『自治会運営の好循環&若者が関わる駅前のまちづくり』 楚山伸二
R7年6月定例会
1 地域防災力の強化について(パネル使用)
(1) 地域防災体制の強化と自治会運営の好循環を生み出す取組について
① 自治会・区長が抱える悩みや負担感について、市としてどのように把握し、対応しているか
② 各地区の自主防災組織の活動状況や機能強化に向けた方針はどうか
③ 防災士の資格取得を支援するための補助制度の目的及びこれまでの取得人数、今後の活用方針はどうか
④ 自治会単位での備蓄や各家庭の備蓄促進に向けた市の支援策はどうか
⑤ 自治会への加入促進や地域理解を深める取組はどうなっているか2 若者が関わるまちづくりの推進について(パネル使用)
(1) 駅前空間を「学びと社会参画の拠点」にする考えについて
① 駅前空間に、小中学生や高校生が地域の大人と交流し、課題解決やまちづくりに関わるような「学び・対話・実践の場」を設けることはできないか
(2) 駅前空間の再整備と通学動線の効率的な見直しについて
① 小中及び高校の再編による通学環境の変化も見据えて、安全性や利便性・効率性向上の観点からスクールバスの発着場所を駅前に設定するなどし、駅から学校までの通学動線の安全確保を集約的・集中的に進めてはどうか
◇ 楚 山 伸 二 議員
○議長(山浦利夫議員)
初めに、一問一答方式により、6番、楚山伸二議員の質問を許します。
楚山伸二議員。
〔6番 楚山伸二議員 質問席〕
○6番(楚山伸二議員)
おはようございます。6番、楚山伸二です。
地域の防災力を高めるには、行政の備えに加え、自治会や自主防災組織、地域住民の協働といったバランスの取れた取組が不可欠であります。自治会役員の負担感を軽減しつつ、防災、備蓄体制の整備、防災人材の育成等を進め、地域活動を活性化するために小諸市においてもどのように持続可能な形で支援するかが問われています。
次に、まちづくりの観点では、来年度の高校再編により、駅前周辺は学生の姿が多く見受けられるようなイメージが想定され、また、3年度には駅前エリアを通学区として含む小中一貫校の開校が予定されています。このタイミングは、駅前周辺と児童生徒、学生との新たな関係を築く絶好の機会であり、コンパクトシティの理念の下、若者が町なかで係わり、居場所を持てる環境整備が求められていると考えられています。
このような状況を踏まえ、防災とまちづくりの両面から市の現状認識と今後の方針を問うものであります。
件名1、地域防災力の強化について。
要旨(1)地域防災体制の強化と自治会運営の好循環を生み出す取組について。
質問事項①自治会・区長が抱える悩みや負担感について、市としてどのように把握し、対応しているか答弁を願います。
○議長(山浦利夫議員)
市長。
〔市長 小林俊博君 答弁席〕
○市長(小泉俊博君)
お答えをいたします。
まず初めに、各区長をはじめ役員の皆様には、地域課題の解決や、また地域住民の福祉の向上に向けて、日々、ご尽力をいただいておりますことに心から敬意を表しますとともに、深く感謝を申し上げたいと思います。
各区では、役員のなり手不足や高齢化、加入率の低下など、また、地域防災の観点においても、急速な高齢化や核家族化が進行する中において、区の運営に多くの悩みや課題を抱え、それによる負担感も感じていらっしゃると認識をしております。
こうした、区や区長の皆様の課題などにつきましては、市として、区長会総会や役員会、また研修会などの機会を通じて、また日々の区長の皆様との対話を通じて把握に努めております。
特に地域防災につきましては、年度末には、各区で実施してくださった防災に関する取組をご報告いただき、参考となる事例があれば、ほかの区にも紹介をしているほか、区長として地域防災に関するお悩みや市への要望を記載いただく欄を設けて、ご意見などの把握に努めております。
なお、防災に関しては、区長の皆様にはお電話によるご相談のほか、直接危機管理課の窓口へお越しいただき、防災訓練の実施方法や防犯灯の設置、区の防災備蓄などのご相談をされる方も多くいらっしゃいますので、そのような機会も引き続き活用しながら、地域防災の維持と課題解決に向け、よりきめ細やかな取組を進めてまいります。
以上です。
○議長(山浦利夫議員)
楚山伸二議員。
○6番(楚山伸二議員)
それでは、再質問をお願いしたいと思います。
防災に関しては後ほど進めたいと思いますけれども、自治会の負担のひとつとして、私も苦の役員をやっている中で、文書の配布物、これが多いなというふうに感じております。今は地域の集まりなどでスマホアプリにありますLINEグループ、こういったものが皆さん、活用が進んでいるかと思います。私の隣組は11世帯で、私の隣組が所属しておりますけれども、共働きが多いので、回覧が1回りするのに1週間から10日かかってしまうということで、私の班では5年前から区の防災訓練の安否確認などにLINEグループを使ってすぐに確認をしているというようなことで活用しております。
ここで、先ほどの文書配布物の関係ですけれども、市内で共通にある、共通に配られる文書配布物の案内を市のホームページなどに掲載していただければ、いつでも誰でも閲覧できて、LINEグループなどでもお知らせが簡単になるんじゃないかなということで、行政のほう、それから区民の皆さん、区の役員共に楽になる面があるんじゃないかなと思うんですけれども、それについて今後の方針等ありましたらお答えいただきたいと思います。
○議長(山浦利夫議員)
総務課長。
○総務課長(春原信行君)
ありがとうございます。現在、文書配布につきましては、月に2回お届けをしております。その文書配布の中身としましては、各世帯へ配布するものと回覧で回すものとということでございますが、今現在、市のホームページにはどういった文書を回したという件名については、既にホームページのほうには掲載をさせていただいております。
議員ご提案いただきました文書そのものをホームページに掲載するということにつきましては、今現在も各団体のホームページでもう掲載しているものもございますし、また今後、一方それをインターネットにそれを掲載していくということになりますので、各団体とも少し確認をしながら、少し調整をしなければならないかなというふうに考えております。今後、そういったことも必要になりますので、検討してまいりたいというふうに思っております。
以上です。
○議長(山浦利夫議員)
楚山伸二議員。
○6番(楚山伸二議員)
ありがとうございます。各団体ごとにホームページも出ているということで、それぞれうまく市のほうでまとめていただければなと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。
それでは、質問事項の②に入りたいと思います。
各地区の自主防災組織の活動状況や機能強化に向けた方針はどうかお伺いいたします。
○議長(山浦利夫議員)
市長。
○市長(小泉俊博君)
お答えをいたします。
初めに、現在の自主防災組織設置状況でありますけれども、68区中64区で設置がされておりまして、各地域で防災に関する活動が行われております。活動状況としましては、先ほどの答弁でも申し上げたとおり、各区で実施した防災活動について年度ごとにご報告をいただいておりまして、それによりますと、区民を対象とした避難訓練が最も多く、次いで避難所の開設訓練、住民の安否確認訓練、消火器及び消火栓の取扱訓練、AED操作訓練、地域支え合いマップの更新などが行われております。
一方、防災に関する取組を実施していない区もございますが、その理由としましては、自主防災組織の構成メンバーが短期間で交代することから、計画的な活動が行えないこと、またノウハウの蓄積ができなどが挙げられております。
活動ができなかった区に対しましては、区の状況に応じて取組が可能な事例や、実施方法をお伝えするといった支援を行うほか、自主防災組織の未設置区につきましては、早期の設置に向け、引き続きの支援を行ってまいります。
以上です。
○議長(山浦利夫議員)
楚山伸二議員。
○6番(楚山伸二議員)
私は、今年の4月から地元の区長になってみて、一番心配なことは、災害発生時に自主防災組織というのがうまく機能させることができるのかなという部分が非常に心配な点であります。基本的には、ふだんから区民の一人一人としっかりと顔を合わせてコミュニケーションをしていくということが全てにおいて大事なことなんだろうなというふうには思っております。
これから区内のいろんな行事に併せて防災訓練も同時にやっていきたいなというふうに思っております。そのときに、具体的にどのように取組をしていけば区民の意識、それから自主防災組織の機能を高めることができるのかなというようなことを一自治会役員として模索して、実践をしていきたいと。また、危機管理課のほうにもいろいろご相談しながら進めていきたいなというふうに思います。
質問事項③に移ります。防災士の資格取得を支援するための補助制度の目的及びこれまでの取得人数、それから今後の活用方針はどうかお伺いいたします。
○議長(山浦利夫議員)
市長。
○市長(小泉俊博君)
初めに、防災士の皆様には、日頃より本市及び各地域で防災知識を生かした活動を行っていただいておりますこと、感謝を申し上げたいと思います。最近では、自主防災組織の一員として積極的に活動されている地域もありまして、防災士を活用した地域防災の活性化に、大きな期待をしているところでございます。
さて、区及び自主防災組織における防災活動の中心的な役割を担います者を確保を目的に、本市では平成18年度より防災士の資格取得に必要な経費への支援を開始しておりまして、養成研修の受講に係る経費及び防災士の認証登録に係る経費の実費を補助しております。
本制度を利用しまして、これまで154名もの方が、防災士の資格を取得されています。
防災士の皆様は、防災に関する専門知識を有するとともに、短期間で交代することが多い区の役員と比べ、比較的長い期間の活動が期待できることから、自主防災組織の中心的役割を担っていただけますよう、区長の皆様へ、地域の防災士名簿を配布する準備を進めておるところでございます。消防団と同様、地域の事情や地理に精通する防災士が、地域防災力の要として力を発揮いただける場の創出に向けて、引き続き補助制度の活用を進めてまいります。
以上です。
○議長(山浦利夫議員)
楚山伸二議員。
○6番(楚山伸二議員)
私も含めまして、この補助制度によりまして資格を取らせていただきましたけれども、そういった資格を取得された方々というのは、防災に関しまして地域で積極的に係わりたいという気持ちが強いのではないかなというふうに感じておりますけれども、なかなか資格を取得した後、活躍の場が少ないと、せっかくの意欲ですとかスキルの維持といったこともちょっと不安になってくるなということも感じております。
そこで、防災士が学校ですとか、あるいは地域、あるいは企業等へ行って、出前講座のような形で地域防災について役割を担っていくようなそんなような事例をしている地域といいますか、もあるようなんですけれども、小諸市においてもそういった防災士の皆さんを地域で活用していくといったような検討についてはいかがでしょうか。
○議長(山浦利夫議員)
危機管理課長。
○危機管理課長(田村 匡君)
ありがとうございます。「学びのまちこもろ・出前講座」、小諸市で実施をしてございますけれども、危機管理課においては、防災及び防犯の講座を担当をしております。
昨年度の実績でございますが、計8回、延べ300名ほどの皆様にご受講をいただいております。講師については、危機管理課の防犯・防災専門員ですとか、危機管理課の職員が務めており、ご希望の内容に沿って柔軟に対応をさせていただいているところでございます。
ただいまご質問にございました出前講座について、防災士が講師を務めることにつきましては、防災の専門知識を有する点からも大変有効であると考えております。
また、防災の皆様に講師をお務めていただくことによりまして、防災士の皆様にはやりがいを感じていただけるほか、日々進化していく災害対策のスキルアップも併せて図られるものと思っております。
近隣の自治体におきましても、住民向け講座の講師を防災士が務めているというような例もございますし、また防災士の活躍の場が増えることによりまして、新たに防災士を目指す方が増えていくことも考えられますので、実施については検討してまいりたいと思っております。
ただ、1つ補足といたしまして情報なんですが、今月の28日なんですが、一ツ谷区の防災士会の皆様が主催をされまして、区が主体となった避難所の開設運営訓練というものも実施することとされております。非常に防災士の中でも先駆的な取組をされている防災士会かと思いますので、ぜひ議員の皆様方でもご出席をいただいて、一ツ谷区の取組なんかもご覧いただければよろしいかなと思います。また、申込みのほう危機管理課のほうで受け付けておりますので、お声がけいただければと思います。
以上です。
○議長(山浦利夫議員)
楚山伸二議員。
○6番(楚山伸二議員)
ありがとうございます。本当に防災士の皆さん、私の知っている中でも非常にやる気がある方が多いので、そういった出前講座も含めまして、ぜひやりがい、スキルアップに向けてぜひ進めていただきたいなというふうに思います。
それでは、質問事項④に入ります。自治会単位での備蓄や各家庭の備蓄促進に向けた市の支援策はどうかお伺いいたします。
○議長(山浦利夫議員)
市長。
○市長(小泉俊博君)
お答えをいたします。
初めに、自治会単位での備蓄促進に向けました支援としましては、区を対象とする「安全で安心なまちづくり補助金」の活用をご案内しております。本補助金は、地域において防犯・防災を確保するための取組に対して幅広く活用していただけるものとしまして、補助率2分の1以内、補助限度額10万円とし、公民館や集会所などを避難所として使用する際の備品であったり、区で準備する災害備蓄品の購入費用も対象としております。
これまでの実績としましては、AEDの購入、地域への防犯カメラの設置、防災テントや負傷者を搬送する担架の購入、防災備蓄用倉庫の整備などが行われたところでございます。
なお、この3月には区長の皆様に、制度のご案内をお送りさせていただいたところですので、今後も計画的にご活用いただければというふうに思います。
続いて、家庭における備蓄促進への支援でありますが「学びのまち・こもろ出前講座」を通じて、ご家庭で用意する備蓄品や備蓄の方法、災害時に役立つ裏技などをお伝えしているほか、生活情報や行政情報を記載した「小諸市防災と暮らしのガイドブック」にも、家庭備蓄品のほか、ローリングストックによる備蓄方法、防災情報を入手する方法、避難所一覧、ハザードマップなどを掲載しております。
なそ、この「防災と暮らしのガイドブック」は、改訂版を本年4月に全戸配布いたしましたので、ご活用いただきたいと思います。
以上です。
○議長(山浦利夫議員)
楚山伸二議員。
○6番(楚山伸二議員)
今、答弁の中で区に対しては災害備蓄品というものに対して補助があるということで、その災害備蓄品の中には、食料品などの備蓄品も対象として含まれているのかどうか、ちょっとお聞きしたいと思います。
○議長(山浦利夫議員)
危機管理課長。
○危機管理課長(田村 匡君)
お答えいたします。
ただいま申し上げた補助金を利用しての区による災害の備蓄品の購入、これも当然対象となっております。お使いいただければと思います。
以上です。
○議長(山浦利夫議員)
楚山伸二議員。
○6番(楚山伸二議員)
自治会単位での食料備蓄に関しては、まだそれほど、どれほど進んでいるのかなという、私も全体を把握しておりませんけれども、今、市長の答弁の中で各家庭においては食料品の期限切れ対応について、ローリングストックという紹介がありましたけれども、私、これからは各自治会においてもそういった食料品も含めて備蓄を行って、その賞味期限切れということが課題になるかと思いますが、そういったものについては区のイベントなどで期限切れ間近なものについて、ローリングストックというような説明をしながら、模範演技といいますか、実演をしまして、各家庭への理解、普及を進めていけばどうかなと思うんですが、それについてはいかがでしょうか。
○議長(山浦利夫議員)
危機管理課長。
○危機管理課長(田村 匡君)
お答えいたします。
防災備蓄、特に食料については、もう本当にいろんな種類が出てございます。品物ごとに長短もございますが、食料の場合は大体使用期限が5年から7年間、飲料水につきましては10年のものを基本として、本市においては物品を選択しているところでございます。
使用期限が近づいた物資につきましては、防災教育といった観点から、市内小中学校へ提供させていただいて、児童生徒の皆さんに消費をいただく取組ですとか、出前講座あるいは防災のイベント等で試食ですとか配布を行いまして、防災への関心を高めていただくツールとして有効活用をしているところでございます。
区における備蓄品の活用につきましては、市と同じく使用期限が近くなったものをどうするかということで対応することもございますけれども、防災訓練等の炊き出しで活用されている区もあるということもお聞きしておりますが、防災の行事に限らず区のお祭り、あるいはイベント等で試食や配布を行うことによって、防災への関心をお持ちいただけると同時に、区の行事へ参加いただくための呼び水にもなるのではないかと考えているところでございます。
ぜひ身近な場面で実践され、成功事例や課題等を明らかにしていただき、市の全域での取組につながっていくことを期待するところでございます。
以上です。
○議長(山浦利夫議員)
楚山伸二議員。
○6番(楚山伸二議員)
ありがとうございます。また、区のほうでもそういった形で進めていければ、普及に弾みが付くのかなというふうに思いますので、お力添えをいただければと思います。
それでは、質問事項の⑤に移ります。自治会への加入促進や地域理解を深める取組はどうなっているかご答弁お願いします。
○議長(山浦利夫議員)
市長。
○市長(小泉俊博君)
小諸市では自治基本条例を制定しまして、住民が主体となり、よりよいまちづくりを進めておりますが、現在、小諸市における区への加入率でありますけれども、令和7年4月現在81.5%となっておりまして、これは令和元年4月の85%に比較しましても、年々減少傾向にあります。
このため、各区においては、転入されて来た方へ、区への加入を勧める働きかけを行っていただいております。
また、市としましても、転入手続で市役所を訪れた、来庁された際に、区への加入を勧めるチラシをお渡しするとともに、手続の待ち時間を利用して、区の役割や重要性などをお伝えしております。さらに、その場で、区への加入にご理解をいただけた方に関しましては、市民課へ設置してある区への加入ポスト、これに加入申込書を投函していただきまして、それを基に後日総務課から該当する区長へご連絡を差し上げ、各区から転入された方へご連絡をしていただく取組も実施しておるところでございます。
以上です。
○議長(山浦利夫議員)
楚山伸二議員。
○6番(楚山伸二議員)
小諸市自治基本条例では、地域社会を協働でつくろうという趣旨の下、区に加入することを呼びかけをしておりますけれども、今回は防災力という観点から自治会運営の好循環を生み出す取組について、行政側と共通認識を得て、自治会加入率の向上に少しでも役立てばよいなと考えております。
これまでの質問、答弁を踏まえてちょっとパネルをご覧いただきたいと思います。
自治会運営の好循環を生み出す取組パッケージということで、私のアイデアでございます。今まで質問した答弁を含めちょっと事前に作っておりますけれども、Aとして、防災士の資格者を増やし、自主防災組織、避難所開設訓練等の中核的な役割を担っていただくと、それからBとして、防災訓練などを自治会あるいは公民館等のイベントと組み合わせ、自主防災組織の実動的な訓練を行っていくと、Cとして、自治会において予算内の可能な範囲で定期的に最低限の食料等の備蓄を進め、賞味期限更新の際はローリングストック方式で、自治会公民館のイベント時に参加者、区民の皆さんに配布をしていくということです。
ちょっとここのDの部分は、この今まで答弁、質問で触れていないので再質問したいなと思いますが、これもし万が一、近隣の区ですとか、あるいは市内外で災害が発生したとき、各自治会の備蓄品を行政、小諸市を通じて融通、提供するようなそういった覚書が結べないかなと考えております。基本的には何事もないという状態の中ではローリングストックで食料品については区民に配っていくんですが、もし万が一という場合に、自分たちで備蓄しているものを行政を通じて提供していくということができないかなと考えております。
Eについては、この区費を皆さん、払っていただいて、自治会に加入していただいているわけですけれども、この自治会に加入するEについて、未加入の皆さんにしっかり伝えていくには、お互いに顔が見えて声をかけ合い、助け合うということなんですよということでしっかりとPRして、地域の防災力、防犯力を高めることにつながるんじゃないかなという、こういった防災関連の取組なんですが、特にこのDに関して、こういった覚書については、市のほうのお考えとすればいかがでしょうか。
○議長(山浦利夫議員)
総務部長。
○総務部長(栁澤 学君)
ご提案ありがとうございます。
Dの関係なんですけれども、まず今の状況で行政主導というのはちょっとどうかなというふうには考えております。あと、歴史的にも近い関係があって日頃から交流のある例えば区長会の10地区ですね、そんな中で検討していっていただければどうかなというふうに考えております。考え方とすれば、非常にいい取組かなというふうに思いますので、やり方とすればそんな形でやっていったらどうかなというふうに考えております。
この辺もまたいい事例が、ひとつモデル的に起これば、また区長会等で紹介して、だんだんと広がりを広げていきたいなというふうに考えておりますのでよろしくお願いいたします。
○議長(山浦利夫議員)
楚山伸二議員。
○6番(楚山伸二議員)
ありがとうございます。行政としてはまだちょっとそういったケース、今までないということで区長会を通じてそういった中で検討してはどうかというご答弁です。私もそういった区長会の中で徐々にそういった話題を出しながら進めていければなというふうに思います。
それでは、件名に2に入りたいと思います。若者が関わるまちづくりの推進について。
駅前空間というのは、その町の顔であります。最近は、週末ごとに駅前を親子連れで行き交う姿なども多々見られております。来年度には小諸義塾高校の開校によりまして、小諸駅前からの通学者が増加する可能性があると思います。こうした変化は、駅前エリアを単なる通過点ではなく、学びや地域交流の拠点とする大きなチャンスでもあると考えます。若者の社会参画の促進といった小諸市の課題を同時に解決していくためには、子どもや若者が日常的に集い、意見を出し合える場が求められております。
駅前空間を未来の主役たちが係わるまちづくりの拠点として再定義することが必要ではないかと考えております。
要旨(1)駅前空間を「学びと社会参画の拠点」にする考えについて。
質問事項①駅前空間に、小中学生や高校生が地域の大人と交流し、課題解決やまちづくりに係わるような「学び・対話・実践の場」を設けることはできないか、ご答弁お願いします。
○議長(山浦利夫議員)
市長。
○市長(小泉俊博君)
お答えをいたします。
現在、駅前広場におきましては、安全な歩行空間の確保、また安全な車両通行、待ち合わせや憩いの場所の確保といった改善を進めまして、将来の再整備に向けた社会実験を行っておるところでございます。また、駅周辺では、令和3年に供用を開始しましたまちタネ広場や停車場ガーデンなどの大手門公園一帯で、毎週のようにイベントが開催され、大変多くの人で賑わっておりまして、駅周辺での交流の場づくりがなされておるところでございます。
こうしたイベントの中には、子どもを中心に家族連れを対象としたものであったり、また高校生が主体的に企画・運営を行うものなどもあり、様々な世代の交流が生まれているほか、市民のみならず、市外からの参加者や移住者を引きつける仕掛けにもなっております。具体的には、先月24日にまちタネ広場におきまして、来年度、小諸義塾高校としてスタートする小諸高校、小諸商業高校の両校の生徒が主体的に企画した「だれでも!小諸の文化祭」が開催され、高校生が駅前から呼び込みを行いながら、幅広い年代の方々と交流をする姿が見られました。
そのほか、令和3年に整備しました複合型中心拠点誘導施設「こもテラス」に設けた1階の「コモールひろば」は、子どもからお年寄りまで気軽に立ち寄れる多世代交流スペースと位置付けとしておりまして、日中は、予約制相乗りタクシー「こもろ愛のりくん」を利用するお年寄りや小さなお子様を連れた方の憩いの場として利用されております。また、夕方以降は、学生の方々を中心に学習や交流の場として大変多くの方に利用されているところであります。そのほか、市立小諸図書館や市民交流センターにおいても、子どもから大人まで多様な人たちが様々な目的で過ごすことができる機能が備わっておりまして、多世代の交流の場となっております。
さらに、大手門公園に隣接し、今年開業予定となっております旧竹内木材を活用したカフェには、様々な方が交流できるスペースが設けられる計画であるということをお聞きしております。
このように、ここ数年で駅周辺の中心市街地では、主体が官民問わず、交流の場が次々と生まれにぎわいが創出されており、市街地を中心とした出店の多さとともに本市のまちづくりが評価をされているところでございます。
以上です。
○議長(山浦利夫議員)
楚山伸二議員。
○6番(楚山伸二議員)
本当に駅前周辺にいろいろ官民合わせていろんな集客、人が集まったり、楽しんだりというところが非常に大きく見受けらえてきているなというふうには感じております。
そこで、再質問ですけれども、これはまちづくりという観点で産業振興部長のほうにちょっとお聞きしたいと思います。「母になるなら」というフレーズでおなじみの千葉県流山市では、駅舎のビルの中に送迎保育ステーションといったものが開設をされていまして、通勤に向かうお父さん、お母さんが小さなお子さんの手をつないで駅前に来て、その送迎保育ステーションに預けにいくといった姿が流山の駅前では見られます。この4月に、ちょっと我々の会派で行った際に、そういった風景も見てきたんですけれども、この駅前に立ってみると、その町の活力ですとか、あるいは未来に向けた歩みというのを本当に実感することができました。
これで、具体的には来年春開校の小諸義塾高校ですとか、あるいは駅前空間を、駅前を通学路に含む芦原中学校区の小中学校の統合というのがありますけれども、これを機会にしっかりチャンスとして捉えて、駅前の空き店舗などを活用した学生主体のイベントですとか、あるいは学生自身が運営するショップの設置といった地域プロジェクト、そういったものをしっかり設けて、若者が当事者としてまちづくりに係われるような仕掛けづくり、駅前空間を舞台に若者の実践の場を創出するような構想、政策への位置付けというのは市として持てないかどうか、その辺について産業振興部長、ご答弁いただけたらと思います。
○議長(山浦利夫議員)
産業振興部長。
○産業振興部長(金井圭二君)
大変難しいご質問かなというふうに受け止めておりますけれども、まず千葉県の流山市の例は、私どももまちづくりの事例として参考にさせていただくことはありますし、方々から流山市の事例をご紹介いただくということもありますが、前提として流山市の事例は、つくばエクスプレスという大動脈が通ったという形がひとつのきっかけとなってああいったまちづくりができているという部分としては、小諸市としては少し違う、小諸市は少しそこからは違うポジションにいて、まちづくりが目指されているというふうに認識をしておりますので、参考にはしつつも同じような形には少しならないのかなというふうには思っています。
子どもたちが自主的に課題解決に向かったりする空間を空き店舗を活用しながらやるというご提案については、非常に小諸市のまちづくりとしてこれから目指す姿を子どもたちに描いてもらうというのは、非常に有用だというふうに考えておりますので、先ほど来、市長答弁にもありましたけれども、こもテラスにはコモール広場という公共空間、それから図書館やそういった交流センターの関係もあります。民間でも竹内木材のところでそういった空間を検討していただいているということもありますので、子どもたちがそういったところに自主的に集まって、そこの集まりができた中でどういった取組をしていくかというソフト面で、行政だけでなくて商工会議所ですとか、各種団体の皆さんとも知恵を出し合いながら、子どもたちの意思も尊重しながら、何かこういう取組ができればいいのかなというふうに今の質問をお聞きしていて感じたところです。
ですから、産業振興部としましては、商工会議所等の団体や関係する事業者の皆さんとそういったことができないですかねというような相談をするということはできますので、子どもたちが集まる下地をまず民間なり公共がつくった上でどういうふうにしていくのかということが整えば、そういったところに進めていけるのかなというふうに考えております。
○議長(山浦利夫議員)
楚山伸二議員。
○6番(楚山伸二議員)
行政が何でも先頭に立ってということではなくて、やっぱり今もう民間が本当に主体的に考えながらやっていますので、そういった動きを、流れを支えながらといいますか、そういった目に見える形になっていければいいのかなというふうにも思います。
それで、これまでイベントなど、いろいろな毎週毎週ということで継続的ではありますけれども、イベントというのは悪く言えばといいますか、やっぱり一過性といいますか、そういったこともあります。これからはやはり日常的ににぎわいの拠点となる駅前空間を創出していかなくちゃいけないという中で、しっかりそれを誘導していく仕掛け、仕掛けていく、あるいはそういった場づくりをしていくということが大事だなと思いますけれども、そうした観点から要旨の(2)としまして、駅前空間の再整備と通学動線の効率的な見直しについてお聞きしていきたいと思います。
質問事項①小中及び高校再編による通学環境の変化も見据えて、安全性や利便性・効率性向上の観点からスクールバスの発着場所を駅前に設定するなどし、駅から学校までの通学動線の安全確保を集約的・集中的に進めてはどうかという質問でございますが、ちょっとイメージが湧かないこともあるかと思いますので、まずちょっとイメージのパネルでご覧いただいてから答弁をお願いしたいと思います。
こちらがその駅から学校までの通学動線の安全確保、集約的・集中的に進めてはどうかということで、駅をスクールバスの発着場所にしたらどうかという、そういったイメージ図でございます。
ここに小諸駅がありまして、それぞれ水明小学校区のエリアからスクールバスで駅に来ると。坂の上通学区のエリアからも駅に行くと。水明小学校区のエリアからも駅に行くと。みんな駅に集まるわけです。
それぞれ下のほうに書いてありますが、芦原中学校へは駅から約1.1キロ、小諸商業高校、小諸義塾となりますが、こちらは駅から約800メーターですね、0.8キロ。ここはしっかり歩くということで、スクールバスで芦原中学校のところに直接行くんじゃなくて駅に行くということでございます。これについてご答弁いただきたいと思います。
○議長(山浦利夫議員)
市長。
○市長(小泉俊博君)
今回の芦原中学校区におけます小中学校の再編に伴いますスクールバスの運行計画につきましては、本年5月に設置されました小諸市小中学校統合準備委員会の中のワーキンググループのひとつとしまして通学路部会において検討してまいります。ご案内のとおり、この組織は、統合対象校の保護者・教職員・地域住民の代表などで構成され、市役所の関連部署が事務局となって運営をしてまいります。
議員ご提案のスクールバスの発着場所につきましても、今後、このワーキンググループにおける議論を中心に検討を進めてまいります。ただし、緊急時対応やバス運行の動線・効率性、利用児童の安全面などを考慮しますと、発着場所は学校敷地内とすべきであるかなというふうに考えております。なかなか駅前の設定というのは、今申し上げたとおり、動線・効率性、児童の安全面を考えますと困難であるというふうに現在考えております。
以上です。
○議長(山浦利夫議員)
楚山伸二議員。
○6番(楚山伸二議員)
芦原中学校は、現在、全校生徒が357人だそうですね。現在でも朝夕の送迎時は学校周辺が大変混雑していると。現在357人で、状態で大変混雑しているという状況であります。そこに坂の上小学校、水明小学校、千曲小学校、現在615人いるそうですけれども、約600人ぐらいになるんでしょうかね、前後が加わる。そうすると児童生徒数というのは、今の3倍になるわけですね。そういったことを考えると、とてもその学校周辺というのは道幅を3倍にするのか、あるいはロータリーを今の3倍にするのか、それにしても追いつかない可能性があるなと。芦原中学校をさらに中心に360度安全な通学路を整備する費用ですとか、あるいは低学年であれば、なおさら送迎ニーズというのが高まりますけれども、そういったことを考えると、学校敷地内に必要十分な送迎車両のスペース確保というのも難しいのではないかなと思います。
今、市長のほうから緊急時に学校から緊急時は、例えば熊が出たとか、いろいろよく報道がありますけれども、そういった場合には学校から直接親元に生徒さんを引き渡すという場面があります。そういった場面というのは、緊急時ですから当然そうしていただかなければいけないわけですが、私が提案しているのは、ふだんどうするかと。ふだん子どもたちにどうやって通学してもらうのがいいのか、スクールバスで直接行くほうが、それは誰でもいいですよね。私が生徒だったら、ぜひそうしてほしい。一歩でも歩きたくないと。お店じゃないですけれども、横づけしてもらったほうが、それは楽ですけれども、子どもたちのためにどうしていくのがいいのか。あるいは、私、今回は駅前のまちづくりという観点からそういう通学をすることも、あるいは町を活性化することも含めて、そういう一緒にいろいろ考える機会じゃないかなというふうに考えてご提案をさせていただいております。
いや、先ほどのパネル、ちょっと続きがありますのでご説明させていただきたいと思います。
こういった小諸通学スタイルというスクールバスで駅まで来て、そこからは歩くと、あるいは学校から駅前まで来て、そこからスクールバスに乗って帰るということですけれども、こちら小諸通学スタイルの概要ということでちょっと説明になります。
1つ目、学校へは直接スクールバスで乗り入れない。これは学校周辺の送迎混雑の緩和に役立つかなと。
2番目に、発着場所は、各学区エリアから小諸駅とすると。これは駅前の学生のにぎわいをつくり出す効果があります。
3番目は、スクールバスには、小学校、中学校、高校生が相乗りできるようにすると。それ以外に通学、通勤に使う方が乗ってもいいんじゃないかなと思います。これは小中高の交流になります。
それから、小諸駅からは徒歩通学をしていただくんだと。これは始業前であったり、あるいは放課後の空き時間というのは駅前で過ごしていただきたいということです。
これ提案の理由ですけれども、駅前空間、中心市街地の再整備、活性化のためです。これは駅前にしっかりと思い出を残して、居場所をしっかりつくっていくんだということにつながります。
統合小学校の学校バス用ロータリーは、この整備費を抑制する。その代わりに、そういったロータリーは緊急時の児童生徒の送迎者向けに整備すると。
Cとして、小諸駅から統合小学校への通学路の一本化整備に集中できるということです。駅から芦原中学校のあの梅林道路、周辺をしっかり、1本しっかり整備すれば、みんなより安心が広がるんじゃないかということですね。短期的に整備することも可能だと思います。
こういったものが実現すると、朝夕、小諸の駅前に若者の行き交う姿、まちづくりに参画する姿が日常化して、小諸の街の顔として駅前空間の整備が進んで、若々しい駅前の空間がばえるというか、そういう状況をつくり出せるんじゃないかと。流山市のように、若い人たちが行き交う場面が映し出せるんじゃないかと思います。毎日徒歩通学することで、子どもたちの体力づくりや通学路での思い出づくりなどの効果が高まるというふうに思います。
この若者が係わるまちづくりについて、市長、それから教育長、それぞれのお考えをお聞かせいただければと思います。
○議長(山浦利夫議員)
市長。
○市長(小泉俊博君)
お答えします。
全て駄目ということではないんですけれども、私は基本的には子どもたちの通学に関しては基本歩くこと。ただ、一定の範囲内の子どもたちが対象でありますけれども、それ以外の子どもたちに関してはスクールバス、大変有効だというふうに思っています。
ただ、この駅前のにぎわいを創出するために、子どもたち、特に小学生がこの小諸駅前に毎日そういう形で集まることが本当にいいのかなというのは、ちょっと心配になる面もありますし、先ほど議員が出された芦原中学校周辺が送迎者で渋滞になるということも、解消するためにスクールバスを出すという、それもあります。今現在、芦原中学校、360名の子どもたち、送迎されているのは実際にはないんですよね、はい。ですから、通学の距離が長い子たちが、多分集中して送迎をしてもらっているという実態なのかなというふうに思います。
そういう意味では、今回スクールバス、こういう送迎に関してはみんな集団で運んでいただく、そういうことも通学路部会のほうで今後検討していただけるということでありますので、あえて小諸駅に連れていく必要性が本当にあるのかなという部分では、せっかくの議員提案ではありますけれども、私は個人的にはどうかなというふうに思っているところです。
渋滞緩和も先ほど申し上げたとおり、スクールバスの運行によってある程度解消されるということが想定される中でのスクールバスの運行ということでありますので、その点もご理解いただければというふうに思います。
以上です。
○議長(山浦利夫議員)
教育長。
○教育長(山下千鶴子君)
今、市長が申したことが私の思いと同じであります。とにかく登下校の安全安心というのは、保護者もそうですし、私たち教育関係に係わっている者も全てが非常に大事なことと理解しています。そのためにワーキンググループでもひとつの通学路部会というものが立ち上がって、これから2年半近くかけて整備していくわけです。体力づくり、これもいつからですかね、保護者がかなり送迎するというような状況が生まれています。それは家庭の事情もあるでしょう。それから安全という面でいろいろな危険なことも登下校の中であるということも含めて、各家庭で考えられていることかなと思っています。
ですので、その点では体力づくりは学校で行っていかなきゃいけないんだなということで、教育課程の中でも体力をどういうふうに維持していくかということも考えていかなければと、教育部会にまたそれは依頼して、お願いしていく方向かと思います。
以上です。
○議長(山浦利夫議員)
楚山伸二議員。
○6番(楚山伸二議員)
実際、開校までにはまだ時間もありますし、当然開校した後からでもやっぱりスクールバスとかで運用してみて、これはいいなとか、あるいはちょっとまずいなとか、いろんな状況が出てくると思いますので、やっぱりその状況に応じてで、あまりに過保護にし過ぎるというのもいけないという声も実はPTAの皆さん方からもお話を聞いております。学校にばかり責任転嫁するのではなくて、親もしっかり責任を持って子育てをしなくちゃいけないと、そういったものをぜひ、我々考えている、進めている子ども条例とか、そういった中にしっかり親のやっぱり自分の子どもですからね、地域で育てるということもありますし、学校が育てるということもありますけれども、しっかり子どもが将来ですね、しっかり歩きながら風景を見て、あるいはちょっと道草といいますか、寄り道して危険な目にちょっと遭うようなこともとても逆にいい経験だったり、そういったこともやはり大人になれば分かるかと思います。そういう環境を我々つくっていかなくちゃいけないと。シャケは生まれ育った川に戻るといいます。我々は子どもたちがふるさとの川に戻ってくるための環境づくりをしなくちゃいけないと思います。
我々が駅前空間を未来の主役たちが係わるまちづくりの拠点として再定義をすることで、駅前空間を舞台に若者の実践の場を創出するような構想や政策へ位置付けをすることで、もしかしたら学生たちが駅前に自らまちづくり会社をつくるかもしれない。そして、毎年卒業する後輩たちを雇用するような受皿になってくれるかもしれない。小諸の未来は彼らの手にかかっています。町のにぎわいや新しい価値の創造というのは、若い人たちが圧倒的につくっていきます。
私、25年前ですね、21世紀になる直前にまち中がキャンパスというそういう駅前の風景を思ってちょっと描いたりしたことがあるんですけれども、これ本当に小諸義塾ですとか小中一貫校、そういった形になって子どもたちが町の中を歩き回るような、あるいは観光客の皆さんも若々しい町だなと思って訪れる人がたくさん来るような状況が何か近づいてきているなというふうに感じております。
また、こういった学校の再編を機に、やはりぜひまちづくりという観点で、ぜひ皆さんの知恵を集約していきたいなと思っております。
以上で質問を終わります。
○議長(山浦利夫議員)
以上で6番、楚山伸二議員の質問を終わります。

