『令和7年度施政方針と予算編成方針への期待』 幸笑みらい代表 中村美奈子
R7年3月定例会
1 令和7年度施政方針について(パネル使用)
(1) 自主財源の確保強化と市民参画について
(2) 子どもから高齢者まで全ての市民一人ひとりが健康に心がけ、生きがいを持ち、みんなで支え合いながら活躍できる地域社会の実現について
2 令和7年度予算編成方針について
(1) 中長期的な財政健全化への影響と成長戦略について
(2) 教育投資の必要性について
◇ 中 村 美奈子 議員
○議長(山浦利夫議員)
それでは、初めに、幸笑みらい代表、中村美奈子議員の質問を許します。
中村美奈子議員。
〔幸笑みらい 代表者 中村美奈子議員 質問席〕
○幸笑みらい代表者(中村美奈子議員)
皆さん、おはようございます。
幸笑みらい、中村美奈子です。
会派幸笑みらいは、誰もが幸せを実感し、笑って生きられる未来をつくっていくことを理念とし、志を同じくする議員が集い、政策集団として結成しております。
行政の政策に対しましては、常に市民目線に立って、是々非々の姿勢を貫きます。
今回、私中村美奈子、清水みき枝議員、土屋さつき議員、小林重太郎議員、そして新たに加わった、楚山伸二議員の共通の思いを代表して質問させていただきます。
件名1、令和7年度施政方針について。
要旨(1)自主財源の確保強化と市民参画について質問いたします。
まず、家庭でいえば貯金であります小諸市の財政調整基金が大きく減っています。現在と過去の状況を踏まえ、ご説明いただき、将来の子どもたちのためにこの基金をどう残していけるのか伺います。
また、自主財源を増やすこととふるさと納税をどう活用するのかという観点からもお聞きします。例えば、クラウドファンディングやふるさと納税を使い、市民の要望や提案を生かした事業にお金を使う仕組みをつくれないか、市民と一緒に町をよくしていく方法について、市長のお考えをお聞きします。
要旨(2)子どもから高齢者まで全ての市民一人ひとりが健康に心がけ、生きがいを持ち、みんなで支え合いながら活躍できる地域社会の実現について質問いたします。
令和7年度における、子どもの居場所及び高齢者の居場所については、市はどのような事業を予定しているのかお聞きいたします。
以上、件名1の一括質問を終わります。
○議長(山浦利夫議員)
ただいまの質問に対し答弁を求めます。
市長。
〔市長 小泉俊博君 答弁席〕
○市長(小泉俊博君)
幸笑みらい、中村美奈子議員の質問に対して答弁をしたいと思います。
件名1、令和7年度施政方針について。
要旨(1)自主財源の確保強化と市民参画について答弁をいたします。
財政調整基金は、予算の調整や災害等の不測の事態の備えとして、財政運営において重要な役割を担う基金となります。令和5年度末の財政調整基金の現在残高は、40億2,000万円ほどになります。財政調整基金は、例年、予算を編成する際に、その時点で一般財源が不足する分へ充てることで、予算を組み立てているところであります。そのため今年度の当初予算においては、財政調整基金から14億5,000万円ほど繰り入れた予算としておりますが、その後、具体的に歳入、歳出の額が固まってくる中で、6年度末の財政調整基金残高は、現時点において39億9,000万円ほどになる見通しであります。令和7年度においても、必要なところへしっかりと予算措置を講じるため、13億8,000万円ほど繰り入れた当初予算となりますが、予算執行において、常に事業の必要性、優先性、効率性、また財源措置等を意識しながら歳出の削減に努めるとともに、歳入を増やす取組を進めることで、将来のために基金を確保するよう努めてまいります。
次に、自主財源の確保についてでありますが、本市におきましても、地方交付税などの依存財源に頼る財政構造から、持続可能な自治体運営のため、自主財源を確保していくことが重要であると認識をしております。これまでも、ふるさと納税制度を活用した寄附金の確保や、市有財産の利活用、企業誘致など、歳入確保策に取り組んでまいりましたが、引き続き、多様な手法を検討しながら、自主財源の確保強化に努めてまいります。
議員ご提案のとおり、市民の皆様が地域づくりに主体的に係わり、市とともに町を良くしていく取組は、本市の活力を高める上で非常に重要であると考えております。現在も、地域づくり活動団体への補助金や、ワークショップ・意見交換などを通じ、市民の皆様の声を市政運営に反映させる仕組みづくりを進めているところであります。加えて、今回ご提案いただきましたクラウドファンディングやふるさと納税を活用し、市民のアイデアを生かした事業に充てるについては、今年度も実施いたしましたが、市民からの要望により事業化となった猫不妊去勢手術費補助金クラウドファンディングが、まさにそれに当たる事業ではないかと思います。近年、クラウドファンディング型ふるさと納税などの制度を活用し、自治体が市民や応援してくださる方々から寄附を募り、市民発案型の事業や地域課題解決のプロジェクトを実現している事例が各地で増えてきております。
本市におきましても、ふるさと納税やクラウドファンディングの活用方法について、先進事例を研究しながら、自主財源の確保について検討を進めてまいりたいと考えております。
次に、要旨(2)子どもから高齢者まで全ての市民一人ひとりが健康に心がけ、生きがいを持ち、みんなで支え合いながら活躍できる地域社会の実現についての質問について答弁をいたします。
令和5年12月22日に閣議決定されました、こどもの居場所づくりに関する指針において、地域のつながりの希薄化や少子化の進展により、地域の中で子どもが育つことが困難になってきており、児童虐待の相談対応件数や不登校、自殺者数の増加など、子どもを取り巻く環境に厳しさが増していることから、全ての子どもが、安全で安心して過ごせる多くの居場所を持ち、将来にわたって幸せな状態で成長していくためのこどもまんなかの居場所づくりが求められております。
こども計画策定のために実施しました子ども・若者の生活状況アンケート調査において、小中学生を対象としたアンケートでは、「平日の放課後の過ごし方」についての問いに対して、「自分の家」で毎日過ごすが53.1%、次いで学校、これは部活動とかクラブ活動になりますが、学校が9.9%となっており、その場所が「ほっとできる居心地の良い場所であると思う・どちらかと言えばそう思う」との問いに対して、自分の部屋や家庭が8割程度と高く、学校は60.6%、地域の公民館や図書館、公園などは42.7%、インターネット空間は51.6%となっておりました。
また、若者を対象としたアンケートでは、「図書館や公民館、公園など現在住んでいる地域にある施設がほっとできる居場所であるか」との問いに対して、「そう思う・どちらかと言えばそう思う」は、52.6%という結果でありました。
居場所づくりの今後の取組としましては、子育て支援団体などにおいて実施されている場所の周知や、こども家庭支援課所管の保育所や児童館・児童クラブ、子どもセンター「こもロッジ」などの利用頻度の高い児童施設が、子どもたちの育ちに寄り添い、育ちにつながる居場所として認識してもらえるよう、こどもの声を聴き対応してまいりたいと考えております。
次に、高齢者の居場所についてですが、高齢者の自立支援と生活の質の向上を目指し、効果的・効率的な介護予防を推進していくため、通いの場をつくり、人と人とのつながりを通じて高齢者の通いの場が継続的に拡大していくような地域づくりや、高齢者が地域活動の担い手として役割や生きがいを持てる社会の構築を推進することが重要であると考えております。
本市において特に高齢者が集う場としては、長年にわたり、各区で開催している健康達人区らぶ、それから、介護予防交流事業のほか、高齢者福祉センターこもれびにおいて、介護保険法の介護予防・日常生活支援総合事業を活用し、ボランティア主体で開催する通いの場である通所型サービスBちょっくらいく会が行われております。
高齢者福祉センターこもれびは市内に住所を有する60歳以上の方であれば、どなたでも利用可能であり、年間を通じて市の介護予防教室の開催や、こもれび講座と称して、2か月に1回簡単なレクリエーションや老後プランの講話などをメニューとした講座を開催しております。また、こもれび趣味の会として、生け花・書道・フラダンス・三味線・囲碁の会があり、活動をしております。そのほか、麻雀など娯楽ができる部屋、簡単な運動が行える機器の設置や入浴施設もあり、広報による周知も行いながら、多くの方に利用いただける場所を提供しております。
高齢者の活躍の場として、地域の通いの場の開催に当たり介護予防のリーダーを育成するための介護予防ささえ愛サポーター養成研修の開催や、介護事業所における介護人材確保と業務の効率化につながるよう、高齢者の有償ボランティアと介護事業所を結ぶマッチングサイト利用の推進、シルバー人材センターや高齢者クラブへの参加についても周知をしてまいります。
件名1について、本席から以上でございます。
○議長(山浦利夫議員)
中村美奈子議員、再質問はよろしいですか。
中村美奈子議員。
○幸笑みらい代表者(中村美奈子議員)
件名1について一通りご答弁いただきました。
それでは、要旨(1)から再質問させていただきます。
自主財源、柱は何といっても市税でございます。小諸市の市税に関する本年度予算は52億19万3,000円としています。市税収入は、市民の負担の公平性を確保するために、また納税に対する市民の理解や租税教育の推進は言うまでもなく重要です。小諸市の直近の市税収納額と収納率の状況はどうか、お聞きいたします。
○議長(山浦利夫議員)
答弁を求めます。
市民生活部長。
○市民生活部長(山浦猛史君)
お答えいたします。
令和6年度の直近の状況としまして、令和7年1月末時点における徴収実績について申し上げます。
現年度の市税調定額は52億9,900万円余で、収入済額は48億2,500万円余、現時点で徴収率は91.06%と、前年同月比で概ね1.03ポイントの減少となっております。今年度の市税の調定額は、ご存じのとおり、定額減税による減少の影響がありますが、近年の動向としましては企業等法人の設備投資や個人の賃金所得の上昇、またコロナ後の個人所得、営業所得の状況等によりまして、調定額は増加傾向となっているところでございます。
以上でございます。
○議長(山浦利夫議員)
中村美奈子議員。
○幸笑みらい代表者(中村美奈子議員)
6年度1月末ということで、91.06%ということで、4億円以上というか、強、まだ未収納ということで理解いたしました。この収納率というのは、ほかの自治体に比べて、これは今まだ2月末ですので分からないかと思いますが、令和7年度ですが、こちら市税収納率の目標を99.20%としています。これですと、ちょっと非常に難しいなという感じもするんですが、この収納率向上のために具体的にどのような取組をお考えかお聞きいたします。
○議長(山浦利夫議員)
市民生活部長。
○市民生活部長(山浦猛史君)
お答えします。
市税等につきましては、納期限を過ぎたものにつきましては法的な手続としまして、督促の発送、そしてまた徴収による臨戸訪問や納税相談、滞納納税者の実態を把握するための各種調査及び、主に企業等の債権の差押さえを行っております。また、今年度の催告書の発送につきましては、現年度収納率の向上を図るために、督促と同様に納期限ごとに初回の催告を実施しております。
一方、税の申告と納税の電子化も進展しております。全国地方自治体が共同で運営します地方税共同機構では、eLTAXという地方税の電子手続ポータルシステムにより、全ての自治体をオンラインネットワークで結んでおります。納税者はこのeLTAXを利用して、ほぼ全税目について申告から納付までパソコンやスマートフォンによりご自宅やオフィスで完結することができております。このほか、インターネットバンキングやATM、クレジットカードなど、様々な納税手段を選択することにより納付しやすい環境が整備されてきておりますので、このような納付方法を一層周知していきたいというふうに考えております。
以上です。
○議長(山浦利夫議員)
中村美奈子議員。
○幸笑みらい代表者(中村美奈子議員)
取組のほう、よろしくお願いいたします。
次に、小諸市民の納税義務者1人当たりの所得に関しましてお聞きいたします。
2023年度版の東洋経済都市データパックによると、小諸市の納税義務者1人当たりの所得が291万円で、近隣19市町中17位でした。直近の状況をお聞きします。重ねて小諸市民の所得の状況をどのように捉えているかについてもお聞きします。
○議長(山浦利夫議員)
企画課長。
○企画課長(小林秀行君)
お答えいたします。
東洋経済新報社発表の都市データパック2024によりますと、直近のものですが、基準年度が令和5年度課税ということになりますので所得でいうと令和4年中の所得ということになりますが、小諸市における納税義務者1人当たりの所得につきましては342万2,000円ということになりまして、19市中でいいますと大幅に順位を上げて2位ということになっております。この要因を調べましたところ、令和4年中にある市民の方に一時的な大きな所得があったということによる増加であることが分かりました。したがいまして、一気に小諸市民の所得が底上げされたというわけではありませんので、一応申し添えたいと思います。
以上です。
○議長(山浦利夫議員)
中村美奈子議員。
○幸笑みらい代表者(中村美奈子議員)
所得についてはなかなか予想のつかないということで理解しました。
次に、施政方針でも、稼ぐ力を持ったまちを目指すとしています。小諸市民一人一人が稼げるまちイコール所得アップです。市民の稼ぐ力こそ確実な自主財源強化につながると考えますが、行政としてどのような手だてをお考えかお伺いいたします。
○議長(山浦利夫議員)
答弁を求めます。
産業振興部長。
○産業振興部長(金井圭二君)
お答えいたします。
所得を向上させるという部分につきましては、それぞれ市民個々の事情にはよりますけれども、行政としまして努力するとすれば、そういった環境を整えるという形になると思います。したがって、就業先をなるべく増やすような企業誘致を力を入れるとか、それから、企業創業、事業を起こしていただくことをもっと増やす、あるいは移住促進もして所得がある人をこちらに連れてくるとか、そういった環境の整備を行政として力を入れてやっていくという形が一番直結する環境整備かなというふうに思っています。
○議長(山浦利夫議員)
中村美奈子議員。
○幸笑みらい代表者(中村美奈子議員)
いろいろな選択肢を増やすということ、今、農業なんかもすごく稼げるということで今小諸市も進めておりますが、人材育成のほうも支援もお願いしたいと思います。
次に、ふるさと納税についてお聞きします。
直近の納税額と市外流出額はどうであったかお聞きいたします。
○議長(山浦利夫議員)
企画課長。
○企画課長(小林秀行君)
お答えいたします。
小諸市民がほかの市町村にふるさと納税等の寄附を行った人数と控除額でございますけれども、昨年の令和6年所得及び寄附額につきましては、現在、申告期間中ですので課税額が確定するのが今年の6月ということになりますので、まだ分かりませんけれども、令和6年度課税分、令和5年分の所得におきましては、寄附者が1,566名で控除額の合計が約5,476万円で、このうち減少分の75%が交付税措置ということでされますので、計算上は1,369万円の減収ということになっております。
ちなみに、前年度の令和4年分の所得におきましては、寄附者が1,344人で控除額の合計が約5,428万円、減収額につきましては1,357万円というふうになっております。
以上です。
○議長(山浦利夫議員)
中村美奈子議員。
○幸笑みらい代表者(中村美奈子議員)
市外流出額が全てが小諸市が損をしてしまうという形ではないということでお聞きしました。また、市長にお任せというふるさと納税のところがあるんですけれども、寄附の名目の中であるんですけれども、この使途内容についてなんですけれども、以前お聞きした記憶ですと、令和5年度は4億4,000万円のうち市長にお任せの財源1億3,700万円で、子育てなど重点事業に活用したということでした。今年度の市長にお任せの使途、使い道の方向性はお決まりでしょうか、お聞きいたします。
○議長(山浦利夫議員)
答弁願います。
総務部長。
○総務部長(栁澤 学君)
今、議員のほうからご説明いただいたんですけれども、過去においては県下に先駆けて実施した高校生までの医療費の無償化、これに充当したという企画化があります。それで昨今は、市長の重点事業であります子育て教育の分野に充当をしているということでありまして、これについてはこれからもしばらくこんな形でやっていきたいというふうに思っています。よろしくお願いします。
○議長(山浦利夫議員)
中村美奈子議員。
○幸笑みらい代表者(中村美奈子議員)
それでは、パネルをご覧ください。
これはどのような場所だと思いますか。
次に送ってみます。
こちらは伊那市立伊那小学校のトイレです。
今年1月、会派で、公立学校でありながら探求型カリキュラムの実践や総合学習を中核に据えた教育現場の視察をしてきました。子どもたちの生き生きとした活動や輝いている目がとても印象的でした。
そんな中で、小学校のおトイレをお借りしました。すてきなドアを開けると中は暖かい便座の洋式トイレです。他市をうらやんでも仕方がないのですが、去年8月、23年ぶりに開催された小諸市の子ども議会で、子どもたちが訴えていたトイレについての要望を思い出しました。去年、9月と12月議会の土屋さつき議員の一般質問や総務文教委員会での市内小学校視察でもトイレに関しての要望が多数ありました。この伊那小学校の校舎は築50年ほどの古い校舎ですが、トイレは非常にきれいで暖かい、伊那市からの子どもたちへの愛情を感じました。
小諸市の子どもたちが、和式トイレだから、便座が冷たいから、臭いがひどいから、トイレに行くのを我慢してしまう、おいしいはずの給食が、トイレの異臭に邪魔されてしまうなど、想像してみてください。
そこで質問です。先ほどのふるさと納税、市長にお任せへの質問に戻ります。
子ども議会からも要望のあったトイレの改修もそうですが、主権者教育の一環として、子どもたちの要望を施策として具体的に反映する取組をお願いしたいわけですけれども、市長にお任せの財源を例え10万円でも100万円でも予算枠にして創設できないでしょうか、お聞きいたします。
○議長(山浦利夫議員)
答弁求めます。
総務部長。
○総務部長(栁澤 学君)
ありがとうございます。
ふるさと納税の市長にお任せを市長裁量の予算として使えないかという、こういう質問だったかというふうに思います。
現在、市が提案している予算案については、これは市長の責任と判断において編成されておりまして、既に市長の意志ですとか思いが込められた市長裁量の予算になっております。ふるさと納税の市長にお任せの使い道については、先ほど申し上げたとおり、これまで教育予算のほうに充当させていただいたということであります。したがいまして、新たに制度として市長裁量予算を設けていくということは今のところ考えておらないんですけれども、今後、やはり必要があれば市長がやりたい事業を先に掲げておいて、それに対してふるさと納税なり、あるいはクラウドファンディングを原資として募るというこのようなやり方でやってまいりたいというふうに考えておりますので、よろしくお願いいたします。
以上です。
○議長(山浦利夫議員)
中村美奈子議員。
○幸笑みらい代表者(中村美奈子議員)
設置は今のところ考えられていないということでした。
さらに、ある自治体では公園にパラソルつきのベンチが欲しいという市民の要望に対して市民提案型の事業が予算化され設置された例もあります。
例え数万円でも市長にお任せの予算枠のもと、子ども議会の提案もそうですけれども、市民参画事業と位置付けることはできないでしょうか。行政と市民が一枚岩になれる、これぞ市民参画につながってほしいわけですが、例え数万円からの設置も無理でしょうか。いかがでしょうか。
○議長(山浦利夫議員)
総務部長。
○総務部長(栁澤 学君)
市民参加で事業を決めていく、予算を決めていくという、そういうことだというふうにご質問でありますけれども、基本の話をして申し訳ないんですけれども、基本はやはりともに選挙で選ばれた市民の代表である議員と市長が二元代表制のシステムの下に事業を決めていくのがよいというふうに考えております。但し、その大前提には、非常に大切になってくるんですけれども、議員の皆さんも、また市も市民への説明責任をしっかり果たした上で広聴活動を積極的に行う、こんなことをやりながら様々な手段によって市民の皆さんの意見や要望に耳を傾ける必要がある、これが市民参画を進めることになるというふうに思います。ですので、そういったシステムというんですかね、制度として導入するんではなくて、やはり日頃から市民の皆さんの声にしっかり耳を傾ける、そういう機会をしっかり設けていきたい、そういうふうに思っております。
以上でございます。
○議長(山浦利夫議員)
中村美奈子議員。
○幸笑みらい代表者(中村美奈子議員)
それでは、議員も行政側も市民の声をしっかり聞いていきましょう。
また、自主財源の確保強化という面からは納税の見える化というのは非常に大事です。市民参画事業に着手することで市民から関心と信頼を寄せてもらえる市政運営、さらに納税の収納率向上へと相乗効果も期待できます。市民は行政の誠意ある対応に対してはしっかり受け止めてくださいます、答えてくださいますと考えるんですけれども、市長はどのように考えますか。
○議長(山浦利夫議員)
市長。
○市長(小泉俊博君)
もう1回すみません、お願いします。
○幸笑みらい代表者(中村美奈子議員)
すみません。
市民からの関心、信頼を寄せてもらうという行政経営をしていけば収納率の向上のほうも相乗効果で収納率をしっかりできるということで、市民は行政の誠意あることには答えてくれるということどう思いますか。
○議長(山浦利夫議員)
市長。
○市長(小泉俊博君)
中村美奈子議員おっしゃるとおりだというふうに思います。ただ、なかなか市民の皆さんにやっぱり小諸市政、市政が何をやっているのかということ、我々も広報とか様々な手段を通じてお知らせはしていますが、もう少し努力もしなければいけない部分もありますし、また市民の皆さんもやっぱり関心を寄せていただくということはやっぱり重要なのかなと思います。そういった中でやっぱり自分も市民として市政に参加をしているんだという認識を持っていただくことによって、税収も上がってくるのかなというふうに思います。これからも行政として努力を続けてまいりたいというふうに思います。
以上です。
○議長(山浦利夫議員)
中村美奈子議員。
○幸笑みらい代表者(中村美奈子議員)
今、一つ言い忘れたんですけれども、納税の見える化というのがすごく市民にとって大事なので、それをすることで市民が行政と一つになるということを私は言いたかったんですが、市長はどう思いますか。
○議長(山浦利夫議員)
市長。
○市長(小泉俊博君)
納税の見える化、いろんな見える化があるかと思います。これまでも広報こもろでは、またコミュニティテレビさんでもやっていただいていると思いますけれども、例えば、この3月予算議会のときには施政方針とともに予算、こういう形で配分をして、こういうふうに考えてやっているんだということ、また9月の議会では決算の議会として、こういう形で予算が使われたんだということを見える化をしていく中で、市民の皆さんの納税していただいた税金がどのように使われているかということをお知らせしているというふうに思います。ただ、やはり専門的な部分がかなり多かったりとか、難しい理解しづらい部分というのは正直あるかというふうに思いますので、もう少し行政用語じゃなくて分かりやすい言葉で、こういう形で皆さんの税金使わせていただいています、また、こういう形で税金が上がってきていますということを少し分かるようにやっていければというふうに思っています。
○議長(山浦利夫議員)
中村美奈子議員。
○幸笑みらい代表者(中村美奈子議員)
市民が提案したことを納税の見える化によって実現するという、それもすごく市民にとって分かりやすい見える化ですので、よろしくお願いいたします。
続いて、要旨(2)子どもから高齢者まで全ての市民一人ひとりが健康に心がけ、生きがいを持ち、みんなで支え合いながら活躍できる地域社会の実現についての再質問をさせていただきます。
まず、高齢者の居場所については、明日の清水みき枝議員の一般質問で掘り下げてお聞きしますので、よろしくお願いいたします。
我が会派は、こどもまんなか応援サポーターの宣言と小諸市の子ども条例制定を目指すという宣言をしています。未来ある全ての子どもたちの光となるような意義ある条例の制定を目指したいという思いをお伝えし、質問に入りたいと思います。
パネルをご覧ください。
今年1月29日の信濃毎日新聞です。見出しは、フリースクール進まぬ利用補助、県内19市中4市のみ実施、12市は具体的予定なし、当然、地域で差があり、保護者は困惑、保護者の中には離職を余儀なくされる例もあるというものです。
次に、拡大したものもご覧ください。
フリースクールの利用者への補助制度を巡る19市の教育委員会の対応です。小諸市は具体的な予定なく導入していないとされています。
ここで質問です。小諸市のフリースクール利用者に対する補助制度導入について検討状況をお聞きいたします。
○議長(山浦利夫議員)
教育次長。
○教育次長(安藤貴正君)
お答えいたします。
県からフリースクールの認証を受けている施設がある近隣の市があるんですけれども、そちらの市でも現在補助制度を導入していないという実情もございまして、引き続き、近隣市とも情報を共有しながら足並みをそろえて対応していきたいというふうに考えております。
以上です。
○議長(山浦利夫議員)
中村美奈子議員。
○幸笑みらい代表者(中村美奈子議員)
近隣と足並みをそろえてということですけれども、小諸市は小諸市の状況もしっかり把握していただいた上で考えてほしいんですけれども、フリースクールの利用料、これは家庭の経済状況によっても利用の可否が左右されます。経済的に困難な家庭への支援が求められている中で、小諸市としてもフリースクール利用者への補助制度導入に向けて具体的な検討が必要であると考えますが、教育長、いかがでしょうか。
○議長(山浦利夫議員)
教育長。
○教育長(山下千鶴子君)
お答えいたします。
中村議員のおっしゃるのもそのとおりと存じております。
今、フリースクール利用している子どもさんというのが若干名おりますが、多くは小諸市としては教育支援センター、それから各校に中間教室等ございまして、そこに子どもたちは通うことが可能になっております。また、今後、補助制度についても考えていきたいと思っております。
以上です。
○議長(山浦利夫議員)
中村美奈子議員。
○幸笑みらい代表者(中村美奈子議員)
今後考えていくということで。
12月の議会で小林重太郎議員の一般質問を通じて、小諸市の子どもたちが近隣自治体のフリースクールを利用していることが確認でき、今、教育長がおっしゃったように、教育長からはフリースクールは子どもたちが選択できる大切な居場所と答弁いただき、市長からは子どもが生き生きと過ごせるのはよいことと肯定的な考え方をお示しいただきました。
今年1月、私たち幸笑みらいは宮田町にある認証フリースクールおもがえっコの運営者と意見交換をしました。そこでは、学校に通えない、通わない子どもの状況や居場所を必死に探す親の声、フリースクールに通わせたいが経済的負担が大きく難しいという家庭の声も聞いてきました。また、小諸市の子どもたちが通っていることも確認できました。
そこで質問です。今後、小諸市は認証フリースクールをどのように考えていくのか、また支援をどのようにしていくのかお聞きいたします。
○議長(山浦利夫議員)
答弁願います。
教育長。
○教育長(山下千鶴子君)
まず、先ほども申し上げましたが、一番は学校に居場所をつくりたい、それが私の強い思いであります。そういう意味で、今、小諸市の教育ビジョン3視点を据えて全力で向かう覚悟でおります。一つは対話と協働の学び、そして二つ目は自治的創造的な学びの充実、そしてその両者が行うことによって居場所づくりが可能になると、そんなふうに考えております。
以上です。
○議長(山浦利夫議員)
中村美奈子議員。
○幸笑みらい代表者(中村美奈子議員)
教育長のお言葉、答弁いただきました。
現在、学校教育では生きる力を育むとしています。その実態や状況はどうでしょうか。子どもたちは自分自身はとっても大切な存在で、人は支え合いながら生きるものだと学んでいるでしょうか。自分の意志を自分の言葉で相手に伝えるコミュニケーションという重要性を強く意識しているでしょうか。私たち大人は、自分を出せる子どもたちを増やせているでしょうか。子どもが助けてと言える存在や居場所を増やせているでしょうか。子どもが子どもらしく主体的に安心して成長できる地域社会の実現を果たせているでしょうか。今こそ行政と共に私たち議員全ての大人たちが考えるときです。市長、突然ですが、どう思われますか。
○議長(山浦利夫議員)
市長。
○市長(小泉俊博君)
そのために、今、対話と協働の学びを小諸市では推進していこうということで教育委員会中心に進めて推進をしているということであります。様々な課題を抱えているお子さんがいらっしゃるということも十分理解していますし、その方々がまた学校へ戻れるようになる、また、これから、今、幼少期の子どもたちがいずれ学校に行く際にそういう新たな教育の仕方によって学校で学ぶことができるような、そういう仕組みをつくっていくということでありますので、ご理解をいただければというふうに思います。
近隣の自治体の中でも公教育でこういう仕組みを取ろうとしているのは小諸がまず最先端だというふうに思っていますので、新たなそういう教育制度というのをまた多くの市民の皆さんにもご理解をいただき、またご協力をいただきながら、小諸市地域全体で子どもたちを盛り上げていければなというふうに思っています。
以上です。
○議長(山浦利夫議員)
中村美奈子議員。
○幸笑みらい代表者(中村美奈子議員)
小諸市は最先端を行く新たな教育をしていくということで、どんな子にも全ての子どもたちに居場所をしっかりとつくっていくという教育長と市長の言葉だったかと思います。
件名1の最後の再質問として、私たちの会派が最も大事にしていることについてお聞きします。それは子どもの声を聞くことです。12月議会において小林重太郎議員が、子どもの声を聞くことの難しさを認識しているかという一般質問を行い、行政としてその難しさをしっかり認識されていることは理解しました。しかし、ここで重要なのは、大人たちが使う、よく使う、都合よく使う、子どもの声というのと、子ども食堂などで子どもたちがささやく、小さな声でささやく本当の声は全く違うという点です。子どもたちが本音を語れる環境を整え、子どもの思いや意志を正しく受け止める仕組みが必要ではないでしょうか。
そこで質問です。子どもアドボカシーの意義とその必要性、重要性をしっかり認識されていらっしゃいますか。市長、教育長、お二人にご答弁いただきたいと思います。
○議長(山浦利夫議員)
市長。
○市長(小泉俊博君)
お答えをします。
子どもの権利条約において、子どもは子どもに関係することについて自由に自分の意見を表明する権利を持っており、またその意見は子どもの発達において十分に考慮されなければならないというふうになっています。こどもまんなか社会の実現に向けて、子どもの声を聞き、子どもの意見を施策などに反映させることが求められてきており、また子どもが意見を表明する支援としてのアドボカシーの必要性は認識しておりますが、成長段階にある全ての子どもの声を聞くことは難しいこともまた事実であるということも認識しております。
子どもに係わる支援者がこのことについて認識を深めて、子どもの声を聞き、子どもに話してもらうこと、また、ふだんから声が聞かれにくい、また、出しにくい状況におかれている可能性もある子どもがいること、それを十分に認識をして対応することが必要であるというふうに考えています。
以上です。
○議長(山浦利夫議員)
続いて、教育長。
○教育長(山下千鶴子君)
今、中村議員からおっしゃられた、子どもたちの本音、すごく大事なことだなと思っていますが、先ほどの3視点の二つ目、自主的創造的な学び、小諸市の教育ビジョンですが、それもまさに子どもたちの声を聞き取りながら学校の全てのことに反映させたいというのが一つの狙いであります。
それと同時に、昨年6月議会でも答弁させていただきましたが、今、学校でいいますとスクールソーシャルワーカーとか、それからスクールカウンセラー、そのほかもちろん担任もですが、個別に声を発せられる相手というものをどのぐらい子どもたちが手にしているか、ここは非常に大事だと考えております。
子どもによっては語れない内容も持っているかと、そういう意味でも日頃から親とか、あれと子どもの様子を見て感じる、そういう気づきの力量を高める、それから観察眼、そこを磨く、そういう研修は絶対に必要だと思っています。現在も職員会の僅かな時間を使ったり、また職員研修として時間を確保しております。日々の子どもの様子をよく観察する、おや、あれと思ったらメモする、そしてそれらを先生同士で情報交換する、子ども理解にはこれは欠かせないものだと思っていますので、これは着実に各校で実践していこうと考えています。
以上です。
○議長(山浦利夫議員)
中村美奈子議員。
○幸笑みらい代表者(中村美奈子議員)
市長、教育長ともに子どもアドボカシー、しっかり理解されていると認識いたしました。
今回、子どもアドボカシーの必要性と認識ということで、子どもの声を聞いたふりをしてはいけないということの問題提起ですし、また、民間の活動としてアドボカシー、アドボケイトというのは独立した組織であるということを改めて認識していただきたいということでお話しいただきました。
それでは、次の質問に行きます。
件名2、令和7年度予算編成方針について。
要旨(1)中長期的な財政健全化への影響と成長戦略について質問いたします。
小諸市は、令和7年度予算案として過去最大規模の208億7,000万円といたしました。小諸市総合計画第12次基本計画実施計画兼事業説明書にも示されていますとおり、将来にわたり健全財政が維持できるよう基金や市債に依存した財政構造からの回避を最優先事項とする中で、今後の大型事業を控え、財政運営の手腕が試されます。そこで、将来を見据えた成長戦略が必要であり、限られた財源の中でも市民生活の向上や地域活性化につながる施策を進め、持続可能なまちづくりを目指すべきではないでしょうか。現在、財政状況を踏まえ、市としてのどのような成長戦略を描いているのかお聞きしたいと思います。
要旨(2)教育投資の必要性について質問いたします。
以前、一般質問で楚山伸二議員が米百俵の精神について触れたことがありました。財政難の中でも教育投資を進め、偉大な人物を多数生み出した有名な話です。現在の小諸市に置き換えてみてください。今、何かを我慢しても明日をよくしようという米百俵の精神で、目先の利益を追わず、長い目で見て大事なこと、すなわち教育への投資こそが地域の発展やまちを支える力につながるという考え方です。この考え方を核にしておられるでしょうか。未来を担う子どもたちのために教育投資をどのように予算に組み込み、どんな優先順位をつけ、そのために何か我慢すべきことがあるんでしょうか、お聞きいたします。
以上、件名2の一括質問終わります。
○議長(山浦利夫議員)
ただいまの質問に対し答弁を求めます。
市長。
〔市長 小泉俊博君 答弁席〕
○市長(小泉俊博君)
件名2、令和7年度予算編成方針について。
要旨(1)中長期的な財政健全化への影響と成長戦略について、答弁をいたします。
施政方針において述べましたとおり、小諸市が今後も持続可能な自治体であり続けるためには、人口減少を抑制しつつ、市内外の人々から選ばれるまちであることが必要であり、引き続き、「小諸版ウエルネスシティ~第2章~」として、「あらゆる分野で健康・健全で自己実現できるまち、自分に還る・何度でも帰りたいまち、住みたい・住み続けたいまち」を、小諸市の在り方・ビジョンとして掲げ、まちづくりの施策を展開してまいります。
現在、これまでの様々な政策・施策の実施が功を奏し、また、市民や、関係する皆様方のご協力により、人口動態の社会増加が続き、中心市街地への新規出店、観光や地域資源の振興、特色ある企業の誘致など、多くの成果を上げることができ、小諸が元気をなくしていた厳しい時代から、ようやく元気を取り戻してきたものと考えております。この流れを止めないためにも、これまでに築いた土台、方向や方針を基に、第12次基本計画において定めました、各政策の分野の事業を着実に進めることが必要であるというふうに考えています。
財政状況につきましては、これまで健全な財政運営を維持してきておりますが、学校建設をはじめ、現在進めております大型事業の財政への影響は少なからず懸念されるところであります。
しかし、これらは、小諸市がさらなる成長を実現するために欠かせない事業であり、そのための戦略的投資であります。
今後も、各分野における事業の見直しには、継続的に取り組みながら、歳出をコントロールするとともに、市税をはじめ、ふるさと納税など、自主財源の確保に積極的に取り組み、健全な財政運営を維持しながら、小諸の未来のため全力をつくして取り組んでまいります。
次に、要旨(2)教育投資の必要性について答弁をいたします。
議員がおっしゃるように、未来を担う子どもたちのための教育投資は重要なことだと考えております。令和7年度の教育費計上額は、前年度比1.4%増の17億7,932万円余で、学校教育で最優先に取り組むことは、令和5年7月に策定した小諸市学校再編計画に基づき、令和10年4月に芦原新校が開校できるよう、全庁を挙げて事業を着実に進めることであります。なお、小諸東中学校区の再編については、芦原中学校区の再編後に進めますが、児童生徒数の推移を把握し、再編の方向性を見極めていきたいというふうに考えておるところであります。
併せて、昨年9月に策定しました小諸市小中一貫教育推進基本方針に基づき、小中一貫教育ビジョンに示した三つの視点の具現を推進していくため、校長会とも連携して、小諸市全体で小中一貫教育を推進してまいります。
また、生きていく上で必要となる基礎学習の確立、学習習慣を身につけるため、特に小学校低学年での国語教育を充実させるとともに、ICTなど学習環境を充実させ、学校での学びを推進してまいります。
さらに、各小中学校に県からの人的配置がなくとも、引き続き、市単独で支援教員や学校生活支援員などを配置し、学校・教育支援センターなど各機関が連携して、子どもたち一人ひとりをチームで支える体制の強化に取り組んでまいります。
社会教育では、旧小諸本陣建造物保存修理事業や社会教育施設の運営費などを、また、保健体育では各施設の運営費や国民スポーツ大会開催関連事業に要する費用を計上しております。文化センターや美術館などの社会教育施設、総合体育館などのスポーツ施設につきましては、学校同様に長寿命化工事が必要な施設がありますが、まずは芦原新校の整備を最優先とするため、必要最小限の施設改修にとどめ、市全体のバランスや公共施設等総合管理計画に沿って対応をしてまいります。
件名2については、本席から以上でございます。
○議長(山浦利夫議員)
中村美奈子議員、再質問はよろしいですか。
中村美奈子議員。
○幸笑みらい代表者(中村美奈子議員)
件名2について一通りご答弁いただきました。
それでは、件名2の要旨(1)中長期的な財政健全化への影響と成長戦略について再質問いたします。
全国の自治体の中には厳しい財政の中でも将来に向けた投資予算を確保することを目的に、新規事業や既存事業に対して事業の自主機関を制限する、つまり終了期限を決めるサンセット方式を採用する自治体が増えています。小諸市においても予算編成方針の中で限られた予算の中で徹底した経費の削減が必要であるとも述べられています。去年12月議会の楚山伸二議員の一括質問でも、行政経営の無駄、無理、むらについて質問をし、行政のお考えをお聞きしております。これまでの事業や令和7年度予算において、サンセット方式についてはどのように取り組まれているのでしょうか、小諸市としてのお考えお聞きいたします。
○議長(山浦利夫議員)
企画課長。
○企画課長(小林秀行君)
お答えいたします。
当市におきましては、いわゆるサンセット方式という呼び名は使っておりませんけれども、新規事業を実際に実施する際には見直し時期を定めて事業を実施しております。特に補助金ですとか、負担金につきましては、令和2年に定めました負担金、補助及び交付金と扶助費の交付に関する指針というものがございまして、それに沿って交付金等の負担割合ですとか補助金額が妥当かどうかということを精査するとともに、事業完了後につきましては相手先から履行状況を確認できる書類を提出を求めまして、毎年度見直しを行っております。また、これら総括的に事業の削減や見直しにつきましては毎年度サマーレビューということで事業評価を行って見直しを実施しているというところでございます。
以上です。
○議長(山浦利夫議員)
中村美奈子議員。
○幸笑みらい代表者(中村美奈子議員)
小諸市はサンセット方式という名ではないけれども、しっかり事業内容を見直しを行っているということですけれども、このサンセット方式の導入検討において懸念している点はございますか。
○議長(山浦利夫議員)
企画課長。
○企画課長(小林秀行君)
お答えいたします。
いわゆる公共サービスを受益している皆さん方に影響があることですので、そこの部分につきましては市民の皆さん、あと関係団体等と内容もきちんと精査しつつ事業実施していくことが、これからどうなのかという意見交換も含めて検討していくことが必要だというふうに考えております。
以上です。
○議長(山浦利夫議員)
中村美奈子議員。
○幸笑みらい代表者(中村美奈子議員)
今後さらに市民との意見交換ということも含めて、企業の方々と話もしっかりして精査していくということでお聞きしましたが、限られた財政運営の中でどう予算を切り詰めてどのような成長戦略を行うのかということを具体的に描いているというか、そういう点も具体的にお聞きしたいんですけれども、いかがでしょうか。
○議長(山浦利夫議員)
答弁を求めます。
総務部長。
○総務部長(栁澤 学君)
ありがとうございます。
具体的にというお話なんですけれども、小諸市のこのシステムの中では計画とそれと予算が連動している、いわゆるトータルシステムというような形で今やっております。その一番基になっているのが第12次基本計画でありまして、そこにぶら下がるように実施計画などぶら下がっております。したがいまして、具体的にどのようにということについては、基本計画、それから実施計画からなる総合計画の中で決めておりますので、また今回実施計画も資料として出させていただいておりますので、そんな形でよろしくお願いしたいと思います。
以上です。
○議長(山浦利夫議員)
中村美奈子議員。
○幸笑みらい代表者(中村美奈子議員)
具体的に計画ができているということは理解するんですけれども、市民の皆さんにはなかなかそれが伝わりにくいという点もありますので、広く周知というか、市民に分かりやすいようにご提示いただいていくのも一つの伝え方かなというか、成長戦略こういうことをしっかりやっているということを分かりやすく伝えていただきたいと思います。
次に、学校再編についての関係についてですが、これまで小諸市としての説明の中では、芦原中学校敷地内への3小学校統合のための新校舎建設関係費用、これは35億円と示されています。現時点で金額に変更はないか、また変動する可能性があるとしたら市財政の影響も含めてどのように捉えているのか伺います。
○議長(山浦利夫議員)
総務部長。
○総務部長(栁澤 学君)
お答えいたします。
ただいまの35億円という金額なんですけれども、これについては校舎の増改築、それから、敷地内の例えば駐車場の整備ですとか、そういった外向の工事を含めた総額という形になっております。この金額については、財政計画でも計画をしておりますし、また、今の進めている芦原新校の基本設計の基本条件にもありますので、設計者にはこの工事の金額ですけれども、これが上限ということで設計するようご指示申し上げているところであります。この範囲の中で納めるようにやっております。
以上です。
○議長(山浦利夫議員)
中村美奈子議員。
○幸笑みらい代表者(中村美奈子議員)
現状の35億円という設定でさえ、長期財政見通しにおいてはかなり厳しい財政運営を強いられていると認識していますが、民間企業では何度も見積りを取り交わして予算内で納めることは当たり前です。行政として、今、総務部長がお答えくださいましたが、学校建築費用の上限35億円ということで、そちらもう一度伺いますが、よろしいでしょうか。
○議長(山浦利夫議員)
総務部長。
○総務部長(栁澤 学君)
いろいろ資材の高騰とか、そういうこともありますけれども、今、議員も言っていただいたとおり、非常に厳しい中でやっておりますので、この中でおさまるように、現時点でおさまるようにまずは設計を進めてもらう、そういうことをやっております。
以上です。
○議長(山浦利夫議員)
中村美奈子議員。
○幸笑みらい代表者(中村美奈子議員)
仮に35億円という予算では難しいと判断された場合、開校時期の先送りではなく、設計の見直しという理解でよろしいでしょうか、仮ですけれども。
○議長(山浦利夫議員)
総務部長。
○総務部長(栁澤 学君)
開校時期の見直しということは考えてございません。この中でおさまるように、今、設計もしている状況でありますので、そんなふうに今ご理解いただければと思います。
以上です。
○議長(山浦利夫議員)
中村美奈子議員。
○幸笑みらい代表者(中村美奈子議員)
理解しました。踏み込んだ質問に真摯に答えてくださってありがとうございます。
最後に、要旨(2)教育投資の必要性について再質問いたします。
お米は一粒が万倍になる例えのとおり、教育への投資は無限の可能性があります。令和7年度の予算編成において成長戦略という意味も込めて、将来を担う人材育成のための投資と呼べる事業を特に挙げるとすれば、それはどんな事業だと言えるでしょうか、お聞きいたします。
○議長(山浦利夫議員)
答弁願います。どなたが。
教育次長。
○教育次長(安藤貴正君)
お答えします。
先ほど市長答弁でも申し上げましたとおり、教育委員会の予算、もちろん学校教育はもちろんなんですけれども、生涯学習であったり、スポーツであったり、人権同和教育であったり、様々な分野の予算を抱えておりますが、部長答弁で申し上げたとおり、まず、優先順位として第一に取り組むべき事業につきましては、学校再編、取り分け、芦原新校の開校ということでございまして、令和10年4月の開校に向けて全庁挙げて取り組んでいるということが最優先事業ということとなります。
以上です。
○議長(山浦利夫議員)
中村美奈子議員。
○幸笑みらい代表者(中村美奈子議員)
いろいろあって一番これだという人材育成のための投資ですね、それを挙げるとしたら、学校再編のことをおっしゃいましたが、人材育成のための投資と呼べる事業、何か小諸市にはあるんでしょうか。
○議長(山浦利夫議員)
教育次長。
○教育次長(安藤貴正君)
人材育成、例えば学校教育で言いますと、まずは子どもたちに資質を身につけるための教員の資質向上の取組、これについては市でも独自に単独で教員の研修費を予算措置をいたしまして資質向上のための研修として使っていただくと、そういうことをしております。
あと、先ほど市長答弁でも申し上げましたが、県の職員以外でも市単独で学校生活支援員や支援教員といった人材を配置しております。こういった職員につきましても資質向上のための研修も計画的に数回という形で実施をしているということもございます。
それから、社会教育の分でいきますと、人材育成ということでございますので、いろんな講座、これは生涯学習講座ということになろうかと思いますが、公民館あるいは美術館等でそれぞれ、これは市民対象ということになりますが、市民を対象に講座を開いて、そちらの講座を受講した市民が今度はそれを地域に帰って地域で還元していくということも、こちらについては人材育成の一端を担っていただくというふうに考えております。
あとはスポーツの分で言いますとスポーツ推進委員という皆さんを市で委嘱して、これについては市のスポーツ振興担っていただいている方でございます、そういった皆さんを中心に市民のためのスポーツ振興のための事業を行っていただいているということでございまして、そちらもスポーツ振興のための人材育成というふうに捉えられるかと思います。
以上です。
○議長(山浦利夫議員)
中村美奈子議員。
○幸笑みらい代表者(中村美奈子議員)
人材育成という面で、子どもだけじゃなくて市民も含めていろいろ考えてくださっている取組があるということをお聞きしましたが、例えば、小諸市で目玉となる、やっぱりそういう人材育成の事業というのがこれから大事だと思います。今、教員が不足しているということをもうずっと全国で大変な状況ですけれども、小諸市では教員が集まる仕組みがあるとか、小諸市は幼児教育から教育を大事にしていて、この小さい頃の教育というのが非常に大事なので、本当にこの方々を花開かせるためにしっかり幼児の教育をしているなんていう特徴的な取組もあったらすばらしいななんて思うんですけれども、こういう人材育成、小さい頃からとか、教員ですね、やっぱり先ほども教員の資質が大事だということをおっしゃいましたけれども、そういう取組をする中でこれから小諸市の光となっていく教育投資だと思いますが、その点に対して何かこれだというものがあったら、目が合ったので副市長、どうでしょうか。
○議長(山浦利夫議員)
副市長。
○副市長(田中尚公君)
ちょうど目が合ったということで、お答えさせていただきますけれども、やはり子どもたちの育成というのは将来にわたる小諸市の大事な宝の人材育成だと思います。先ほど次長も申し上げましたとおり、またその子どもたちを育成をしていく教育の現場、また地域の力、また市民の方に実績をもって人生を掛けた中では子どもの支援に携わっていただける、まだまだ力が地域に残っているのではないかなというふうに思います。そうしたそういう小諸にとってそういう地域と、また高齢者であり、また社会の一線で経験値を高めた方々が連動して子育てをしていく、そんなまちづくりが小諸の伝統になってきているのではないかなというふうに思います。
高校再編もございます。幼児から高校まで地元にこういうフルセットで一連となるこういう一貫教育的な公教育もベースにしっかりとしたそういう地域の係わり、連携というのが、今後、小諸の目玉というか、そういった面では非常にすばらしい地域だというふうにご認識いただけるように、地域の皆様、また行政、また教育関係者、そんな方々と連携をして、すばらしいこういう教育の目線をベクトルを合わせた地域にしてまいりたいと思います。
○議長(山浦利夫議員)
中村美奈子議員。
○幸笑みらい代表者(中村美奈子議員)
突然にも係らずありがとうございました。
本当に市民にも分かりやすく教育投資、小諸の教育はこうなんだよと言えるような、昔からの倍加教育というのもありますけれども、今時代がだんだん変わってきて多様の時代ではもうありますので、しっかりそこのところを小諸市として示していけるようにお願いしたいと思うんですけれども、本当に子どもたちの目が輝いていたら本当に教育のおかげだなということを考えるんですね。
先月かな、芦原中学校の授業参観を見せていただいたんですけれども、本当に男性たちが元気で、女性の女の子たちはちょっと控え目だったかなというふうに講師の先生もおっしゃっていましたけれども、女性が元気というのはすばらしいということも言っていましたし、男性は優しくて女性が輝くなんていうことを言っていましたけれども。
本当に私も小学校、中学校、高校と振り返ると本当に控え目で手が上げられない子でした。本当に、間違っていたらどうしようとか、人と違ったらどうしようと、ここまで伸ばせない子どもでした。というのは、やっぱり当時の大人たちの常識とか考え方が自分を鎧のように覆っていて、何か自分の言葉を発しちゃいけないんじゃないかなというそういう時代だったのもありますけれども、すごく自分の発言とかそういうことに関して主体性がなかったように思います。
今、本当に主体性をもって子どもたちが活躍できる社会をつくっていこうということで小諸市も取り組んでおられると思いますけれども、市長、子どもたちの主体性に関しましてどのようにお考えですか。
○議長(山浦利夫議員)
市長。
○市長(小泉俊博君)
さっきもちょっと申し上げたんですが、対話と協働の学び、これを小諸市義務教育学校として9年間通して同じ方式でずっとやっていくという中で、これは前も話をこの議会でもしましたけれども、もう江戸の時代から一方通行の授業が日本の授業スタイルであったものを、グループで学習をしていくという新たな形で、インプットだけじゃなくてアウトプットもその中でしていくという、大変子どもたちにとっても親しみやすい、また成果がまた出てくるものというふうに考えて、今、教育委員会のほうで取り組んでいただいております。
先ほども、令和7年度以降また小諸の特色ある教育、人材育成のための予算配分どういうことがあるんだという中に、議員も授業参観していただいた佐藤学先生の公開授業というのもありますし、そういった中で教員をまたそこで教育をして佐藤イズムというか、その仕組みを学んでいただいて、より多くの子どもたちにそれを広めていっていただく、子どもたちはそれを実践していく中で、我々が育った一方通行の授業ではなくてアウトプットも伴ったそういう授業の中でそれぞれの個性を発揮していく、そんな中でこの小諸のまた将来、また日本の未来が開けてくるのかなというふうに思います。
米百俵のお話がありましたけれども、まさしく今小諸市がやろうとしている、これからの教育の50年100年先を見越した教育に着手しているということが、まさしく小諸の米百俵ではないかなというふうに私は思っております。
以上です。
○議長(山浦利夫議員)
中村美奈子議員。
○幸笑みらい代表者(中村美奈子議員)
市長から教育投資に対して心強い、そして力強いお言葉いただきました。
最後になりますが、今回、令和7年度予算が過去最大規模の200億円を超えました。膨らんだ予算案が全て悪いということではなく、今後の小諸市の事業の取捨選択として市政運営の方向性が全ての市民の笑顔や幸せを増やしていかれるのか、会派としてしっかり注視していきたいと思います。よろしいでしょうか、市長。
○議長(山浦利夫議員)
市長。
○市長(小泉俊博君)
お願いいたします。
以上です。
○議長(山浦利夫議員)
中村美奈子議員。
○幸笑みらい代表者(中村美奈子議員)
これで、会派幸笑みらい代表質問を終わります。
○議長(山浦利夫議員)
以上で、幸笑みらい代表、中村美奈子議員の質問を終わります。
お諮りいたします。



