昨年総務文教委員会でヒダスケ!について、飛騨市に視察に伺った際に、ふるさと納税は交流人口の第一歩であると教えていただきました。

  他郡市や他県から小諸市の子育て支援や教育、公共交通機関や住居、仕事の状況を調べるとき、今はインターネットで調べる方が大半だと思います。小諸市の公式ホームページをご覧になる方もいらっしゃるでしょう。実際閲覧者にとって分かりやすくなっているのかどうか、順次質問させていただきます。

  件名1、小諸市公式ホームページについて。

  要旨1、小諸市オフィシャルサイトについて。

  質問事項1、「お知らせ」と「新着状況の一覧を見る」との関係と閲覧者への分かりやすさはどうか。

  質問事項2、知りたい情報を取得できるホームページになっていると考えているか伺います。

○議長(山浦利夫議員)

  ただいまの質問に答弁を求めます。

  市長。

〔市長 小泉俊博君 答弁席〕

○市長(小泉俊博君)

  議席番号3番、土屋さつき議員の質問に対して答弁をいたします。

  件名1、小諸市公式ホームページについて。

  要旨(1)小諸市オフィシャルサイトについて。

  質問事項①「お知らせ」と「新着情報の一覧を見る」との関係と閲覧者への分かりやすさはどうかについて答弁をいたします。

  現在小諸市オフィシャルサイトのトップページでは、次のような構成で情報が提供されております。サイト訪問者がまず、目にするのが「お知らせ」のセクションで、最新の15件の情報が日付とタイトル付きで表示されています。「お知らせ」の下には「新着情報の一覧を見る」というリンクがあり、これをクリックすると最新50件の情報一覧ページに移動します。「お知らせ」には最も新しい15件、新着情報一覧には最大50件が掲載されており、上位15件は両方に表示されるようになっています。「お知らせ」に掲載されていない情報でも新着情報一覧のリンクからすぐ確認できる設計になっており、利用者にとって非常に分かりやすい構造だと考えております。

  次に、質問事項②知りたい情報を取得できるホームページになっていると考えているかについて答弁をいたします。

  現在の小諸市の公式ホームページにつきましては、平成30年に構築し、平成31年4月から運用を始めております。平成30年の構築の際には、それまで使用していたホームページの情報量が多いこと、各分野におけるコンテンツ整理ができていなかったことなどの課題がありましたので、その課題を解決するためアクセス数の多いページを独立させ、直接アクセスできるようにしたり、各分野においてコンテンツの整理を行いました。

  小諸市の現在のホームページのつくりとすると、まず、初めの入り口についてはゲートページと言われるものを作成し、アクセス数の多いものを参考に、小諸市の何を閲覧したいのかを「小諸市オフィシャルサイト」「シティプロモーションサイト」「移住・定住サイト」と観光に関する「こもろ観光局」の4つに分類し、その各分野から入っていただく方法を取っております。

  「小諸市オフィシャルサイト」につきましては、ホームページのシステム提供ベンダーのこれまでの豊富な経験を生かし、目線、動線に合わせた効果的な情報配置のレイアウトとし、スマートフォンにも対応したデザインとなっております。また、市民の皆様を始め、市の公式ホームページにアクセスする皆さんが情報を取得しやすいように検索サイトから知りたい情報が取得できるよう、なるべくリンクを張り、様々な入り口から情報が入手できるよう努めているところであります。

  引き続きどのような方法からでも必要な情報にたどり着くことができるような情報発信に努めてまいります。

  件名1については本席から答弁、以上でございます。

○議長(山浦利夫議員)

  土屋さつき議員、再質問はよろしいですか。

  土屋さつき議員。

○3番(土屋さつき議員)

  今答弁いただきました。詳しくありがとうございます。

  私が思うには、新着が最新情報で、「お知らせ」のほうが過去の最新情報も含むというような今の逆のほうが一般的には分かりやすいのではないかなというふうに、分かりやすい気がします。

  それでは、順次再質問させていただきますが、まず、議長にお願いをいたします。

  質問事項1と質問事項2は関連がございますので、一括で質問したいと思いますがよろしいでしょうか。

○議長(山浦利夫議員)

  はい、分かりました。

○3番(土屋さつき議員)

  では、再質問に入ります。

  「お知らせ」や新着情報はなぜ、ホームページの下のほうにあるのでしょうか。ホームページを開いたらすぐに見える上のほうにあったほうが、情報が届きやすいと思いますがいかがでしょう。

○議長(山浦利夫議員)

  企画課長。

○企画課長(小林秀行君)

  お答えいたします。

  オフィシャルサイトのつくりといたしますと、一番上にキーワード検索ができる画面を設けてあります。これは、現在のオフィシャルサイトのつくりが様々な検索サイトから直接該当するページにたどり着けるように内部リンクを最適化したり、検索アルゴリズムに引っかかりやすく、コンテンツの整理ですとか、あと、タイトルや見出しに適切なキーワードを盛り込むことに重きを置いているためでございます。また、このホームページを再構築する際にホームページのシステム提供ベンダーのこれまでの、先ほど市長の答弁にもございましたが、これまでの豊富な経験を生かして、人の目線、動線に合わせた効果的な情報配置のレイアウトとしてスマートフォンにも対応したデザインというふうになっております。

  現在画面の一番上にはいざという時にということで、市民の生活に直結するような、災害ですとか、この前のコロナウイルス等の注意喚起の情報を掲載しております。しかしながら、議員おっしゃられるようにタイトルからではなく、トップページから、今、市が出している新しい情報は何かと探す方もいらっしゃいますので、サイトのデザインを変更するのにちょっとどのくらいの費用がかかるかも含めて、ちょっと専門家の意見を聞きながら検討していきたいないというふうに思います。以上です。

○議長(山浦利夫議員)

  土屋さつき議員。

○3番(土屋さつき議員)

  構築の仕方について、今、市長と小林課長からお話しいただきました。

  キーワード上にある、分かります。それから、災害からコロナとか、あと、クマが出たとか、そういうところは本当に緊急なこともありますので、上にあるというのは分かるのですけれども、ずっと一番下のほうまで行かないとなかなか新着が出てこないというところがちょっと探しづらいなということを感想としては思っております。

  新着情報の一覧を見るには、「お知らせ」とだぶる内容がある。15件はだぶっていると先ほどお話しがありましたけれども、本当に両方必要なのでしょうか。

○議長(山浦利夫議員)

  企画課長。

○企画課長(小林秀行君)

  「お知らせ」につきましては、最新の情報15件ということで載せさせていただいております。更新の頻度にもよりますけれども、最新のものに更新されるのがかなり同じ、例えば、4月1日には大きなものがいっぱいありますので、15件でいっぱいになってしまう可能性がございます。ですので、50件分を新着情報一覧というところに載せさせていただいております。

  ですので、「お知らせ」という名称と新着情報という名称がいいのかどうなのかというのは、ちょっと課題として残りますけれども、両方検索、画面として表示しておくことは適切なのではないかなというふうに思っております。

○議長(山浦利夫議員)

  土屋さつき議員。

○3番(土屋さつき議員)

  事情はよく分かりましたが、ただ、ネーミングが本当にそのままでよいのかどうか、そこはちょっとご検討いただきたいなと思います。

  見せていただきますと、コンビニ交付の一時停止というのがありました。8月15日から17日のちょうどお盆のとき、それから、11月28日から12月15日、ここはコンビニでは住民票とか取れないという、多分「お知らせ」ですよね。それから、ガンダムマンホールカードの配布や場所など、期間中は「お知らせ」というところに載せたほうが目につきやすいと思うのですけれども、その辺はいかがでしょうか。

○議長(山浦利夫議員)

  企画課長。

○企画課長(小林秀行君)

  お答えしたいと思います。

  まず、小諸市におけるホームページの更新の状況についてご説明をさせていただきたいと思います。

  本市では、分かりやすいタイトルにするということ、あと、リンクをきちんと張るなどの一定のルールによって各課で情報を更新しております。しかしながら、担当により掲載期間がまちまちであったり、あとはリンク先が不十分であったりと情報に格差が生じてしまっているケースも確かに見受けられる部分がございます。

  今回ご質問いただきましたコンビニ交付の一時停止につきましては、期間が2つございまして、もう1回はお盆の期間で終わってしまっているのですが、11月28日から12月15日という次の期間もございますので、事前周知も含めて期間中は常に表示されるような設定にさせていただきたいというふうに思います。

  また、ガンダムマンホールカードの配布場所については、期間設定がございませんので、「お知らせ」というわけではなくて、各検索サイトから直接アクセスできるように、その他三之門ですとか浅間山というようなご当地マンホールカードの情報と併せまして周知できるような形で努めてまいりたいと思います。

○議長(山浦利夫議員)

  土屋さつき議員。

○3番(土屋さつき議員)

  今、各課での統一みたいなお話しもありましたので、再度確認をしていただくことは必要かなというふうには思っております。

  住民票等のコンビニ交付というのは、土日でも夜でも使えて大変便利だなというふうに思っておりまして、私も自家用車の買い替え時のときの印鑑証明とか、その辺はコンビニで取りました。利用しました。いつでもできると思っていてコンビニに行ったら、お盆の時期に使えないというのであれば、その1か月前に再度、やはり、掲載して、見つけやすくするなどの工夫も必要なのかなと思います。

  また、ガンダムマンホールカードはマニアに大変人気で、夏休み、私も小諸駅のほうに行ったところ、大変かなり多くの方がこのカードを求めて小諸にいらっしゃっている姿を見ました。しかし、これもホームページではガンダムマンホールが寄贈されましたというふうに、それが最初のタイトルに出ていまして、前面に出ていまして、その先をクリックしていくとカードのことも書いてあると、そんなふうになっていますので、もっと目に付きやすくすることはできないのかなというのが、ちょっと私は思っております。

  質問事項2のほうに入りますが、まず最初にパネルをご覧ください。

  すみません、まず最初にこちらなんですけれども、免許を返納された方へというのを、これを調べますとここがありまして、これにリンク、こちらが出てまいります。ちょっとこのままで、すみません。

  免許返納を迷っていらっしゃる方から愛のりくんで今後生活していけるか心配だとの相談を受けました。こもろ愛のりくんお試し乗車チケットについてホームページで調べてもよく分からないし、そのチラシも手に入らないというふうにその方はおっしゃっていました。

  そこで、私が調べてみると令和3年以降65歳以上で自主返納の申請をした方はお試し乗車券4枚プレゼントと出てきました。これが出てきました。

  お試しチケットは75歳の方の75チケットもあるんですよね。検索してもそれは出てきません。結局担当課に行って関係のチラシをいただき、相談された方にお届けしました。ホームページでは最新の情報になかなかたどり着けないんですけれども、順次アップデートし、高齢者にも分かりやすくできないのでしょうか。

  質問です。

○議長(山浦利夫議員)

  答弁を求めます。

  保健福祉部長。

○保健福祉部長(大森幸子君)

  お答えいたします。

  75のチケットにつきましては、対象者の皆様に個別通知をしておりましたので、ホームページのほうには掲載していなかったのですけれども、また、分かりやすくするということで免許返納された方へも一文足すなど工夫をしたいと思います。

○議長(山浦利夫議員)

  土屋さつき議員。

○3番(土屋さつき議員)

  ご相談いただいた方は75歳でかなり上だったんですけれども、そういうのもあったんだなとかちょっと取ってあるから調べてみようとか、ホームページにあればそんなこともできたのかなということをちょっと思いました。

  今のそのチケットの65チケットと75チケット、担当課が違うんですよね。違ってもこの場合であれば免許を返納した場合の愛のりくんとか、愛のりくんというところの情報として関連情報がまとめて載っていると大変分かりやすいなと。調べるほうといたしましては、そんなことを感じました。

  次に、この下なんですけれども、こども計画。こども計画というふうに調べますと、これが出てまいりまして、これを下のところをクリックしますとこちらの表が出てまいります。ありがとうございます。

  この、この表なんです。困ったときにはお気軽にご相談くださいというのは、一目で相談場所や連絡先もあり、分かりやすいと思います。広報こもろにはこども計画を策定しましたというのは載っていたのですけれども、この表については掲載されておりませんでした。なかなか市民に届きにくいのですが、もっと子育て世代の方がホームページを見たときに分かりやすい工夫はできないのでしょうか。

○議長(山浦利夫議員)

  保健福祉部長。

○保健福祉部長(大森幸子君)

  子どもの相談先につきましては、こども計画の概要版の最終ページに子育てに関する相談内容担当課一覧を掲載しまして、ホームページに掲載をしております。また、小諸市、子ども、相談と検索いただきますと、相談一覧のページに入れる状態となっております。広報6月号についてもこども計画については掲載いたしまして、二次元コードからホームページに入れるよう周知をしております。

○議長(山浦利夫議員)

  土屋さつき議員。

○3番(土屋さつき議員)

  長野市、子育て、相談というふうに検索すればいい。キーワードですよね、キーワードをだから、どう入れたらいいかというのが、選ぶのが難しいなと。それを本当にすぐに選べれば一番いいのですけれども、そこですよね。最近はこの、この表なんですけれども、トピックスにも載せていただいていて、カラーなのでとても目につきやすくていいなというふうに見させていただきました。

  次、パネルの2をご覧ください。

  こちらなんですけれども、こちらは新しい学校を見てみようというワークショップのところに、ここ、バース図と書いてあって、それをクリックしますとこの図が出てまいります。斜めから見た。一番最初の基本設計ですかね。今、多分変わっていると思うんですけれども、すみません。今度こちらなんですけれども、第4回市民ワークショップ当日から芦原新校の基本設計をホームページに載せてほしいという声が市民からありました。実際に掲載されたのは2か月後、キーワードで芦原新校、基本設計と入れてもなかなかこの平面図まではたどり着かないのが現状です。まず、ホームページに載せたら「お知らせ」、新着に入れられないのでしょうか。また、関連リンクに小諸市教育委員会というのが流れていくので、横の、カラーのがあるのですけれども、そこに学校再編などのカテゴリーは入れられないのでしょうか。

○議長(山浦利夫議員)

  教育次長。

○教育次長(安藤貴正君)

  当市のホームページが私も実際見ていて、思っているところがあるのですけれども、なかなか階層が深くて、そのリンクをたどっていってもなかなか必要とする情報にたどり着けないという状況になっていることは承知はしております。

  その希望するページにたどり着く方法とすると、市のホームページの上のほうにある検索のところに、窓に、先ほどから出ているキーワードを入れて探す人がいらっしゃれば、そうではなくて、議員おっしゃるようにその、例えば、小諸市教育委員会というカテゴリーの中からたどっていって探す人もいらっしゃいます。

  誰もが必要な情報にたどり着けるようなことができるように、優しくて分かりやすいホームページづくりは必要だということを感じております。また、ホームページをつくる職員は本当に専門の職員ではないものですから、統一したルールを基に、それをなるべく各課の掲載するページがバラバラにならないようなシステムを導入して当時はやっていたわけなのですけれども、そういった職員のスキルの問題であったり、掲載をする際の管内の仕事です、どういった部署にどういった記事を載せるかという、正しいのかもどうかも含めて、やはり、こういったことも職員全体で共有して見やすいページづくりをしていく必要があるのかなというふうには思っております。

○議長(山浦利夫議員)

  土屋さつき議員。

○3番(土屋さつき議員)

  私がこれを印刷して、ある市民の方に渡したら、こんなのあったのと。どうやったらそこまで行くんですかと言われたんですよ。だから、私が思いますには、これから芦原新校だけではなくて、小諸東中学校群も学校再編があるわけですので、小諸市の教育委員会のところに学校再編というのをつくっていただいて、そこをクリックすれば芦原新校のも出てくるし、今後の小諸東中学校区のも出てくるしというふうにやっていただければ分かりやすいのかなと。本当に奥の奥の奥にあって、あるんだけれども、分からないというのが一番見えない。やはり、知りたい情報を得たいなということを思いました。

  こもろトピックスというのはカラーで分かりやすくて視覚に訴えられるので、「お知らせ」と「進捗情報の一覧を見る」との関連性も踏まえて、もっと有効に使えないのかなというふうに思うんです。また、こもろ愛のりくんの佐久平便など3月31日の期限が過ぎてもまだ掲載されていたりするので、期限を過ぎたら消すなどポスターとかチラシって多分期限が過ぎたらあれですよね、撤去しますよね。同じようなチェックも必要ではないかと思うのですが、いかがでしょうか。

○議長(山浦利夫議員)

  企画課長。

○企画課長(小林秀行君)

  ありがとうございます。

  期限切れのものにつきましては、ちょっと各課のほうにお任せしてあって、それがきちんと見れていないという部分がございますので、そこの部分につきましては徹底をさせていただきたいというふうに思います。また、トピックスの部分につきましては、画像の掲載もできますし、あと、自動的にスクロールもしておりますので、非常に目に付く部分だと思っております。効果的な情報発信ができる箇所だとも思いますので、より効果的な情報発信ができるように、ちょっと庁内で活用方法についてまた、再度検討して共有しながら活用のほうをしていきたいというふうに思います。

  ありがとうございます。

○議長(山浦利夫議員)

  土屋さつき議員。

○3番(土屋さつき議員)

  小諸市のホームページ、工夫次第でいくらでも分かりやすくなるのじゃないかなと、今お話を伺っていて思いました。

  パネルの3をご覧ください。

  こちら、先日市議会のほうの広報委員会のほうで登別市議会とオンライン視察をさせていただいたんです。そのときに思ったのですけれども、これ、何か、市議会だけだからというカテゴリーが少ないというのもありますけれども、例えば、キッズページを見るとキッズが分かりやすいのがあったりとか、議会だよりとかこのカテゴリーがすごく分かりやすくて、あと、こちらの会議録であったりとか、ちょっと押せばすぐたどり着けるなというようなことを思いました。このつくり方いいなということで、ちょっと参考で載せさせていただきました。ありがとうございます。

  全体的にカテゴリーの分け方や検索システム等より分かりやすく改善していく方向性はあるのでしょうか。

○議長(山浦利夫議員)

  企画課長。

○企画課長(小林秀行君)

  お答えいたします。

  現在の小諸市のホームページのつくりにつきましては、先ほど答弁させていただきましたとおり検索サイトから直接記事を探す方のほうが圧倒的に多いということから、各種の検索サイトから直接該当するページにたどり着けるように内部リンクを最適化したりですとか、あと、検索アルゴリズムに引っかかりやすいようなコンテンツの整理をしたり、タイトルや見出しに適切なキーワードを盛り込むことに重きを置いております。

  現在のシステムにつきましては、システム自体とすれば非常に安価で、職員がホームページを更新する際の操作性もかなり優れているため、システム自体をちょっと別のものに変更するということは考えておりませんが、しかしながら、知りたい情報にたどり着けないというご意見もいただいておりますので、先ほど教育次長のほうからの答弁もございましたが、職員のスキルアップのための研修ですとか、実施、研修の実施だったりとか、あと、更新のルールの徹底にまず、務めさせていただいて、見やすいホームページづくりに努めてまいりたいというふうに思います。

  以上です。

○議長(山浦利夫議員)

  土屋さつき議員。

○3番(土屋さつき議員)

  クリックする場所の色をちょっと変える、青にするとか、あるいはアンダーバーをつける、カラーを変える、掲載場所、キーワード、検査機能の強化など、なんかいろいろ工夫はできるのかなと思いますので、その辺をお願いしたいと思います。

  では、次の件名に入ります。

  芦原新校に関しては、8月末には、8月末で基本設計が終わり、実施設計に入っていく時期であります。市役所内にも8月には模型が置かれて、意見聴取の箱が設置され、市民の関心も高まり、老若男女、いろいろな方から多方面に質問をいただくようにもなりました。

  そこで、芦原新校に関してと7月末に結果が公表された学力テストについて伺います。

  件名2、小諸市内小中学校について。

  要旨1、芦原新校の基本設計及び実施設計について。

  質問事項1、7月に開催された2回の市民説明会の反省と今後の市民ワークショップ及び市民説明会の見通しはどうか。

  質問事項2、市民ワークショップ及び市民説明会の市民の意見は実施設計に生かされるのか。

  要旨2、令和7年度の全国学力学習状況調査の結果について。

  質問事項1、過去3年間の結果の中で見えてきた小諸市の小中学生の学力向上に向けての成果と課題は何か。

  質問事項2、対話と協働による学びの充実の成果はどうかについて伺います。

○議長(山浦利夫議員)

  教育長。

〔教育長 山下千鶴子君 答弁席〕

○教育長(山下千鶴子君)

  議席番号3番、土屋さつき議員の質問にお答えいたします。

  件名2、小諸市内小中学校について。

  要旨(1)芦原新校の基本設計及び実施設計について。

  質問事項1、7月に開催された2回の市民説明会の反省と今後の市民ワークショップ及び市民説明会の見通しはどうかについてお答えします。

  8月末に基本設計が最終段階になる前に市民からの意見を頂戴する機会を設けました。これまでの市民説明会の反省から、一人でも多くの市民に参加いただけるように広報こもろ、保護者メール、保育園や幼稚園にもチラシを配るなどの事前周知を行いました。また、一人でも多くの市民の考えが共有できるようにと当日もアプリを用いた意見集約をリアルタイムで行いました。

  今後の見通しとしては、どのような基本設計となったか市民に伝える説明会を年内を目安に開催したいと考えております。

  ワークショップについては、新しくできる学校が児童生徒、保護者、地域住民、教職員をつなぎ、地域の拠点となるような校舎の使い方、活用方法について意見交換をするワークショップを開催したいと考えております。

  質問事項2、市民ワークショップ及び市民説明会における市民の意見は実施設計に生かされるのか。

  10月に教職員向けワークショップを実施し、校舎配置や教室レイアウトについての最終確認をしたいと考えています。実施設計の中では、例えば、家具の使用や配置、設置備品の個数や照明など児童生徒がよりよい学校生活を送るための工夫や対応できるアイデアについて生かしていきたいと考えております。

  要旨(2)令和7年度の全国学力学習状況調査の結果について。

  質問事項1、過去3年間の結果の中で見えてきた小諸市の小中学生の学力向上に向けての成果と課題は何か。

  全国学力学習状況調査については、毎年各学校からの分析やまとめを基に、小諸市教育委員会としても成果や課題をまとめております。学校だけではなく、学年によっても毎年結果は異なりますが、全体としては国語、それから算数、数学ともに全国の平均値をやや下回っております。しかし、ここ数年では市全体として全国との差が縮まりつつあります。特に教育大綱においても低学年における国語教育の充実を重点に挙げておりますが、国語に関して言えば、ここ数年中学校の国語の正答率が伸びてきております。

  質問事項2、対話と協働による学びの充実の成果はどうか。

  令和6年度に策定いたしました基本方針にある小諸市小中一貫教育ビジョンにより各校の実態や発達段階に合わせて、市内8小中学校で取組を進めております。中心講師を招聘したり、教職員同士が研修会をしたり、開いたりなどしながら各校ではペアを基本にした座席やコの字型の机配置へと変えるクラスが増えてきました。また、困ったらいつでも支え合う子ども同士で学び合う姿が各校で見られるようになっております。

  成果についてですが、全国比のポイントも加味しつつ児童生徒の学びの意欲や安心して学べる環境などについて学校生活アンケートや諸調査などの結果も踏まえ、総合的に成果を今後検証していきたいと考えております。

  本席からの答弁は以上であります。

○議長(山浦利夫議員)

  土屋さつき議員、再質問はよろしいですか。

  土屋さつき議員。

○3番(土屋さつき議員)

  議長にお願いいたします。質問事項1と質問事項2は関連がございますので、一括で質問したいと思いますがよろしいでしょうか。

○議長(山浦利夫議員)

  (1)の中の1、2ですね。承知しました。

○3番(土屋さつき議員)

  お願いいたします。

  再質問になりますが、まず、7月26日の土曜日の市民説明会の冒頭で、この後日程が詰まっているので15時30分で終了しますとアナウンスがありましたが、大切な説明会に市民が集まっているので、必要があれば時間を延長してでも行うような重要な会であったと私は思っておりますが、教育委員会の認識はいかがでしょうか。

○議長(山浦利夫議員)

  教育次長。

○教育次長(安藤貴正君)

  市民説明会直近で2回行っておりますが、土屋議員もご参加いただいたかと思います。説明会に参加した一部の皆さんから本来の趣旨であります基本設計に関する説明というものとは違った質問ですとか、意見もありまして、結果としてそれに費やす時間が多くなったということであります。

  本来の基本設計に関する発言をしたかった、本当に私どもが意見を聞きたかった保護者の方の言ったことも、言ったことはもちろんアンケートで知ったのですけれども、そのような会になってしまったことは非常に残念であると同時にその保護者の方には大変申し訳なかったなというふうに思っております。

  改めて保護者の方を対象として説明会の場は設けていきたいというふうに考えているところでございます。

○議長(山浦利夫議員)

  土屋さつき議員。

○3番(土屋さつき議員)

  そこの、だから、司会の仕方とかいろいろあると思うんですけれども、やはり、後の日程の関係とか、やはり、後が詰まっているとどうしてもせわしなくなってしまうじゃないですか。すごい大事だったのかなと。基本設計これで決まりますよというところで、市民から意見をいただく、やはり、こういう意見が欲しいなと思えば、そういう方にお話ししていただくという意味であそこは大事だったかなということを私は一緒に参加させていただいて感じました。強く感じました。

  パネルの4をご覧ください。

  こちらなんですけれども、これ、多分アンケートとかアプリで入れていただいた意見ですよね。何か前向きな意見もあるんですけれども、もっとこうしてほしいというようなこともありますよね。これ、当日使っていたアプリなんです。これ。これを使っていただいたのはなかなかよかったかなと思うけれども、課題もあるのかなと思いますので、ちょっと順次質問させていただきます。

  すみません、それではまず、今、教育次長からお話しもありましたアプリなんですけれども、無料のアプリで30人限定だったと思うのですが、意見聴取を行ったんですけれども、1回目も2回目もともに入力できない市民が、2回目なんかは後からもいらした方も含めて五、六十人いたかと思うんです。そうすると、意見が言いたい、手を挙げても当てられないしアプリで、じゃ、言おうと思ったけれども、言えなかったみたいな方がいらしたと思うんですけれども、その辺はどうお考えでしょうか。

○議長(山浦利夫議員)

  教育次長。

○教育次長(安藤貴正君)

  今回私ども、これまで何度か市民説明会等行ってまいりましたが、初めてアプリによる意見聴取という方式も施行してみました。

  無料のアプリということもありまして、先ほど議員おっしゃるようにそのアプリにアクセスする人数の制限が30人ということもあったということでございまして、参加する人にとっては全員がそのアプリにアクセスすることができずにオンライン上で意見を述べるという方法ではできなかった方もいらっしゃったということは承知はしております。

  今回紙による意見聴取も従来どおりですけれども、並行して行っておりまして、参加者からの声は全ての方から意見はオンラインであれ、紙であれ、全て徴収できたということでございますが、アプリに関しては先ほど言ったとおり課題もございますので、今後のまた説明会等に向けて、また、どんな方法がいいかということを含めて検討してまいりたいというふうに考えております。

○議長(山浦利夫議員)

  土屋さつき議員。

○3番(土屋さつき議員)

  当日いらした市民の方もこれじゃアプリに入れたり、感想を書いて出したところで、その返答はどうなんだというご意見もあったと思うんですけれども、アプリがうまく使えばそこで返答することも可能だったなと。26日の最初の日のほうは返答がその場で少しあったんですよ。ここにこう書かれていますけれども、これについてはこうですよというのが何か所かありまして、いいなというふうに思って、こういうのを続けていけばいいのにと思ったのですけれども、2回目の28日のほうは参加者がたくさんのため、アプリによる、入ることもできなかったり、せっかく、それに対しての返答も一切、たしかなかった。時間的にもそうだったと思うんですけれども、せっかく時間をつくって参加したのに、それではフラストレーションがたまって、また行こうという気持ちにならないんじゃないかなというふうに思いました。

  次回以降の改善を期待したいと思います。

  7月26日と28日の市民説明会では、芦原新校に子どもを通学させる保護者、芦原新校に実際に通う子ども、それから、教職員、一般市民の方と多くの方が参加していました。その方の意見として、先ほどありましたけれども、保護者の意見が言える場にしてほしい。一人一人の意見が出し合える時間を確保してほしい。多くの市民が語れるようにしてほしい。各学校においても出前説明会を開催してほしい。現場の教職員の声もぜひ、聞いてほしいというふうにありました。それ、先ほどのあのパネルにあったんですけれども、十分な意見聴取ができなかったと思うんですけれども、その辺はいかがでしょうか。

○議長(山浦利夫議員)

  教育次長。

○教育次長(安藤貴正君)

  先ほどのことにもつながるのですけれども、説明会の雰囲気がよくなかったため、保護者が置いてけぼりな気がしたというタダシカの書き込みもあったかと思います。この置いてけぼりという考え方は、あのような雰囲気の中で意見が言いづらかったというふうに私は聞いておりますが、また、保護者の意見が言える場がよいと思いますなど、そのようなご意見は非常に大事にしたいというふうに考えております。そこで、今後は保護者を対象とした説明会を開催するほか、教職員を対象とした意見交換会も実施していきたいというふうに考えているところでございます。

○議長(山浦利夫議員)

  土屋さつき議員。

○3番(土屋さつき議員)

  市民はいろんな方がいらっしゃるし、いろんな意見をお持ちだと思うんです。それが、こういう意見が出たから雰囲気がよくないとか、それは違うかなと。やはり、どの意見も大切にして、それをどうやって仕切っていくのか。それ以外の方のご意見もどうやって聴取していくのか、そのさばき方というか、そこの司会のやり方とか、あるいはその、もう、市民説明会自体の設定の仕方、そこが今後問われているのかなというふうに思います。参加した方が各自意見を言えたり、知りたい情報が得られたりする市民説明会にしないと開催した意味がなくなってしまうと思います。

  なぜ、今まで各学校ごとの説明会を教育委員会として行ってこなかったのかなと思うんですけれども、校長会主催のは行っていますよね、4回ほど。私は令和6年の12月、それから、令和7年の3月、6月議会等で再三各学校ごとにぜひ、実施してくださいと開催してくださいというふうに私、お話ししましたし、ほかの議員とか、あとは特別委員会でそんな話もたくさんあったのですけれども、これについては今後行っていくのでしょうか。

○議長(山浦利夫議員)

  教育次長。

○教育次長(安藤貴正君)

  今回学校再編に係わらず市民とした説明会、もちろん市が伝えてやるものっていろんな説明会がございます。その設定の仕方は平日であれば夜間、それから、休日であれば昼間というのが一般的でございます。この時間帯に、仮に学校で開催するとなった場合については、どうしても教員、特に教頭先生の負担が必要だということになります。教育委員会としても教員の負担軽減を当然考えなければいけないということもございます。そこで、先ほど私が言った保護者の、保護者を対象とした説明会です、今後開催をしていくんですけれども、これについては開催の時間帯とかも工夫をして、今回は、例えば、学校の必要な授業参観ですとか、PTAの会合など保護者の皆さんが特別  の部分です、学校に来る機会、そういった機会を使って、そのタイミングに合わせて私どもが出向いて説明会を開催すると、このような方法で現在学校と調整をしているところでございます。したがって、なるべく学校にも負担をかけないで、なおかつ参加者がより多く得られるというような方法を使って開催をしていきたいというふうに考えております。

○議長(山浦利夫議員)

  土屋さつき議員。

○3番(土屋さつき議員)

  必要な説明会であったりであれば、夜遅くなっても教頭先生、校長先生、ご協力いただいても開催する必要があるかなということ、それから保護者の出やすいタイミング、時間、設定、その辺は必要かな。それから、以前答弁いただいた中に義務教育学校についてのユーチューブでの配信がありますよね。あれも、第2弾、第3弾と続けていくというお話もありましたけれども、今のところまだ、アップされていませんよね。そういうことも必要かなと。参加できない方もいらっしゃると思うので、ぜひ、それをやっていただきたい。思います。

  それでは、質問事項2のほうの再質問に入りたいと思います。

  パネルをご覧ください。

  こちらは、ワークショップで当日入力された質問や意見なんですね。青いところを読みますと、給食室、トイレ、梅の木、給食の運搬、電子黒板、不登校傾向とか支援策、この、保健室、あと、LGBTQへの配慮、このようなことが書かれています。これは、当日の質問や要望の市民の方のご意見ですよね。

  給食室、保健室の在り方は命に係わる部分であるので、両方の拡張及び保健室2部屋設置は設計変更も視野にあるのでしょうか。

○議長(山浦利夫議員)

  教育次長。

○教育次長(安藤貴正君)

  議員おっしゃるように給食室、保健室については命に係わる部分ということでありましたけれども、そのとおりだと思います。現在も養護教諭、それから、栄養教諭など関係者と協議を現在も重ねている最中でございます。今後の協議の結果によっては、基本設計は8月末で一旦は終えておりますが、今後の実施設計の中で変更もあり得るというふうに考えております。

○議長(山浦利夫議員)

  土屋さつき議員。

○3番(土屋さつき議員)

  この件に関しては市長と教育長に伺いたいのですけれども、給食室に関しては今までエビ、イカが大丈夫だったお子さんが急に体調の変化によってアレルギー反応が出るとか、そういうこともあると思います。大変デリケートな問題です。また、調理員の方の動線が確保されても十分な空間がないと、大きな鍋や多くの数の食缶を運ぶことも苦労するということも想定されます。

  また、保健室に関しては信濃小中学校が小中一貫校として開校した当初の養護教諭の方とお話しする機会があったのですけれども、生徒はその当時643名、保健室は1つ、養護教諭が2名です。4、5月は、かなり、やはり、小中の文化が、やはり、違うので、一緒になりますので、保健室の利用者も多かったということもありました。それから、ベッドも男女や小中の児童生徒が隣にならないように、落ち着いて休めるように工夫していたと。それから、拡張や2部屋設置というのは900人規模で必要なんじゃないかと。実際に義務教育学校をやられた養護の先生のお話しです、これ。ぜひ、実施設計段階で検討していただきたい。給食室、保健室に関しては市議会からも市長、教育長に芦原新校の設計に関する申入れというのの5項目、そのうちの1項目め、3項目めに記載しています。必ず検討して変更することを望んでいるのですけれども、まず、市長、いかがでしょうか。

○議長(山浦利夫議員)

  市長。

○市長(小泉俊博君)

  設計者、また、教育委員会が中心になりますが、しっかり検討してまいりたいと思います。

  以上です。

○3番(土屋さつき議員)

  教育長、いかがでしょうか。

○議長(山浦利夫議員)

  教育長。

○教育長(山下千鶴子君)

  今、市長の答弁のとおりでございます。特に保健室、それから、給食室については議員おっしゃるとおり命に係わる部分、特にアレルギー対応ではそこで交錯するような動線では厳しいということで、こちらも専門業者以外に研究されている給食室専門の方たちの招聘もこれから考えておりますので、皆さんの期待に応えられるように、そして、安全・安心な学校経営ができますように努力してまいりたいと思います。

○議長(山浦利夫議員)

  土屋さつき議員。

○3番(土屋さつき議員)

  やはり、すばらしい学校ができましても安全面というところが一番大事だし、そこをやはり、注視して設計したよという、そういうところが重要になってくるかと思いますので、ぜひ、お願いしたいと思います。

  あと、次トイレなんですけれども、低学年用のトイレ及び多目的トイレ、さっきLGBTQへの配慮みたいなの、トイレ関係あるかなと思うんですけれども、トイレの数等市民から意見も出ているのですけれども、設計変更というのは考えられるのでしょうか。

○議長(山浦利夫議員)

  教育次長。

○教育次長(安藤貴正君)

  こちらの件につきましても、先ほどの給食室と保健室と同様に現在児童生徒数から割り出したトイレの数というのは、基準は満たしてはいるわけでございますが、先ほどの話と同様に現在学校と協議をしている最中でございます。その結果によっては、必要によっては設計変更もあり得るのかなというふうには考えているところでございます。

○議長(山浦利夫議員)

  土屋さつき議員。

○3番(土屋さつき議員)

  小学生の休み時間は、今後多分考えると思うんですけれども、中学生と合わせるかどうか、通常だと5分ですよね。その間にトイレや移動教室を済ませることを考えると、一定数のトイレがないと長蛇の列になってしまうことがあると思うんです。その辺の考慮、それから、例えば、坂の上小学校、これでもう、統合するので廃校になるからトイレ、なかなか直せないよと、最低限直しますけれどもね、という話でやってきたと思うのですが、新しい学校に行きました、けれども、やはり、トイレでもストレス感じるでは困るじゃないですか。やはり、トイレ大事かなと。どんな学校に行ってもということを考え、考えていただきたいと思っております。

  次ですが、小諸市の課題として不登校の増加があるのであれば、保健室、相談室、中間教室の数や設置場所はとても重要だと思うのですけれども、今の設計で対策できると考えておりますでしょうか。

○議長(山浦利夫議員)

  教育次長。

○教育次長(安藤貴正君)

  これまで設計に当たっては、関係する先生方とヒアリングを基に基本設計を現在進めてきたという経過がございます。基本設計が完了した後にも、先ほど答弁いたしましたが、再度関係する教職員との間で意見交換会を開催する予定であります。これは基本設計の図面を見ながら、そんな意見交換という場になりますので、また、その交換する中で先生たちのご意見も聞いていきたいというふうに考えております。

○議長(山浦利夫議員)

  土屋さつき議員。

○3番(土屋さつき議員)

  ぜひ、現場の声を聞いていただいて、ほんのちょっとのことで全然違うと思うんです。

  教育長に伺いたいのですけれども、例えば、相談室の位置です。保健室の中にも相談室を設けた設計になっているということは大変よいと思います。これ、後からきっと入れていただいたのかと思うのですけれども、その分保健室としての面積が減っていること、それから、保健室の南側にたしかあったと思うんですけれども、保健室を廊下側の両方からドアがあったほうが、例えば、保健室にいる子に見られなくてそこに行きたいとか、そういうお子さんもいるし、話が終わったらそのまま教室に帰りたいとか、保健室の中にあって、そこにしかドアがないと、やはり、保健室にいる子、そちらが出てこなければ行けないですよね。ドア一つも本当に重要なんですよ。中間教室は小中別の教室があれば、最初の設計のように、職員配置も2名付けられるのではないかと思うのですが、この相談室とかその辺り、いかがですかね。

○議長(山浦利夫議員)

  教育長。

○教育長(山下千鶴子君)

  ありがとうございます。まだ、先ほどの次長の答弁にもありましたように確定というわけではございません。様々なご意見をいただいております。専門の養護教員、それから、中間教室を使う要支援の先生方からのヒアリングも重ねております。また、本市だけではなくて先進校の実際の運用の状況も確認してきておりますので、合わせてこれから検討してまいりたいと思います。

○議長(山浦利夫議員)

  土屋さつき議員。

○3番(土屋さつき議員)

  場所もですけれども、先ほども話しましたけれども、ドアをどこにつけるか、子どもたちはどういう気持ちでそこに行くのか、例えば、あれですよね、   のスクールワーカーの方とか、カウンセリングしてくださる方とか保健の先生がどうやってやったら使いやすいのか、そこを全部考えて一個一個やっていただきたいと思います。

  次、児童館なんですけれども、児童館を校舎内に設置する意図は何でしょうか。別の場所に設置することはできないのでしょうか。

○議長(山浦利夫議員)

  教育次長。

○教育次長(安藤貴正君)

  この件については、令和5年7月に策定いたしました小諸市学校再編計画の中にも方向性は示しておりますけれども、校内に放課後の児童の居場所を設置することで、図書館であったり体育館などの学校施設の有効活用がまず、図られるということがございます。また、今回地域拠点機能を併設をするわけでございますが、それによりまして地域ボランティアの皆さんが活動スペースの確保ですとか、あと、学校サポート、これ、学習ボランティアもそうですけれども、そういったサポートもスムーズにできるようなメリットがございます。併せて、居ながらにして地域の皆さんと児童生徒との間の世代間交流も期待できるということがございまして、そのような意図で学校の建物の中に併設をするという形で進めているところでございます。

○議長(山浦利夫議員)

  土屋さつき議員。

○3番(土屋さつき議員)

  市役所内に展示されていた芦原新校の模型を見ていた児童館の先生がたまたま見ていらして、私、そこに居合わせたのですけれども、この児童館の場所やキャパはあり得ないねとその先生はおっしゃっていました。児童館の近くには駐車場が必要だと。例えば、こもロッジのイメージなんですよね。こもロッジだと駐車場で降りてすぐにお迎えに行ったりできますよね。別の場所に建てれば、限られた校舎内にあるよりも保護者にとって送迎の負担が軽減するんじゃないかなというふうに思うんですけれども、市長、その辺いかがでしょうか。

○議長(山浦利夫議員)

  市長。

○市長(小泉俊博君)

  また、検討させていただます。

  以上です。

○3番(土屋さつき議員)

  教育長、いかがですか。

○議長(山浦利夫議員)

  教育長。

○教育長(山下千鶴子君)

  子どもたちのことを考えて計画していることであります。また、再度様々なご意見をお聞きしながら、一番子どもたちにとって使いやすいものは何かを検討してまいりたいと思います。

○議長(山浦利夫議員)

  土屋さつき議員。

○3番(土屋さつき議員)

  検討お願いしたいと思います。

  例えば、水明小学校ですとおさなごの会とかというのもやっていますよね。水明小学校の児童館、これから使うかどうか、あるいは、この新しいところでそれをやっていくということも考えられるのですかね、今後。それから、地域とのつながりとなりますと、高齢者の方も地域の方で入っていただくということもあると思うんです。そうしたときに本当に駐車場が遠くていいのか。例えば、お子さん連れて、小さいお子さんを連れている方とか、あるいは、高齢者の方、学校でいろいろなつながりを持っていくときに本当にあそこでいいか、ベストなのか、そんなことも、今お話しも、地域とのつながりの話も出ましたので、考えていく必要があるのかなと思います。

  次、全国学力学習状況調査のほうに入りたいと思うんですけれども、この要旨2に関しては再質問も教育長にご答弁いただきたいのですけれども、よろしいでしょうか。

  すみません、小諸市の小中学生の学力をどのように分析していますか、まず。

○議長(山浦利夫議員)

  教育長。

○教育長(山下千鶴子君)

  お答えします。

  学力はご存じのとおり知識や技能、思考力、判断力に加え、学びに向かう力や人間性などが要素に含まれております。本市の子どもたちは豊かな心が育っているなどの良さがございます。具体的に言いますと、挨拶がよくできる、思いやりもある、それから、必要なこと、やると決まっていることに対しては大変前向きに取り組む姿勢がございます。素直で真面目。

  一方で他者との係わりとか言語活動、読解力とか言葉での自分の言いたいことを伝える面、それから、主体性、ここは課題であると。こんなふうに思っております。

  特に、書くこと、話すことを通して主体的に学んだことを表現したり、発信したりする力はさらに育てなければいけないと、こんなふうに考えております。

  以上です。

○議長(山浦利夫議員)

  土屋さつき議員。

○3番(土屋さつき議員)

  これはホームページに載っておりましたので、令和4年、5年、6年の結果を見させていただきました。私が見たときには、何か今の教育長のお話しにもありましたけれども、書くこと、話すこと、聞くことみたいな国語、それから、算数、数学では小学校も中学校も図形がどうしてもちょっと平均よりも低いのかなと、やや弱いのかなというふうに思いました。

  例年同じ分野に課題があるとすれば、これは毎年そうだったんですよ、見せていただいたら。小学校と中学校で連携して指導するまさに小中一貫教育を生かせるのではないかなと。まずは、芦原中学校区、それから、小諸東中学校区の小中の国語の担当の先生、それから、算数、数学の担当の先生で実態把握から始めてはいかがかと思うんですけれども、その辺いかがですか。

○議長(山浦利夫議員)

  教育長。

○教育長(山下千鶴子君)

  おっしゃるとおりであります。

○議長(山浦利夫議員)

  土屋さつき議員。

○3番(土屋さつき議員)

  もう、そういうことをできるところから始めていっていただきたい。それから、学力の向上というのはどの教科でどの分野で見られますか。

○議長(山浦利夫議員)

  教育長。

○教育長(山下千鶴子君)

  教育大綱においても全ての学習のベースとなる小学校低学年における国語教育の充実、これを重点に置いております。今年度については平年で比較しますと中学校の国語の成長率が伸びてきております。どのような取組がこのような結果につながったのか、これから各校からのまとめを踏まえて検証してまいります。

○議長(山浦利夫議員)

  土屋さつき議員。

○3番(土屋さつき議員)

  課題もですけれども、向上したには何か原因があったり、手立てが、効果的な手立てがあったのかなというふうに思います。

  小諸の子どもたちの良さは、やはり、伸ばしていかなければいけないので、そちらのほうもぜひ、分析して、いっていただきたい。伸ばせるのであったらもっと伸ばしていければいいかなというふうに感じました。

  それから、小諸市の小中学生の学力の課題に対してはどのような手立てを講じていくのか。今後の手立ての方法についてお伺いします。

○議長(山浦利夫議員)

  教育長。

○教育長(山下千鶴子君)

  小学校低学年における国語教育の充実のために、令和6年度より小諸市の全ての小中学校において対話と協働の学びに取り組んでおります。現在市内の小学校では低学年においてはペアトークを中心とした子ども同士が係わり、支え合う学習が広がりつつあります。また、中学校におきましては学年や教科に関係なく、全校で4人グループの学習活動に取り組んでいる中学校もございます。また、1、2年生ではMIMという学習を導入しております。これは、通常の学級において異なる学力層の子どものニーズに対応した指導支援をしていこうとする取組であります。読みのつまずきです、その解消、読みの正確さ、速さを獲得させる学びの指導支援であります。誰一人取り残さないで教育を目指して、また、学びを楽しみ、学びから自信を持てる、そんな取組を今、始めているところであります。

○議長(山浦利夫議員)

  土屋さつき議員。

○3番(土屋さつき議員)

  教科横断的な指導とかカリキュラムをつくっていくこととか、芦原新校のワーキンググループの教育部会での話を小諸東中学校区にも広げていくということも必要かなというふうに思います。

  昨日の小林一彦議員の一般質問にもありましたが、小諸市の課題である学力のばらつきの改善のために1クラスの児童の人数を減らしたり、2人担任制、TTの加配配置を最大限生かしたりなど、マンパワーを増やす方策というのは考えておりますか。

○議長(山浦利夫議員)

  教育長。

○教育長(山下千鶴子君)

  確かな学力の定着のためということで、個々の児童生徒のつまずきや学級や学年の傾向、課題などに応じた指導をする必要があると考えております。これまでの学級担任による一斉授業では、多様化する子どもたち、個々に応じた支援を充実させることは難しいと考えております。たびたび出る言葉ではありますが、そのためにも子ども同士が支え合い、学び合う、対話と協働の学びを充実させること、これが最大の今の課題であり、大事に取り組んでまいりたいと思います。

  それから、マンパワーについて幾つかのお話しがございましたが、複数担任制、TT加配、それから、高学年における教科担任制、これは子どもたちの学力向上、意欲向上にはつながると考えております。一つは、自分の良さや可能性を多くの先生方に見つけてもらえる。この先生とは何か合いそうだなという、そんな世界を子どもたちに学校では取り入れてほしいな、それから、もう一つは子どもを見る視点を広げるという意味で、教職員の学びにもこれからつながっていきます。子ども理解、多くの先生が多くの子どもたちを見ることによって実現させていきたい。心と体の安住の場所、居場所を教室につくっていきたいなと思っています。

○議長(山浦利夫議員)

  土屋さつき議員。

○3番(土屋さつき議員)

     の加配を小諸市の小中全体で最大限お願いしたい。これは芦原中学校区のみではなくて、小諸東中学校区もということで。

  すみません、では、質問事項の2なんですけれども、対話と協働、今お話たくさん出てまいりましたけれども、これ、児童生徒にとって、あるいは、先生方にとって本当に必要感があってやっているんですかね。市のほうで方針でやらなきゃいけないからやっているんですかね。その辺有効性とかどうなんでしょう。どんなふうに感じているのでしょうか。

○議長(山浦利夫議員)

  教育長。

○教育長(山下千鶴子君)

  先ほどの全国学力学習状況調査の中で学習意欲や学習方法などについて、質問紙法という形で60問ほど児童生徒に聞いているわけですが、話し合う活動を通して自分の考えを深めたり、新たな考え方に気づいたりしているのかの質問に対して当てはまると答えた数は着実に増えております。正答率との相関関係を見ても、小中ともに当てはまると答えた児童生徒のほうが当てはまらないと答えた児童生徒の正答率を上回っているということで、有効であると思っております。

○議長(山浦利夫議員)

  土屋さつき議員。

○3番(土屋さつき議員)

  対話と協働による学びを、やはり、教師も生徒、児童生徒も、あ、これ、本当にやってよかったなと、やはり、いいなと。友達とお話しすることによって深まったなとか、やはり、これを使うことによって学びがいい方向に向かっている、深まっていくということを先生方も教えているほうで思っていただきたいですし、子どもも今日、授業をやってよかったなと、何々ちゃんに教わったなみたいな、そういうことが積み重なっていくことが、やはり、成果につながっていく、学力にもつながっていくかと思いますので、その辺もよく、質問紙にたくさんそんな項目もございますので、その辺の分析もやっていただければというふうに思います。

  それでは、これで私の質問は終わりにさせていただきます。

○議長(山浦利夫議員)

  以上で、3番、土屋さつき議員の質問を終わります。

© 2023 長野県小諸市議会議員 幸笑みらい
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